遅れてきた『それでもボクはやってない』
こちらもたまにしか書かなくなってしまいましたが、ボチボチ勉強は続けています。Aランクの項目をひたすら復習、そして行政書士試験用の参考書を使って過去問の演習、の日々です。でも、旧試験への願書は出していません。土俵に上がる気にはとてもなれなかったので、今年も見送りました。そんななか。3ヵ月レンタル待ちしていた『それでもボクはやってない』をようやく見ました。2時間半、なかなか見応えのある映画です。ネタバレにならない程度に感想ポイントをば。●法廷がリアル過ぎる。リアルすぎてめまいがした。裁判官がマイクを通した時の法廷での声の響き方が本物そっくり(東京地裁比)。そこまで計算して作ったのだとしたら、恐るべし周防監督。●その裁判官も、本物かと思ったらやっぱり役者さんだった。 「ああ、こういう人いるなあ」という感じがした。 本物かと思うくらい、自然にリアルな裁判官を演じていた。●「痴漢をしていない」ことの証明の難しさを感じた。 弁護人は一体、どう弁護したらいいのやら。試行錯誤する様子がわかった。●主任弁護士役が役所広司。ムダにかっこいい。●別のドラマで弁護士役をしたことのある山本耕史は今回、フリーター役。●とはいえ、もし自分が裁判官の立場だったら、判決はどう出すか……。●検察がやけに悪人に描かれてる辺りは微妙に感じた。●それが本当だとしたら、やっぱり一般向けに言うとキムタクの『HERO』みたいな検事なんていないのかなあ、というとこかなあ。●HEROつながりで言うと検察事務官が今回は裁判長に。●つーかその判決理由はどうも(以下略)●主人公が本当に痴漢をしたのかしてないのか、見る側にはわからないという設定でもう1パターン、映画を作って欲しい(笑)。ご都合主義的に感じた部分もあるけれど、これがおおむね現状なのだと思うと、やっぱり日本の将来を憂いてしまう。全部見終わって、もう1回くらい見ようかなと思っていたところ、3/1(土)フジテレビ系で(東京)放送するらしい……。「レンタルDVD、借りて見終わったとたんテレビで放送」の法則にはまったようでした。ちゃんちゃん。