カテゴリ:言葉(言語)・文字関連
たぶん ”京ことば” あるいは ”京都弁” なんだろうと思うけれど、わたしの母(京都人)なんかがよく使っていた言葉に「味もしゃしゃりも無い」というのがあります。 もちろん意味は良く分かります。つまり「味も素っ気もない」という事で=面白みが全く無くつまらないさま。食べ物の味について言う時は=美味しくない。味が無い=拙い食べ物。という事になります。 ではこの ”しゃしゃり” とはいったい何なのでしょうか? 一説には <<「しゃしゃり出る」という動詞からきている言葉で、「出る」を省いて「しゃしゃり」だけを使うようになった>> というのが有りました。 「しゃしゃり出る」というのは、=分をわきまえずに差し出がましいことをする。でしゃばる。 とあるのですが、この説はいまひとつ釈然としません。 ただ、「しゃしゃり」という言葉に響きには、何となく軽々しく味が薄く重みもなく面白みもないという雰囲気が漂っているようにわたしは感じているのです。 それはおそらくわたしが子どもの頃から、母が遣っていた聞き慣れた言葉だったから染みついてしまっているのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.04.17 00:10:11
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