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義弟のその後

ゆうべ義弟は義父母に「就職せず起業する」と告げました。義父母から電話があり、簡単にですが結果を聞きました。就職しない以上は実家に置いておくわけにもいかないので（ニート化しても困るので）、今後は家を出して自立させるそうです。義弟も同意し、すぐにでも出ていくといきまいてたようです。っが、さすがはお気楽な（？）義弟。「一人暮らしの友達の家に居候し、しばらくは彼からお金を借りて生活する」と言ったそうですオイオイ・・・。それには義父母も激怒し、「まずは日雇いでもいいから仕事をし、１０万円貯まってから出ていけ」となったそうです。出だしからこんな感じです。先行きが不安です。義弟が就職を蹴った件は義父母はかなりガックリきていましたが（実は就職が決まらない義弟のために義父が知人に頼みこんで決めてきた仕事だったのです。義弟としてはそれも気に入らなかったみたいです）、それでも自分の子供の選んだ道なので不安ながらも見守ることにしたようです。犯罪に手を染めず元気にやっていけるのであればそれで十分だそうです。そんな親心を、義弟はどこまで理解しているのか・・・。就職せずにすんだことが嬉しくてたまらないらしく、友達と遊びに行ってしまったそうです。

どうしても、起業！！

沢山のアドバイス、ありがとうございます！数日にわたって実家を訪問し、義弟の本音をゆっくりと引き出しました。（義父母は平日は仕事があるので、日中時間のある私が説得役をかって出ました）結論は「どうしても起業したい！」ということで、その気持ちを動かすには至りませんでした。今夜義父母にその決心を告げ、現在の内定しているところは明日断りの連絡を入れるそうです。「起業は今でなくとも、これからじっくり知識と社会経験と資金を蓄えてからでもよいのではないか」と提案したのですが、義弟としては・起業したい分野（パソコンのシステム関係）の知識は専門学校でなければ得られない・一度就職したらその会社に一生勤めなければ自分の努力が無駄になると思い辞められなくなり起業のチャンスを失う・資金を貯める手段は正社員として固定の賃金で働くよりもバイトのほうが一気に稼げるという考えでした。「社会人としての経験を積むために企業に勤めてみては」という提案に対しては・時間の無駄・上から命令されたくない・自分が将来起業しても有限会社的な小さな会社で終わらせるつもりで上下関係のない友達同士の会社にするという考えです。「起業するために必要な知識はどうするのか」という質問をすると・起業した経験のある友達がいるからそいつに任せる・経営学は学んでいる（※大学の一般教養レベルです）とのこと。「起業したい分野は決まっているのか」と聞くと・自分はパソコンが好きだからパソコン関係がいい・パソコンの基礎を身につけるために専門学校へ行くだそうです。簡単にまとめましたが、義弟は口が達者なので、もっと壮大な話を連日延々と何時間も話していました。聞いていると社会を知らないのに社会人を小バカにしたような表現もあり、人間的に成長するのはまだまだこれからの人なのだと思いました。彼の夢は「今親しくしている自分の友達と上下関係のない楽しい会社を作り利益をあげたい」ということだそうです。起業への不安は一切ないようです。義弟の友達に起業に成功した人がいるからです。企業向けのソフトを作って販売したら売れに売れ、あれよあれよという間に数億の売り上げを出したそうです。手元に１億近く残し、今は会社をたたんで悠々自適の生活をしているそうです。義弟がパソコン関係で起業したいと言っているのはその友達の力を借りれると信じているからです。「自分が一緒に起業しようと誘ったらそいつは絶対きてくれるはずだ」と言っています。「俺が社長でそいつにソフト関係を任せれば大丈夫。事務や営業をやってくれる友達もいるはず」と言っています。「友達」がいてこその夢のような気もします。「自分」が頑張るようではなさそうです。もともと人に動かされるのが大嫌いで、やるなら人を動かす仕事がいいと言っていました。だから手っ取り早く「起業」して自分が「社長」なのかもしれないです・・・。義父母が今夜この決意を聞いたらとてもガッカリすると思います。漠然とした夢だけに、まずは企業に勤めて社会人としての一般常識などを身につけて欲しいという思いが強いと思います。桜の咲く暖かな春を迎えたというのに、様々な想いを思うとどうにも気持ちが晴れません・・・。

起業！？

深夜に及んだ義弟との話。結論から言うと義弟は「起業したい」そうです。「言ったらバカにされると思ってずっと言えなかったけど、それが俺の本当にやりたいことなんだ」と泣きながら必死に訴えてました。（泣いていたのは甘いことばかりだらだら話していたのをピシャリと叱られ怒鳴られたからです）義弟の主張ですが、まずは起業するために必要な資格をとるために専門学校へ行きたいそうです。更に資金を貯めるのにいい仕事があって、それがパチンコ屋さん。朝から夜まで１６時間働いたら毎月６０万くらい稼げるっていうんです（本当！？）。とりあえず友達の家に住んでルームシェアさせてもらい、２ヶ月で資金を貯め、６ヶ月間専門学校に通い、その後友達に起業の声かけをし２年以内に自分が社長で起業するんですって。義父母の意志に反し、今すぐ就職する気はないようです。「起業」にかこつけて就職をしぶっていますが一番納得いかなかったのは一流企業に就職できなかったことにあるようです。ダンナ様は「就職から逃げるための起業は認めない。でも起業することがお前の夢で、どんなに厳しい道でも信念をもってやり遂げる覚悟があるなら自分で親を説得してみろ。説得できなくても全てを捨てて家を出ろ。そこまでできたらたいしたもんだ」と答えていました。その場はそんな形でいったんまとまりましたが（強制終了？）、義父母の期待する方向へは向かいませんでした。私はもう一度義弟と話すために実家へ行くことにしました。

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