3249431 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

門外漢のねごとたわごとひとりごと

門外漢のねごとたわごとひとりごと

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
2022.06.15
XML
<<売り家と唐様で書く三代目>> という川柳が江戸時代に作られた。
今日(こんにち)でもその言い回しが遣われることは稀にあるようだ。

この川柳の意味するところはこうだ・・・、
<<商家のお店(おたな)を初代創業者が苦心して築き上げ財産を残しても、三代目になると没落してついには家を売りに出す羽目になってしまう。けれど、その売り家札の筆跡は ”唐様(からよう)” で書かれてシャレている。つまり三代も経つと、道楽が過ぎて字は上手くなったものの家は没落するというように、本業をないがしろにしてつぶしてしまう人を揶揄したもの>> このような意味で使われている。

一般的にはそういう意味合いで使われるし、言葉辞典や書物にはほとんどすべてそのような意味とされている。

しかし、この言葉の意味を違う解釈をする人が居る。

その解釈はこうだ、<<唐様の書体とは ”顔真卿や欧陽脩(ともに唐代の著名な書家)らが書聖とも言うべき王義之の書を意識して大成したもの” とし、よってこの三代目は ”文化を習得したのだ” との解釈もできてしまう>> という。
これは「無駄遣いと浪費の違いを言っている」のだとも。

例えば、道楽が過ぎて本当に馬鹿な奴だというように揶揄するのなら << ”うりいえ” と下手な字で書く三代目>> とならなければいけない。
これだと浪費の証明のようなものです。

「この唐様の字は、三代続いて築いた身代を無駄にすることと引き換えに培った ”文化” だと象徴的に表現しているのです」と。

そんな解釈をしている一風変わった人は ”明石散人(あかし・さんじん)” さんその人です。

この人のことは過去に何回かこの ”ねごとブログ” で書いています。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2022.06.15 00:10:11
コメント(0) | コメントを書く
[言葉(言語)・文字関連] カテゴリの最新記事


PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

smiling drunkard

smiling drunkard

Rakuten Card

Calendar

Favorite Blog

【重要なお知らせ】I… 楽天ブログスタッフさん

リバーサイド・カフェ riverside1040さん

Comments

smilingdrunkard@ Re[1]:今回は早々と中止の連絡が…(11/14) 浅野稔さん ーーーーー わたしも体力の衰えは感…
smilingdrunkard@ Re[1]:滅多に買わない展覧会図録だが、これは…(11/04) 幹事コンさんへ ----- 1点1点観ていると、…
幹事コン@ Re:滅多に買わない展覧会図録だが、これは…(11/04) 私も滅多に図録は買いませんが、この図録…
smiling drunkard@ Re[1]:安堵した! 正常に作動してくれた…(10/06) 幹事コンさんへ ----- レコードプレーヤー…
幹事コン@ Re:安堵した! 正常に作動してくれた…(10/06) レコードプレーヤー、私は今も使ってます…

Freepage List

Headline News


© Rakuten Group, Inc.
X