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2007年01月22日
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カテゴリ:ベクトルは内向き

浦島太郎

いわさきちひろ『玉手箱を持って帰る太郎』



欲望をもつことが少ないほど幸福なのかもしれない

自分の思いに囚われるほど不幸だと思えるから



リスクを軽減する方法はあるのだろうか

防御可能な不幸というものはあるのだろうか

避けられない災難は時間と感情を浪費するだろう

それらを乗り越えることは僕らにはできないのかもしれない



「この世は修行の場である」という考えがある

だから、生きることは修行なのだという



自分を知ることは大事なことだ

だから、常に自分の生活習慣を見直すことが必要になる

見返りを期待せずに、無条件で他人を愛せるようになること

他人への奉仕に専念できるようになると自分を忘れられるのかもしれない



自由で楽しい人生を送ることは可能なのである

僕らにはあらゆる可能性が開かれているのだから



ものごとがなめらかに展開しなくなったら、心の中を見つめることだ

なにが妨げになっているのか、じっくり考えてみることだ

もしかすると、間違った道を歩いていると教えているのかもしれない

心を鎮めて針路を変え、障害が消えるかどうかを確かめてみることだ









気楽に生きてゆこうと考えたとき、自分の欲を少なくした方がいいだろうと思った。

もっと立派な人間になろうとか、どうにかして金持ちになろうとか、そういうことは考えない方がいいのだ。

旅から帰って「やっぱり家が一番」とつぶやくのなら、そんな平穏な生活を幸福というのかもしれない。

何も感じないようにして、何もしないようにして暮らした方がいいのかもしれない。

そうすれば、ただ日々が過ぎてゆくのかもしれないね。



だけど、きっと様々な不幸や不条理な事件が僕らを襲ってくるだろう。

何も悪いことをしていないのに、肉親や自分が病気を患ったり、事故に遭ったり、突然災害にあったりする。

生きていれば、自分ではどうしようもない色々なことに巻き込まれるのだろう。

それは決して避けて通ることはできないのだ。

・・・それが人生というものかもしれないね。










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Last updated  2007年01月22日 21時01分18秒
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