カテゴリ:ノスタルジー
Flower Travellin' Band フラワー・トラベリン・バンド 内田裕也のプロデュースで1970年にデビュー、ジョー山中(Vocal,percussion)、石間秀樹(Lead guitar,acoustic guitar)、上月ジュン(Bass guitar,acoustic guitar)、和田ジョージ(Drums) 大阪万国博覧会に出演中に知り合ったカナダのロックバンド、ライトハウスに見出されてカナダに渡り、ライブ活動を重ね評価を上げてアメリカのアトランティック・レコードと契約した、日本人で初めてアメリカで成功をつかんだバンドです 1973年1月には来日するローリング・ストーンズの前座を務める予定であったが、クリスマスの夜に突然発表された入国不許可の知らせに、大きなチャンスを逸してしまった そんな日本の状況に幻滅をおぼえた彼らは4月、京都円山公園音楽堂で行われたコンサートを最後に解散してしまった、デヴィッド・ボウイも高く評価して、活動拠点をニューヨークに移すことを強く勧めていたが、既にバンドの解散が決まってしまっていた為、立ち消えに 2007年11月にオリジナル・メンバーによる再始動を発表、2011年8月7日に惜しくもジョー山中がガンで死去したが、活動は続けられている 70~80年代の日本のロックは熱く、確実にロックの歴史が脈打っていた、当時の音楽業界は日本人が欧米生まれのロックンロールを演奏するとき、2つのアプローチの歌詞を英語で歌うか?日本語で歌うか?という日本語ロック論争が盛んでした はっぴいえんど、村八分、外道、クリエイション、カルメン・マキ&OZ、上田正樹&SOUTH TO SOUTH、ウエスト・ロード・ブルース・バンド、めんたんぴん、四人囃子、頭脳警察、紫、コンディション・グリーン、BOW WOW、柳ジョージ&レイニーウッドetc. 過去の幾つかのアーティストやグループのかけがいのない存在事実は、今まさに飛躍への道に踏み出したジャパニーズ・ロックの世界にとって、間違いなく布石の役割を果たした FTBの音楽性はオリエンタルな音階に英語の歌詞を乗せたロック フォーク全盛だった1970年代初頭の日本の音楽シーンに於いて、彼らの作り出す音楽は異質で時代を先取りしたもので、オリジナリティの高い世界観を築いていた 東洋人をアピールして、歌詞は理解してもらうことを考えたワールドワイドを視野にした戦略 3オクターブの声を持つ男のジョー山中と、石間のスライドギターが特徴の日本の黎明期に活動したバンドです 石間は当時のFTB時代はテレキャスターとレスポールを使っていたが、ラーガ奏法の第一人者、2000年にシタールとギターを融合させたオリジナル楽器・シターラを開発、ネックがシタール、ボディがギターでボディは大部分が空洞になっており、ネックの幅が広く、2音半ベントが出来るようになっている チューニングは2音半下げで6弦からAーDーGーCーEーA TDKのMA(メタルポジション TYPE IV)にダビングされていました MAKE UP She gazed into myeyes おまえは 長いつけまつ毛の間から Though her false eyelashes 俺の目をじっと覗いていたけど No true love behind them おまえには真実の愛なんか Just a sinful thought これっぽっちもないじゃないか I'm not a rich man あるのは あさましい考えだけさ 俺は おまえが思っているような金持ちじゃないよ She said she wants a ride おまえは キャデラックの新車で On a brand new Cadillac ドライブに行きたいと言ったけど I said I've got no car 俺は車なんかで持っていないのさ Jast a sinful thought あるのは あさましい考えだけさ I'm not a rich man 俺は おまえが思っているような金持ちじゃないよ SATORI PART.2 There is no up or down 上も下もないぜ Your truth is the only master 真実だけが大事なのさ Death is made by the living 生きているから死があるのさ Pain is only intense to you 君だけに痛みが感じられるのさ The sunshines everyday 太陽は毎日輝いているのさ The sunshines everyday そう 太陽は毎日輝いているのさ Freedom Freedom...... 自由があるさ 自由があるさ...... HIROSHIMA Once upon a summer day ある夏の日 In their midst, a mushroom grew きのこ雲がもり上がり They never saw 誰もみえない They never, never knew 誰もきこえない きのこ雲が They're walking on the street 壁に影をたおして Making shadows on the wall 街を住く人たちが They're sitting on the steps すい込まれてゆく Melting into the stone 敷石にすい込まれた あの日 Children of the mushroom あの夏の日 きのこ雲はそこまで きのこ雲は子らをも Aren't we all , aren't we all. われらすべてをも KAMIKAZE 「HIROSHIMA」、「KAMIKAZE」はカナダ人プロデューサーによる、カナダ録音の3枚目となる「MADE IN JAPAN」というアルバムで、バンドを代表する名曲を収録した1枚、1972年にリリースされている いきなり、冒頭の「イントロダクション」にエマーソン・レイク&パーマーの「ラッキー・マン」が流れてくる カナダで行われたEL&PとFTB、ボブ・シーガー等によるコンサートのラジオCMでキーボードバンドのEL&PとFTBの音楽性の接点で全くないので、当時は驚きました WE ARE HERE フジ・ロック・フェスティバル08に参加 9月にアルバム「We are here」を発表、併せて全国7か所でアルバムツアーが行われた、海外では今でも評価が高く、11月にニューヨーク公演、12月にカナダ公演が行われた ウーマン(失われた日々の影) Women, you said ウーマン 君は言ったじゃないか that all you want is my love 今 君に必要なのは僕の愛だけだと Women, you know ウーマン 君は知っているだろう That all I want is your love 今 僕が欲しいのは君の愛だけだと We've been chasing 僕達は失われた日々の影を Shadow of lost days 追い続けてきたけど Take a look around まわりを見てごらん See the world as it is そして 現実の中に生きていこう Women, you know ウーマン 君は知っているだろう that all I need is my love 今 僕が必要なのは君の愛だけだと Women, let your love light reach mine ウーマン 君の愛の光が僕にとどくように Mama, Do you remember the old straw hat you gave to me I lost the hat long ago flew to the foggy canyon yeah Mama, I wonder what happened to that old straw hat Falling down the mountain side out of my reach like your heart ※Suddenly the wind came up Stealing my hat from me yeah Swirling whirling gusts of wind Blowing it higher away ※※Mama,that old straw hat was the only one I really loved But we lost it,no one could bring it back Like the life you gave me ※Repeat ※※Repeat Like the life you gave me 母さん、僕のあの帽子、どうしたんでしょうね? ええ、夏、碓氷から霧積へゆく道で 谷底へ落としたあの麦藁帽子ですよ 母さん、あれは好きな帽子でしたよ 僕はあのとき、ずいぶん悔しいかった だけど、いきなり風が吹いてきたもんだから 母さん、あのとき、向こうから若い薬売りが来ましたっけね 紺の脚絆に手甲をした そして拾おうとして、ずいぶん骨を折ってくれましたっけね けれど、とうとう駄目だった なにしろ深い谷で、それに草が 背丈ぐらい伸びていたんですもの 母さん、ほんとにあの帽子どうなったでしょう? そのとき、傍らに咲いていた車百合の花は もうとうに枯れちゃったでしょうね、そして 秋には、灰色の霧があの丘をこめ あの帽子の下で毎晩、キリギリスが啼いたかも知れませんよ 母さん、そして、きっと今頃は、今夜あたりは あの谷間に、静かに雪が積もっているでしょう 昔、つやつや光った、あの伊太利麦の帽子と その裏に僕が書いた Y.Sという頭文字を 埋めるように、静かに、寂しく 「人間の証明」は、1975年に「野生時代」に連載された森村誠一の長編推理小説、第3回角川小説賞受賞、770万部のベストセラーとなり、1977年に映画化された「母さん、僕のあの帽子どうしたでしょうね?ええ、夏、碓氷から霧積へ行く道で渓谷へ落とした、あの麦藁帽ですよ、母さん、あれは好きな帽子でしたよ」とTVで映画の宣伝を頻繁に放送していました ジョー山中が歌う「人間の証明」のテーマソング「Mama,Do you remember......」もヒットしてベストテン入りを果たしました 読んでから観るか?観てから読むか? 4年前のTORONTOでSATORIが聞こえた! 確実な日本のROCKがあった! 4年前のTOKYOで、小原庄助さんみたいなROCKだと、バカ野郎が書いた! 4年後のTOKYOでは、海外進出をめざすグループは、こぞって小原庄助さんを取り入れている! ジョーはフェリックス・パッパラルディと対等にROCKINした。 イモ野郎共聞け! FTBを! 俺達は走り続けている・・・・・・・・・内田裕也 参考までに、シターラを持っていないギタリストはこのエフェクト・ペダルで お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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