三渓園(横浜市)に行ってきました
先々週が、熱海の以前の名旅館で今は文化財として保存公開中の「起雲閣」へ日帰り。先週が白洲正子の「武相荘」へバスツアーで一泊二日。と、片道300キロを超える外出が続いた我が家。ふ~、そろそろ週末に家も掃除したいところじゃ~、浴衣も着ないと帯の締め方忘れそうじゃ~と思っていたら。夫が、「横浜の三渓園が古建築全棟17棟一挙公開しているからETC割引使って行こう!」となりましてまたもや朝6時前に家を出て、片道330キロの横浜まで行ってきました。愛知県は曇りと土砂降りの一日、横浜は日傘を差す天気でした。木造建築ファンにはたまりません。なんでこんなすごい建物が移築できるのよ~というくらい、所有者側が良く手放してくれたという徳川家の別荘や京都の寺院、茶室、合掌作りの豪農の家などが一箇所にあつまり、それはもう、伝統木造建築のテーマパーク!一流大工を目指す人も、そうでない人も一見の価値ありの大人のワンダーランドでした。たっぷり4時間ちかくかけて全ての建物を見てきました。武相荘とはテーマが違うので比較のしようがないのですが我が家のような素人が行ってだんぜん面白いのはやはりそこで暮らしていた人の匂いがするところ。建物のみを残し、そこでの暮らしや生活臭がしない名建築というのはなんとも学術的な味が相当強い。これを楽しむには、こちらもそれ相当な知識がないと楽しめない。自分の無学ぶりを反省し、まだまだ知識を得なければこれ以上は楽しめない!と現実に気づかせてもらった往復660キロの日帰り旅行となりました。そして、浴衣でもよかったから、やはりこういうところには普段着キモノで来たい・・。キモノ普段着計画の早急な対策をとる必要を再認識し・・・。深夜、楽天でまたもや浴衣を注文してしまいました・・・。夫、ごめん。浴衣はこれで最後にします。