子供と絵
子ども会行事で絵を描く時間を取りました。四つ切画用紙一枚に絵を描き上げるのは子供にとってとても根気がいるようで途中でイヤになってしまう子がいっぱいでした。2時間ほどでほとんどの子が描いてしまいましたが最後はかなりやっつけ仕事になるし終わっていないのに完成だと言います。私自身も経験があることですがもう少し時間をかけて描けば本当に良くなるとわかっているのに表現の仕方を知らないためにもういい、これ以上描けないと思ってしまう。完成した絵の姿が思い描けない。子供たちが絵を描くところを見て感じる事は子供の目には普段の景色の中で黒やグレー等の暗い色の印象がとても強いということです。子供に限った事ではないのでしょうが・何も見ないで絵を描くのは難しい。・大きな紙に小さな絵になってしまう。・黒から先に塗ってしまい絵が汚れるなど絵の具がうまく使えない。何かの行事や景色を「好きに描こう」と言われて描くと全体として描かれているものが小さく黒い絵が多くなってしまうのです。黒く汚れてしまった絵を気に入る事はなかなかありません。出来上がった絵が気に入らないと子供たちは絵を描くことが嫌いになってしまいます。絵を描くことが好きな子は上手な絵をたくさん見ていますし表現する方法をいっぱい知っています。目に見えるものの明るさを描くことができると絵はとても楽しくなりますがそこまで行きつけないんですよね。普段の遊びの中で色を使ってもっと遊ぶことがあったらいいのかもしれません。色は組み合わせ方しだいで生きたり死んだりしますからとても おもしろいものですね。子供に気持ち良く絵を描かせるための一つの方法としては気に入ったものを一つ画面に大きく描く。バックはあえて何も描かないかメインを生かすようなものを描き足す。できるだけ黒を使わずに絵を塗っていく。薄い色や明るい色から塗る。ポイントとなる色を加え黒で引き締める。一枚気にいる絵を描けたらきっと楽しい。