クマを初めて目の前で!北海道犬の競技会にて
今日、県民海浜公園の駐車場で北海道犬の大会があり見学してきました。到着した時は、まだ競技開始前でクマの飼い主がクマにハチミツをあげていました。飼い主さんに伺ったところ、クマの名前は『モコちゃん』でした。クマが好きで飼われたんですか?と聞いたら、違うとの答えで、コグマのときに貰われてきたようです。オリについたハチミツまで、美味しそうにペロペロと舐めていました。7歳ということでしたが・・なんだか小さくて、痩せているような印象でした。他のクマを見たことが無いので良く分かりませんが、こんなものなんでしょうか?こういった活動を始めて、今回、初めて目の前でクマを見ることが出来たわけで、この大会の意義は、ともかく・・クマってどんな匂いがするんだろう?と(フンの香りが中心だったかな?(^^; )クマから何かを感じたくて、じっと見つめていました。変なところに連れてこられて落ち着かないのか、オリの中をウロウロ歩き回っていました。競技が始まると・・・最初の方の犬は、クマの匂いをかいだり、オリの周りをグルグル回りますが、ほとんど吠えませんでした。1~2回吠えると、静かになって帰ろうとする犬もいました(^^;飼い主さんに引っ張られて、クマのオリのそばに行かせられますが、クマも犬もお互い関心を持っていないような静かな光景でした。しばらくすると、クマに対して攻撃的に吠える犬が現れましたが・・私が見る限り、モコちゃんは、そんなに怯えている風でもなく、全く動じていませんでした。しかし、2頭の犬に対しては、少し興奮状態になりオリの中を激しく行き来し、攻撃的な態度を見せていました。その2頭は、同じような色合いで薄い茶色の尻尾が白めの犬でした。吠え方は、そううるさいわけでは無いのに・・同じような色合いの犬にだけそんな様子だったので、何か思い出でもあるのかな?と感じました。興奮状態になったけれど、その前後の犬に対しては、また相手にもせず大人しくなったので、ちょっと不思議でした。競技が終わって、観客達が近づくと遊んで!エサ頂戴!とばかりにオリの中で立ち上がり、可愛い目で愛嬌を振りまいていました。カメラを向けた所でもサービスしてくれました。可愛いお目目が見えてます♪こんな狭いオリに入れられて、意味もなく犬たちに吠えられて・・可哀相でしたが、クマってやっぱり猛獣なんかじゃありませんね。あっちこっちで犬同士は、ちょっと怖いような唸り声を上げたり吠えあって、今にもケンカが始まりそうな雰囲気でしたが・・モコちゃんは、ずっと大人しくておりこうさんでした。北海道犬は、クマに向かっていく気質の犬だそうですが、実際は怖がって、尻尾を丸めて嫌がってる犬も見られたので。。ワンちゃんたちも可哀相でした。観客の中の飼い主さん同士の話で、「1位になるような犬は、人間にもかみつくから困ったもんだ・・」みたいな話も聞えたので・・クマに向かう姿勢で優劣をつけるこの大会はなんのための大会なんだろう?って思いました。人間の傲慢さが、にじみ出るような大会でしたが・・中にはオリの中から、盛んに吠えるワンちゃんもいましたが・・北海道犬のほとんどは、優しい目をした可愛いワンちゃんたちでした。親や仲間の競技の終了を待ちくたびれたのか仔犬たちが仲良くネンネしていました。