エンジンオイルについて。
オイルの品質が良くなかった昔に比べて、昨今のオイルは素晴らしい性能になってまいりました。特に化学合成のオイルが開発されて以降は凄まじく、国産車でも15000キロ、欧州車では25000キロの交換サイクルになって来てますね。
ところが、オートバックスやイエローハットなどに行くと、3000キロもしくは半年と言われますね〜。この差は何なのか?
私の個人的な意見は、オートバックスやイエローハットが正解だと思います。
オイルの性能自体は、過激な走行をしない限りメーカー指定の長い走行距離で絶対大丈夫です。ただ、エンジン内部にはスラッジが発生します。
私は以前BMWのE46を8万キロの中古車で購入しました。前ユーザーは女性で、記録簿ではきっちり25000キロごとにオイル交換してありました。しかし残念ながら、オイルフィラーキャップの内側には、スラッジの塊がびっしりついていましたね。5000キロ走行してオイル交換を2回し、その後フラッシングを行いました。
スラッジが何故いけないか?皆さんはエンジンをバラした事がありますか?エンジン内部は物凄く小さな通路がたくさんあります。ピストンにもメチャクチャ小さな穴が開いていまして、この穴がオイルの通路になり、シリンダーの内壁を潤滑する唯一の手段になってます。スラッジが蓄積すると、これらの通路達がことごとく塞がれて行きます。そして最終的に、ピストンの焼きつきやカムシャフトの異常磨耗、クランクシャフトメタルの損傷による異音や焼きつきに繋がって行きます。
BMWやフォルクスワーゲンなどの欧州車はオイル交換サイクルげ長い上に、ディーラー以外でオイル交換すると保証を受けれなくなるとんでもない決まりがあり、さらにディーラーのオイル交換はロングライフを理由にアホみたいな高額を請求される為、ユーザーはメーカー指定距離でオイル交換せざるを得ない状況になる。そして、BMWやフォルクスワーゲン、ベンツやその他諸々の欧州車は、中古車屋に並ぶ頃にはエンジン内部にスラッジが山盛り堆積した状態になっているわけです。
オイル交換しないで走行を続けていると、スラッジだけでなく、未燃焼のガソリンや大気中の汚染物質その他諸々がオイルに溜まって行きます。それらはオイルパンやシリンダーヘッドパッキン、オイル漏れを防ぐために使われているシール類やホースなどのゴム部品を攻撃し始めます。
欧州車にオイル漏れが多いのは、単にゴムの品質が悪いだけでは無いと思いますね〜。
そんなわけで、私はオイル交換は5000キロもしくは半年でやってます。安くあげたかったらネット通販などで、ちゃんとメーカーの規格をパスした高性能オイルを安く購入して、自分でオイル交換すれば良い。オイル交換やった事ない人は絶対に1人ではやらない事。詳しい人に手伝ってもらいましょう。徳島県鳴門市付近の方なら手伝いますよ(^^)
まあ、私の意見には大反対な方もいらっしゃる事でしょう。その方達はどうぞメーカー指定の方法に従ってくださいね。無理は言いませんから。
あ、そうそう、既にスラッジが蓄積しているエンジンは、いきなりフラッシングしちゃダメですよ。フラッシングする事によって大量のスラッジが一気にオイル内に流れ出して、オイルポンプのストレーナーが目詰まりを起こしたり、オイルエレメントの性能の限界を超えたスラッジがそのままエンジン内部を駆け巡ってピストンやメタルの通路が目詰まりを起こしてエンジンがぶっ壊れますから。絶対ダメよ〜。
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