魔法の呪文
遅ればせながらあけましておめでとうございます。今年の目標は健康と思いやり。そんなことを思いつつ、読んでいた先日の新聞。岐阜の県立高校の元校長先生が開いた、問題を抱えた子供たちを迎える施設。退学寸前の高3の少年は、囲炉裏端でつぶやきます。「おっちゃん、おれ、1回もほめられたことない」。おっちゃんはこたえます。「魔法の呪文、あるんやけどな。何言われてもありがとうっていうんや」。少したって、掛かってきた電話で少年は「おっちゃん、あれ魔法やったわ」。学校へ戻って魔法を使うと、先生たちが驚き、ほめた。自分も驚いた。卒業まで3ヶ月、一生懸命学んで卒業できた。何を言われてもありがとう、何があってもありがとう、魔法の呪文を忘れずに、2007年を過ごしたいと思います。