ツイン・バイオリンの夢。
久々のエレクトリックバイオリン。私の大好きな勝井さんの音と数年前から一緒にやりはじめた定村さんとのツインバイオリン、めちゃくちゃ楽しみにしてました。定村さんがNY在住なんで来日してくれないとこのライブは成立しないわけで。初めて参加。新ピに行くのも超久々。日曜の夜の新宿二丁目のはしっこは静かだったなぁ。1ST SETの途中から少しずつアツく、集中力が増して、今日も遠いどこかへ、時空間を超えたどこかへ飛ばしてもらった。なんていうか、定村さんの音は勝井さんとけっこう違う。勝井さんがサラサラとした感じなら、定村さんは選ぶ音も含めて濃いぃペタペタっとした感じ。それが2NDになったらタイミングを計ったかのように、交互に音を出し合うようになり、それが絶妙でビックリした。なんですかね、あれ。勝井さんがエレクトリックバイオリンやってる人の中では音の出し方とか存在の仕方の立ち位置が非常に似ている人と定村さんのことを言っていて、ジャズ畑の人らしいのだけど(エディ・パルミエリとかで弾いてるそうな)この偶然の出会いにこのデュオは続けていってもらいたいな~とすごく思った。それにこの二人だけじゃなくて、他の二人、芳垣さんと益子さんがこれまた絶妙。特に芳垣さんは次第に暴れ始め(笑)後半はかなり彼が仕切っていたようなとこがあった。「うおりゃー、ここで一旦区切るぞーーーー!はいっ、次!」みたいな声が芳垣さんのスネアから聞こえてきそうだった^^;そしてかなり縁の下の力持ち的存在だった益子さん。この人の音の選び方ってほんとびっくりしちゃう。すごく気持ちがいいんだ~ROVOの時みたいに派手でもないんだけど、上に乗るバイオリンの流れがするする行くように作られてる。いったいどうなってるんだろう?????ほんとセッションて不思議。おまけに芳垣さんと益子さんは今回定村さんと「ハジメマシテ」だそうだ。本当になんであんなすごいセッションを作り上げられるんだろう。ただひたすらその音世界からトリップさせてもらった約二時間。久々だった。こんなにドップリこういう世界にハマる時間が持てたのは。アンコール前に汗だくになってタオルで顔を拭いている勝井さんを見ながら今日もありがとう(拝)と思ったのでした。メンバー:定村史朗,勝井祐二(Electric Vn)芳垣安洋(Ds,Per)益子 樹(Syn,Effect)