お上、理不尽。
山本周五郎原作のドラマの中で、俳優が吐いたセリフ。「お上、理不尽」殿様の理不尽に抗い切れない状況で、吐き出すように言ったセリフ。一生懸命尽くしてきて、最後の最後、殿様から受けた仕打ち。仕打ちの内容は忘れたが、生きていく力をも奪うほどのものだったかと。うちの職場の話など、これに比べればしょうもない状況。かつて5人のメンバーで運営していた仕事、メンバーの一人が辞めるのを機会に4人でやれということになった。その代わり、日替わりで、サポートメンバーを入れる。というのも、サポートメンバーの人数が増えたせいで、この中から、一人を選ぶなんてできない、ということ。選べない、というのだ。私たちも、一人の補助が確約されるなら、ということで飲み込んだが、なんだかんだと年数を経て、この確約、保古にされている。毎日一人どころか、私たちが休んでも補充されない。つまり、5人でしてた仕事を3人でやれという状況。もう一つ言うなら、4人になった当時はベテラン職員が2人いた。しかし、現状は新人職員しかいない。彼らのフォローも私たちの仕事。新人職員をフォローし、足りない人手のフォローもする。過酷である。たまに補充のない日もある、から補充のある日がたまにある、に変わる。嘘つきも極まっている。いいのかよ、それで。私たちが、これを黙って見過ごしていいのだろうか?他にもいろいろ、問題を抱えている職場。これを一人で抱える気力などない。かと言って、誰かに働きかける気力もない。黙って、ひたすら、業務をこなして日々を過ごす。これが楽だろうな。何も見ない、何も聞かない。これができれば楽。だけど、そんなことしてたら、私自身、どうなんだろう?悩み中。