お盆2
今日はお盆の入りでお寺参りに行ってきました。その帰り道、子供が「お寺に行ってお参りをすると、気持ちがすっきりするんだよね」と言いました。そう、気持ちがすっきりするのは、現実の世界でついた垢(業)を修行の場である「お寺」で浄化することができるからです。日本人の霊性の高さはこの、「浄化する文化」をお釈迦様からいただき、忠実に守ってきたからではないでしょうか?インドから中国に伝わり、苦難の末、船に乗って伝わった「仏教」の尊い教えが私たち日本人のDNAと国土に根ずくことがどんなに、稀なことかということを思うと言葉には表すことが出来ません。なぜかと言うと、インドから日本の間には、沢山の国や人々があったにもかかわらず、文化として残っているのは「タイ国」くらいなものですから。そして、タイは小乗仏教の国ですし、教えの1番大事な「他の人と共に、大乗に・・」と説かれた法華経はわが国だけにしか伝わらなかったのです。 家の近くに来ると、お婆さんを車椅子に乗せて、中年のご夫婦が交差点を横切っていきました。その先には、お寺があります。これから、お墓参りに行かれることが分かります。「ああ、日本の良い風景だねえ・・」と思わずつぶやいた私に「ああそうだねえ、いいねえ」と答えた子供。2,3日前、わたしも、子供もTVで欧州の年寄りは一人ぼっちで何することもなく寂しき生活をしていると言うのを見たばかりでした。福祉が充実しているので、だれも、老人といっしょに暮らしてあげなくてもいいのだそうです。老人は何時も一人で歩いていて、家族と歩く姿をみかけないという内容でした。ちょっと、思いついたことばかりでばらばらな話でしたが今日、感じたこと忘れないうちにと書留ました。