コロナ
ようやく4月30日。この1週間…どっと疲れた…。事件は先週の金曜日。いつものように朝の洗髪清拭を訪問看護さんとヘルパーさんペアに支援してもらっていた。その途中、変なテンションで部屋に向かってくるママちゃん。その雰囲気から、間違いなく普段起こらない問題が発生したと感づく。何かな…緊急事態だとしても、この感じなら誰かの不幸…では無い…だとしたら…ヘルパーさん?誰か来れなくなった?体調崩した?でなければ、市役所関係か?でも今は特に何か対応している件は無い。「○○さんから、今電話があって…」ほら、やっぱりヘルパーさん。何かな?お昼の食事介助来れなくなったとか?「いつも行ってる利用者さんが…」ん?誰それ?何の話?「コロナにかかってる人と接触してたんやってー」その場の全員が凍りつく…「コロナ陽性の人が仕事でその利用者さんの家に行って濃厚接触したって」………「そやからその利用者さんは要請があって検査したけど、結果は陰性やったって」「そやから○○ヘルパーさんは要請が無いから検査してないけど、今日はもう家に帰って状態観察することになったって」ほら〜、お昼ご飯の食事介助来れなくなったやん。予想大当たり♪って、イヤイヤ、お昼なんてどうでもいい。マジかよー、陽性者→○○ヘルパーさんを利用者→○○ヘルパーさん→俺陽性者→利用者(陰性)→ヘルパーさん(未検査)→俺(お元気ですが…)「それで、その利用者の人が感染者と濃厚接触したのは先週の木曜日で、○○ヘルパーさんは金曜日の朝支援に行ってたって」「今朝支援に行ったら、そんなこと言われたって… 1週間も経ってから…」その場のみんな…青ざめて…硬直して…魂が抜けてたよ…もう緊急事態宣言発動ですわ。万が一感染が連鎖してたら、俺から家族と訪問してくれている人に移しているかもしれない。その数20人ちょい。マジでやばいです。で、洗髪清拭はもう片付けの段階だったから、ひとまず片付けを終えてもらう。その間に考える、考える、考える、考える…よし!片付いたから、その場の全員集合。○○ヘルパーさんは、4月30日まで体調をチェックすると伝えてきていた。なので現時点から、4月30日までの対応策を説明。そしてまずはそれぞれ事務所に連絡をしてもらう。今更とは言え我が家への訪問が不安なら問題が無いと判断できるまで支援を中断してもらうことにした。万が一に備えた最善策を取るために。コーヒー飲んで休憩して、考えられる最小限のリスクの話なんかして、オロオロするみんなを落ちつかせてから解散。もうこの時点で事業所によっては、別の利用者さんからキャンセルの連絡が入ったって言ってるし。あの利用者のせいでメチャメチャとばっちり食らってるやん。それに、○○ヘルパーさん家に居てるなら…今回の件の報告書?俺が書くか!一番状況とその対応策を把握してるの、俺やしなー。なんといっても最も不安なのは、状況がよくわかっていないけどコロナが近づいてきたからとりあえずキャンセルしないとー!ってなってる他の利用者さん。もうキャンセルしている人もいるし、ほんと不安だと思う。自分がその立場だったら、まず正しい情報を教えてくれー!って思うもん。そんな人たちに正しい情報を届けなくては!と、その後張り切ったが、日曜日の朝までかかった…。片手だけでもまともに動けば、もっともっと早く終えられたのに…。こんな時はやっぱり思うよな…この手が動けば!って…。って、思ったって仕方がない。こんな万が一の時は、生きている間何かしら何度かあるだろう。その時までに万全の体制を整えられていなかった自分の問題。医者が不可能と宣告した麻痺を治すことへの挑戦。だとしても、自分自身でやり抜くと決めたことなら、全力で挑まなくてはならない。長くない人生、後悔したくないから。改めて、身が引き締まる思い。………………………………てな週末から、無事にみんな何事もなく元気に過ごし、いつもの日々に戻れることになった。だけど色々と対応していたから時間をとられて、大学の勉強めっちゃ遅れたしー、サイアクー。他にも新しいヘルパーさん関係の事や、なんだかんだとあって…どっと疲れた感じ…身を引き締めたら…締め過ぎてちぎれちゃったね…ははは…Amazon Prime Videoの前でしか手がやる気出さんよ…。はあぁ〜。