脳のおしごと
さてもさても。ここ何ヶ月か、姑に付き添って小姑2の外出サポートをしている。姑だけでは歩行もおぼつかないし、小姑2の要求を断れないので、月に一度だけだけど、付き添うことにした。相方は今年に入って用事があるから2度、マクドを買ってきて欲しいと言うから1度病院へ行っている。小姑1は1度も行ってない。もう1年以上は行ってないだろうな。相方に執着するのを解っていて、相方にだけ行ってもらおうとする姑に業を煮やしたのと、姑がまだ歩けるうちに小姑2に退院のチャンスを持ってもらいたいと思って始めたことなんだけど。なんというか、『脳の障害』というのは難しい。最初に、姑に付き添って担当の医師にお話を伺ったところ、「義妹(ひねもすのこと)さんの話をよくされますよ。 まあ、ほぼ悪口ですが。」と言われた。「アハハハ、そうでしょうねえー」と答えたけど、たぶん医師もわたしがどこまで理解して付き添ってきたんだろうか?という問いかけでもあったんだろうと思う。だって、世間的にも『嫁=他人』だからねえ。今までにも、この病院に小姑2が入院して、ケースワーカーとの話し合いの機会などもあったけど、そのたびに「できればお母さまと弟(相方)さんかお姉さん(小姑1)で お話し合いがしたいのですが。 お嫁さん(ひねもす)の同席は遠慮していただきたいのです」と言われたものね。そりゃそうだと思うよ、わたしも。けど、相方も小姑1も嫌がっていて、姑はズバズバと質問するわたしに同席してもらいたがる。でもねえ、本来なら他人ですから。けど、ここ何回か外出に行く前に医師の話を聞いて、(最近の様子など)こちらが気づいたことなどお話をしているうちに、どうやらわたしの事も理解していただいたようで。昨日も外出サポートに行ったんだけど、医師から止められた。小姑2の具合がまた悪くなったので。けど、姑には「顔だけでも見たい。(ひねもすさん付きの)外出はしたくない。 母だけ来て欲しい」という電話がしきりに来ていたというので、「それやったらわたしは別の場所で1時間ほど待ってますから お義母さんだけ面会されたらどうですか? 具合の悪い時に、嫌いなわたしを見たら余計に不安定になるでしょう?」と言うと、医師も横で「ああ、その方が良いですね。今は被害妄想が強まっていて、 お嫁さん(ひねもす)は攻撃対象ですから、会われない方が良いです。」そう言って頷かれたので、姑はと見ると深く俯いて「…私は、そんなあの子に会うの怖い。あの子のこと考えただけで 気分が悪くなるのに、そんなんひねもすさんが居いひんとこで 会いたない、怖い」と。そうしたら医師も「今日はもう、面会されずに帰られた方が良いでしょう。 この状態で会われても、どちらも具合が悪くなるだろうし」と判断された。こう言われたとたん、姑の声の明るいこと。「ああ、そうですか~(明)」だって。そうして、会わずに帰ってきたんだけども。脳の仕組みって不思議。この日少しだけ聞いたことなんだけど、小姑2の障害はかなり難しいらしくって。以前から気づいていたんだけど、小姑2は幻覚や幻聴が聞こえている時は、あんまりわたしに対して攻撃的ではないのね。むしろ、ちょっとくらい幻聴がある時の方が、周囲に気配りもできる。ところが、幻聴や幻覚が治まってくるとこだわりが強くなって潔癖が度を過ぎてきて、被害妄想(セクハラ的なもの)や攻撃的(ひねもすが悪の根源)な思考面が強くなる。これって、なんでなんだろう?これが過ぎたらもっと良くなるんだろうか?とか思ってたんだけど、それはまた別の病気なんだそう。だから、「1つの障害の経過」ではなくて「別の部位の障害」なので、小姑2は障害を複合しているんだそう。以前の担当医にも、「統合失調だけではなくて、強迫性障害もある」と言われたことがあったけど、やっぱりそうなのかーと。正直、頭の良い人だったのに、この状況でわたしを敵にしてなんの得もないのに、そうしてしまう事自体障害の重さを感じる。しかし、ほんとにわたしを敵にしてもなーと思うんだが。今は姑がまだ歩けるうちに、と病院へ行って外出の許可もとって外へ連れ出しているけど、姑がいなくなったら…どうなるんだろう。わたし、そんなに良い人じゃないし。どっとはらーい