昭和だわ、、
田舎町で育った私にとって、一番とまどうことは自分の子供時代と、自分の子供との環境があまりに違うこと。貝殻を拾って遊んだ砂浜やイソギンチャクをいじめた?岩場や走り回った原っぱなどは、、残念ながらこのあたりには皆無。せいぜい、マンション建築予定地のはらっぱでネコジャラシをとっては、遊ぶくらいのことである。ただ、幼いころうれしかったこと、、の記憶をたぐりよせて思いついたのが「デパートの屋上」!!小さいころ、わが田舎唯一のデパートの屋上にも「子供広場」があって、つきに1度くらいの割合で母の買い物のついでにそこにつれてってもらったときのあの、うれしい気持ち!!それを思い出して、息子もつれてったげよう!ということに。が。なかなかないのですね、、いまどき。デパートの屋上に「子供広場」なんて、、。一番近い銀座はデパートはいくつもあるのに子供広場はひとつもナシ!渋谷は東急にありましたが、どういうわけか、日曜日限定。で、結局、上野松坂屋まで足をのばすことにしました!実際にいってみると、、、。ああ、あきらかにそこには私が故郷のデパートで見ていたのと同じ、あの世界が広がっていました。もちろん、キャラクターに多少の違いはありますが、まぎれもなく、あの昭和の世界。100円でうごく、ばかばかしいまでに単純でものがなしい、おもちゃたちの列。松坂屋の8階には、この平成の大都会において、まるでうそみたいに昭和の世界が広がっていました。予想通り、大喜びのわが息子。8階のエレベータが開いて遊具が見えたとたん、短い足をせいいっぱいに動かして必死で走りよる姿。ああ、きてよかった、、馬鹿ママはそうおもったのであります。松坂屋、7階の大食堂もひじょ~~に、昭和的。息子は、日の丸の旗がひらめくお子様ランチをいただいてご満悦の様子。変におしゃれなお店にいくよりも断然、うれしそうでした。銀座や日本橋のデパートに比べると人影もまばらで、なんだか経営状態はよくなさそうな気配もしましたが、上野松坂屋、、なんだか昭和の文化遺産に指定したいくらいの、、味のあるデパートでした。またいこうっと!