支援ってなんだろうね
いずれは起こるだろうと思っていましたが、イラクに行っている民間人が拉致されました。彼らとは、会ったことがないし、よくわからないけど、冷たいと思うかもしれないが、危険を冒して、イラクに行った訳ですから、身柄を拘束され、恐ろしい目に遭うのは、仕方がない部分はあると思う。もし、危険を危険と思わずに、危険回避策を知らずに、行動していたのなら、下手すると、電波少年に影響されて、危険な旅をした若者が増加した事があったけど、それと、同じレベルであり、危険な思いをして当然である。身内からすれば、たまったものではないが、ある意味、自分の責任に置いて行ったことである。彼らの目的が何であるかはわからないが、本人が、いくら、支援活動をしようと思っても、日本人は、アメリカの同盟国の人間であり、自分たちを貧しくする源で、自分たちの身内を殺した人たちの仲間である。そして、ただの金持ち。これは、拉致したグループの要求である「自衛隊の撤退」の自衛隊にも、同じ事が言えていて。やはり、本人が、いくら、支援活動をしようと思っても、日本人は、アメリカの同盟国の人間であり、自分たちを貧しくする源で、自分たちの身内を殺した人たちの仲間である。そして、ただの金持ちなのである。自衛隊の派遣は、復興支援ということなのですが。支援活動の基本は、相手国の政府の意志に基づいて行う。(その原則自身が、支援活動を手遅れにさせたり、偏りを作るという問題もありますが)今の、イラクは、アメリカがイラク政府を潰しただけの、無政府状態での支援活動は、本来の支援活動になっているとは思えない。今年の2月に、国連能力開発セミナーの収録をしたのだが、そのとき、いわゆる、先進国の支援活動の問題点として、提供する側の論理のみで、支援活動を行うために、本当の支援活動が出来ていないという、反省点が上げられていた。イラクへの自衛隊の復興支援の活動は、あくまでも、アメリカが考える復興支援活動であって、イラクの考えている支援活動ではない可能性がある。そうであるならば、自衛隊の隊員は、いくら善意で支援活動をしたとしても、必ずしも、イラクの人たちからすれば、支援活動ではない。あくまでも、派遣された自衛隊は占領軍の一部にすぎない。だから、イラクの人の中には、自分たちの立場を回復するために、過激なアクションする人たちも出てくるわけで、今回は、その現れの一つなんだと思う。そんな時に、ひょっこりと、この3人が現れたわけだ。捕まった3人も、ある意味で、彼らなりの立場で、イラク支援に来ているはずだが、過激な人たちからすれば、カモがネギ背負ってやってきたようなものだ。そうそう、3人の拉致に乗じて、3人の救出と、自衛隊の撤退を求める署名を集める動きもあるようだが、3人の救出と、自衛隊の撤退は、切り分けて署名した方が得策のように思う。集計の操作は、常套手段なので、3人の救出という所だけ署名の数をカウントされる可能性もある。それが、なぜ危険かというと、3人を救出する方法の選択肢として、強硬手段もあり得るし、さらに、その一つに、自衛隊による救出作戦という方法もある。そうなった場合、海外での軍事行動の既成事実という前例を作る事にもなるし、さらに、イラクの人たちとの敵対心に火をつけてしまう事にもなる。この強硬手段は、米軍が行っても、アメリカと日本との同盟関係を証明するだけで、イラクの人たちと日本との敵対心は確固たるものになる。そうなると、日本がいくら支援をしたくても、イラクとしては、支援を受け入れたくないという気持ちが強くなるだろう。そうなると、いくら、支援をしたい気持ちがあっても、支援は出来ないし、自らの手では、してはならない。今のイラクの状況は解らないが、この拉致事件は、イラクの内部で解決する必要がある。日本やアメリカが手を出すと、残念ながら、日本は、イラクで、さらに支援活動が出来なくなるだろう。