ヘレン・メリル in ブルーノート東京
数日前の日記に書いたヘレン・メリルのライブを観に(聴きに)南青山のブルーノート東京まで行ってまいりました。ブルーノートには、おそらく3年くらい前にデヴィッド・サンボーンを聴きに行って以来かなぁ。・・・そして今回、初めての単独行動でした。(ドキドキ。)ちょっと敷居の高めの店なので、やや緊張ぎみでした。2コ1600円の生牡蠣(高っ!)と、「ヘレンズスペシャル」というネーミングのカクテルを飲みながら開演を待ちました。ビールだったらぐいぐい行っちゃうんですけど・・・ゆっくりとね。^^定刻の7時開演。ピアノ・ベース・ドラムスのトリオでの演奏のあと、係の人にエスコートされてヘレン・メリル登場。客席は一気に湧きました。どことなく聴き覚えのあるスタンダード。『Lover Man』『My Favorite Things』『Summertime』などなど。ちょっとアップテンポなナンバー。中盤、息子さんのアラン・メリルが登場。ヘレンが日本語で『ワタシノ~ムスコサンデッス~』とのお茶目なご紹介のあとロックンロールナンバーを披露。ブルーノートとはちょっとミスマッチな感じもしましたが、ノリよく、楽しいひととき。そしておなじみの『You'd Be So Nice Come Home To』ではヘレン自身が手拍子をとり、会場もノリノリでそれに応え、大盛り上がりのクライマックス!「ああ、これよ、これこれ!」思わず叫びそうになってしまいました。^^それにしても、50年代に活躍された方を目の前で見るのは感慨深いものがありますね。^^チャンスがあったらまた聴きに行きたいなぁ・・・と思います。プロフィールを見てみましたら、1929年生まれといいますから、御年76歳。ロリンズとほぼ同年代なのですね。キーがやや下がってはいるものの、情感をこめた歌で、聴き手の心に確かに響くものがあります。年は召されても、どことなくチャーミングで華があり、こんな年の重ね方をしてみたいものだと思わずにはいられません。・・・夕方から降り出した雨。新しい傘を差しながら歩く、帰り道の雨音はジャズのリズムを刻んでいるようでした。2005.7.9 Helen Merrill(vo),Alan Merrill(vo,g),Ted Rosenthal(p),Sean Smith(b),Elliot Zigmund(ds)