天使の歌声~Antony & The Johnsons
MTVで見かけて以来、激ハマりしてる曲Antony & The Johnsons “Epilepsy is Dancing”クリップも、ものすごくいい。すごい。(動画は以下から ↓ 別窓開きます ↓)http://www.youtube.com/watch?v=-leFj7DWn1Y仮面舞踏会×牧神の午後的な?なにこれ?すごく静謐で、曲と合ってて超キレイ。ちなみにこの曲がおさめられたアルバム「The Crying Light」のジャケット写真は、舞踏家・大野一雄氏のポートレイトです。やはり、このバンドの土台には前衛舞踏があるのねぇ。Vo.のアントニー・ヘガティは、両性具有という話だけど、本当ですかね?(間違ってたらごめんなさい。)さすがというほどの、すさまじく中性的な美しい声。ルー・リードをして「彼の歌を聴いた時、私は自分が天使の前にいるのだと分かった」と言わしめた声。悲しいような、優しいような、強いような、儚いような・・・高音域というわけではないのに、なぜかとっさにカストラートを思い浮かべてしまうのは、やはり性の越境者たるゆえんでしょうか。その神秘的な声を聴くだけで、ぐっと泣けてしまう。ちなみに、曲名の“Epilepsy is Dancing”の意味を辞書で調べて、なるほどなぁ・・・と。PVの頭と終わりのシーンにも納得。日本語で活字にすると、筒井康隆断筆のゆえんとなりまふね。とにかくおすすめ!!Antony & The Johnsons “The Crying Light”