お金がなくても愉しい生き方
↑Click村上龍は、あまり自分と考えが交叉するとは思わなかった。あのライブドアには否定的な印象を抱いていたと本人は述懐している。このあたりは、自分らオヤジの平均的な所感なので、大差ないところだと思う。堀江貴文は、この時代に最も金を集めやすい方法に腐心して、おそらく状況が許すもっとも妥当なコースを選んだということなのだろう。彼らがやらかしたことは、違法行為だろうが、無かろうが、実行できたことの総てが非合法だった筈がない。村上や自分らがいくら否定しても、あのような金は間違いなく堀江らに託されて舞い上がった。この辺りについて俯瞰的に言及できるようになるには、しばらく時間が必要なのかもしれない。検察庁は、当初の意気込みと違えてこの拝金主義者らの保釈請求に、屈した。金正日の政権基盤がすでに危機ラインにあるのは明らかである。たとえば4月10日から東京で開かれた北東アジア協力対話に出席した米国主席代表のヒル国務次官補は、北朝鮮が六か国協議復帰の条件とするマカオのバンコ・デルタ・アジア銀行への金融制裁解除に関連して、米国の措置で凍結している北朝鮮の預金が2,400万ドルであると述べた。日本円で28億8,000万円。まともな国家にとっては端金だ。にもかかわらず、その凍結解除を北朝鮮は必死に求め、六か国協議復帰の条件としているのは、金正日政権の置かれた経済的苦境を示すものだ。だからこそ、日韓双方が協力してもう一歩追い詰めていけば、或いは金正日体制はさらに揺らぎ、崩壊に向かう可能性もある。 櫻井よしこWEBサイト/2006年04月27日この世は金だけではない、とは言うものの「北」の首領さまも29億弱の金が喉から手がでるほど欲しいらしい。櫻井よしこはハシタ金だというが、堀江貴文らが運用した規模から考えても侘しい規模だ。お金の塊は、いかにもこの地上の王様らしい。ところで、自分や村上龍がライブドアや堀江らのグループにあまり興奮しなかった理由はなんだろう。頭がボケてきたから興奮しなかったのだろうか。いや、それほどバカにしたものでもないと我が事ながら思っている。要するに、村上はもっと愉しい金の使い方を知っていると言いたげだ。村上と自分は相当違うとは思うが、同じく愉しい金の使い方のイメージが別途ある。そして、それに世間に誇れる妥当性もそこに確信できる。それがあるがゆえに、堀江貴文に熱狂することもなかったし、ライブドアをさほど「デカシタ」存在だとも思わなかったのだ。死に急ぎをしないで生きていける人は、そういう人達だろう。WHAT A WONDERFUL WORLD/Louis Armstrong I see trees of green, red roses too I see them bloom for me and you And I think to myself, what a wonderful world I see skies of blue and clouds of white The bright blessed day, the dark sacred night And I think to myself, what a wonderful world The colours of the rainbow, so pretty in the sky Are also on the faces of people going by I see friends shakin' hands, sayin' "How do you do?" They're really saying "I love you" I hear babies cryin', I watch them grow They'll learn much more than I'll ever know And I think to myself, what a wonderful world Yes, I think to myself, what a wonderful world Oh yeah