カテゴリ:大好き度120%!!
心ほぐれる、あったまる。 どれも瀬尾さんらしいユーモアが感じられるお話でした。 人が内側で抱えている喜怒哀楽や感じ方、考え方は見えにくいものだけど 見えないからといって存在しないわけじゃない。 ちょっとしたきっかけや、偶然や、後から思えば奇跡みたいな瞬間に それは垣間見られて、特別な時間を作り出す。 そういう時間はそれこそ、言葉や物語や、形として残さなければ あっという間に薄れていってしまう記憶かもしれないけれど、 ここに綴られた物語はなんというか、そういう時間と記憶の結晶のように感じられました。 小説だからフィクションの筈なんだけど、登場人物たちが感じた気持ちは 自分にも覚えがあるような、想像出来るような、確かにあるものに感じられたからかな。 取分け好きなのは「ランクアップ丼」で次は「ファーストラブ」で、 読んだ後に装丁の天丼の絵をしみじみ眺めると胸がいっぱいになります。 どのお話もデートの相手が「??…!?」なのだけど、 そういうデートもいいよね、と思えてきます。 また、瀬尾さんのこういうお話集、読みたいです。 柊の読書メーターは→こちら 柊のつぶやき(Twitter)…… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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