♪ 「ビールなどもってのほか」と釘刺され座薬と頓服受け取り戻りき
きのう尿管結石がなんとか膀胱に到着したらしく、痛みが治まって一件落着との話を書いた。
それが、間違いだったことを今朝の未明に思い知らされた。再び痛み出したのだ。それも今朝の方が症状がずっと悪い。痛みで動くこともできない。胃の方にも放散痛があり、その影響で嘔吐も繰り返す。「痛みの王様」と呼ばれ、人格をも変えてしまうほどの激しい痛みは、体の向きを変えようが、立っても座っても何をしてもやわらがない。
こりゃあ堪らん。我慢が出来ない。何度か経験しているがこれほど痛みは初めてだ。
世間はまだお盆休みで行きつけの医者は休みだ。早朝のことでどこもまだ眠りについている時間。8時過ぎまで痛みに耐えていたが、どうにも辛い。夜間なら救急に運び込んでもらうという手もあるが、救急車は避けたい。
汗もぐっしょりかいているし、水分を摂ろうにも飲むと吐いてしまう。痛みだけでも治まればと思い、カミさんが保健センターに電話してくれる。この日開いている数件の町医者を紹介してくれ、その一つを受診することに。
9時頃に行くとすでに駐車場は満車に近い状態。このころになると痛みはだいぶ軽くなっていた。かなり待たされて診察室へ。痛みが軽くなっていたし、過去の経験などもあって落ち着いてた。それで先生の対応も鷹揚なもの。脱水症状を避けるために水分補給と嘔吐止めの点滴をしてくれる。
点滴が3分の1ほどになった辺りで再び痛みが襲って来た。看護師に、かなり痛みが出てきたことを訴える。点滴には痛み止めが入っていないのは、痛みが遠のいていたタイミングだったためらしい。
ますます痛みが増してきて、お腹全体が痛い感じ。そのうち嘔吐までする羽目に。胃には何も入っていないので出るのは泡の唾液だけだ。
かなり辛い様子を見て、看護師が医師に相談。点滴もちょうど終わるタイミングで、座薬を入れてくれた。それが、15分やそこらで効いてくるはずなのに、ちっとも痛みが引ない。
それじゃあ、今度は痛みを和らげる筋肉注射をしますと、先生。
その注射もなかなか効果を発揮しない。看護師にどんな注射なんか訊くと、腸の動きを和らげるものという。嘔吐止めは逆に、腸の活動を活発にするものだという。腸が活発に動くと尿管も刺激するので、それを避けるためのものだという。なので、便秘気味の人にはしないんですよって。おいおい、俺は今ちょっと便秘気味なんだけど・・。
カミさんが、途中経過は聞かされていたらしいがあまりに時間がかかるで、処置室を覗きに来た。何時なのか聞くと11時半近かった。そんなに時間が経っているのか。もう帰らないとということで、まだ痛みがあったが、家で養生することにして病院を後にした。
先生が「超音波検査をやろうかとも思っていたが、もしこの先同じようなことがあったら、その時にやりましょう」「その時に住民検診の結果も見せてください」とのこと。
家に戻って時間が経つにつれ、薄皮を剥ぐように徐々に痛みが和らいでいった。
生憎の体調の時だったが、キャンプの帰りの息子一家がお土産を持って立ち寄ってくれた。星がきれいで有名なキャンプ場での楽しい写真を見せてもらった。ペルセウス流星群の流れ星がピークを迎えるいいタイミングだったらしい。天気にも恵まれて最高のキャンプだったらしい。
久しぶりに小次郎も家の中まで連れて入って、その小次郎の喜びようが面白かった。
夕食時には痛みも取れて軽く夕食を摂ることもできた。何も食べていないので、体重が減ったかもしれない。しかしまあ、ワンデイ断食したと思えばどうってことはない。
しかし、このまま収まってくれる保証はない。痛み止めの頓服と座薬が処方されているが、今回ように効かなかったどうしよう。
案の定、寝るころになって再び腰とお腹全体に痛みが出てきた。空腹なので頓服は胃を荒らすので避けたいので座薬を入れる。でも病院で効かなかったことがまた起こってはかなわない。改めて牛乳を飲んで頓服も服用した。
|