支える
いつもの朝の洗髪清拭。横を向いた姿勢になることが何度もあり、その時に自分でチェックする部分がある。手の人差し指と親指の間、指の股。この部分がマメになりやすい。今年はそれが悪化して、膿が溜まってごっそりえぐれ、その部分に負担のかかる項目が全てできない期間があった。これまで10年以上やってきて、何度かその部分を怪我したことがある。だけどそれらはいつも、継続して長期にわたって痛める事はなかった。しかし今は違う。間違いなくその部分を怪我しやすくなっている。保護材を使うことで、怪我はしないが、油断はできない。そうなった理由は、腕の動きが回復した事が1番だろう。腕が使えるようになって、しっかりと自分で歩行器を押したり引いたり、体重をかけて支えたりできるようになったから。自分で握る事はできない。なので握るように、ナビスのマジックベルトで固定している。この固定が緩いと、擦れてマメになりやすい。鉄棒でマメができるのと同じようなことだろう。なのでしっかりと固定してもらうが、それでも体重のかかった腕によって動く。しっかりと手首の動きをコントロールしきれていないから。手首の動きが小さくて、握る部分から動く時があるから。そういったことなどや、他の要因もあって、マメになりやすい状態が続いている。それこそそれが嫌ならば、しっかりと手首を動かしたり、自力で握る事も必要になるのだろう。そこまで今は回復していないけど、将来的にそういったことが必要だと思っていた。今朝もいつものようにチェックしていて、ふと考えてみた。なぜこの部分なのか。最も負担のかかっている部分なのはわかる。しかし、そこだけが歩行器に触れているわけではない。もちろん手のひらも歩行器と接している。いつもの動きや意識を振り返り、あっ!と思うことがあった。この部分で支えるようにして手を使ったり、そう意識したりしていること。それが間違いなのではないだろうか。手で支える場合、普通は手のひらをしっかりと使う。指の股だけで支えるなんて、特殊な場合だけだろう。だけど今そう気づいたのも仕方がない。これまでは動きや感覚が今ほどなかったから、そういった考察にまで進むことができていなかった。とにかく腕を伸ばして支えなくてはならない。その意識から、当たり止めになるその部分を無意識に使うようにしていた。だったら、手のひらで支えれば負担が減って、怪我しにくくなるのではないだろうか?残念だけど訓練は明日から。今日は休息日。明日試すぞ。