駄菓子屋さんで。
悲しいのでしょうと夢の中・・・ 見知らぬ人の問いかけに 声も出せずにうなずいて それはあなたがやっぱり好きだから・・・ (硝子坂 歌 高田みづえ 作詞 島武実 作曲 宇崎竜童) 昨日は ちょっとしたことで・・・ くらくらするほど 暑かったぁ。。 もぉ~、たまらん。 エアコンの温度設定を 少しだけ いつもより高めにして 電気代を 浮かそうとしたのが間違いだったのか 昼からは じっとしていても 汗が止まらない。 近所の駄菓子屋さんへ駆け込む。 かき氷を食べた。 ひさびさに 脳天まで 沁みわたる冷たさ。 古い店の中の景色に 自然と心も和む。 おばちゃん、これひとつ頂戴ね! と言って買ったのが金平糖。 ガラスの瓶を見ると 悪さをした少年時代を思い出しやす。 あの頃 母親は まだ40歳前後でやんした。 今の自分より10歳も若い。 父親がほとんど家に帰らず 1ヵ月三千円の家賃で住んでいた市営住宅。 スーパーの惣菜部門で働きながら 7つ上の兄、4歳上の姉を育ててくれやした。 ご飯は・・・育ち盛りの3人でやんす。 1日一升五合(ごんごう)。 母の実家が農家なので、なんとかなりやした。 しかしおかずはというと 毎日、スーパーの残り物のコロッケや天麩羅を 持って帰って来やした。 一度、 糸の引いたコロッケを口にしたことがありやす(笑) 「母ちゃんこれ、ネバ~っとしとるよ♪」 ・・・母ちゃんのあわてた顔が忘れられやせん。。 それ以来、おかずを買ってくると 「悪るぅなる前に食うてまえ~♪」 というのが口癖になりやした(笑) 市営住宅のすぐ傍に 駄菓子屋さんがあった。 そこに居ること自体が楽しかった。 おばちゃんに怒られても 店の中、店の前で いつもふざけていやした。 ・・・毎日 何かが変わっていやした。 何か 新しいものが欲しかったんでしょうな。 食い意地も張っていやしたね。 串になったカステラ。 1本10円くらいだったか。。 籤を引いて アタリが出たらもう1本。 晩ごはん前に 空きっ腹を満たすのが習慣になっていやした。 ・・・あれから40年。 これから数えて40年生きれば90歳。 あと何年か生きられるなら 子どもたちの遊び場 幸せになれる場所 やっぱし そっちのほうが 自分に 合っていると思いやす。 本日のエンジェルメッセージが 携帯に入る。 『考えてるのか、迷ってるのか。 迷ってるだけなら時間がもったいない。』