カテゴリ:言葉(言語)・文字関連
こんな言葉は無いはずだ。ネット映像を覗いていたら『背縮み』という言葉が出て来た。
確かにこの言葉は聞いたことが無いし、辞書にも当然出ていない。 どういう意味でこの言葉が使われているのか、その映像を観ていたら若い娘たちが使った言葉のようで、もちろん市民権を持った言葉でもないらしい。 その言葉の使われ方が「あの人ちょっと ”背縮み” しているね!」とか「あんなに ”背縮み” しなくてもいいのに」という使い方をするらしい。 つまりこの言葉 ”背縮み” は ”背伸び” の反対語として使っているらしい。 なるほどそう言われれば良く分かる。つまり ”控えめ” であるとか ”出過ぎることが無い” とか ”引っ込み思案” などのように受け取ればいいのだろう。 世の中を見まわしてみると、”背伸び” した発言や行動をする人はたくさん見かける。だからと言って背伸びした発言や行動がいけないと言っているわけではない。それも時と場合などシチュエーションによって使い分ければいいことかもしれない。 その ”背伸び” の反対語としての ”背縮み” は、ある種の奥ゆかしさのようなものを感じるのですが、これも使い方を間違うと卑屈に見えることにもなりかねない。 かように人の行動や言動には、好意的に受け取られるように振る舞うことの難しさのようなものがある。それを天性持っている人が居るかと思えば、まったく我関せずで自由気ままに振る舞って、陰で顰蹙を買っていることもあるかもしれない。 ことほど人の行動や言動は、デリケートなものですから一瞬考えてからの判断が必要かも・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.01.29 00:10:09
コメント(0) | コメントを書く
[言葉(言語)・文字関連] カテゴリの最新記事
|
|