出産 その3
その3でございます。これで終わるかなぁ…。ここで普通は胎盤を出したり、会陰切開した部分を縫ったりしてお産終了になるはずだった。しかし、よくわからないけど私の中のどこかが出血しているらしくそこを縫わなければならないと言う。中を縫うってどうやって?とか思いながら処置を受けると…むっちゃくちゃ痛い…痛い…いたーい。痛み止めの注射をしてもらっても、前々痛みは引かず、膝はがくがく震えるし、あごも全身も震える。見ていた夫は引くくらい痛そうな処置だったらしい。痛いです。と言ってもどうにもならず、がくがくしながら、耐える、耐える、耐えきれない。追加で痛み止めを使っても全く効かない。お願いだから早くしてと心で願いつつ、耐えに耐えに耐えた。しかし全然終わらない。はっきりいって陣痛、出産より痛い。ここで助産師さんより追い打ちをかけられる。「お酒強いですか?」はいぃ?それは今は関係ないんじゃ…。「強いと痛み止め効かないことがあるんですよね」それは私の自業自得と言いたいのかい?何も言えないでいると(痛くてね)夫がすかさず「強いです」という。体だけじゃなく心も傷つけられた瞬間でした。しかしこの痛み半端じゃなくポコが産まれた直後は耐えられないほどの痛みではなかったなぁなんて思っていたけどこの後の処置でもう出産無理と思ったくらい辛かった。日赤はカンガルーケアは当たり前だから最初胸に抱いていたポコ。しかし処置の間危険だから?ポコは夫や母の手に抱かれ、一人痛みに耐える私。ポコが再び私の胸に戻るまで約1時間の時が流れていた。でもあっという間に産まれてきてくれたおかげで父は手術入室前にポコの顔を見ることができた。(写メだけど)きっと手術に向かう励みになったかと思うとポコは親孝行ジジ孝行なのかもしれないなぁと思います。出産はひとまずこれで終了。後のことはまたあらためて…。