医療政策への不信
自民党は歴史的敗北となった。この敗北には喜ぶべきこともあるように思う。先の衆議院選挙は自民党が勝ちすぎた。自民党の運営におごりがあったのも否めない。参議院の過半数を野党が握り、野党議長になることで、これからは政府案と野党案が国会でガチンコでぶつかることになる。(たとえ与党が過半数を取れなくても、自民、公明が統一会派を組んで議長をとるという裏技も使えないほどの大敗となってしまった。)オープンな議論なしには、法案が通らないわけである。自民党本部の中での閉ざされた部会での議論ではなく、国会のオープンな場での議論を展開していかなければならなくなった。今回の選挙では、日本医師連盟が推薦した武見敬三氏(自民)が落選した一方で、反執行部派の一部都道府県医師会が推した自見庄三郎氏(国民新党)が当選した。また、歯科医の石井みどり氏(自民)は当選したが、薬剤師候補2人、看護師候補2人は全滅。以前から懸念されていた医療関係団体の集票力の低下が、ついに現実のものとなったようです。医療現場の苦しさを表現する方法には関係者は悩んだことと思います。(武見敬三氏の得票を増やし医師会の存在感を示す? あるいは 自民に投票せずに国民新党自見庄三郎氏に投票する?)しかしながら、現在の自民党の医療政策への不信は十分示している今回の選挙結果と私は考えます。 煌めきの未来へ 交響詩・名古屋城 ↑ 価格1,000円のうち100円が名古屋城本丸御殿積立基金に寄附されます。