あちゃー!新連載「おやじ先生と行くでやんす!」見切り発車でやんす♪
あちゃー…って、4月1日の日記に新連載云々と書きやしたが、遅くなってすいやせん。。m(__)mエイプリルフールのつもりではなかったけれど、オオカミ少年、いや、中年か(死語)、…にもなるつもりはないので、どうかお許しを~!…と、師匠の許可も得ずに事後承諾型・自己完結型・メタボリック症候群式にしかも「三ツ目が行くでやんす!」を中断中なのに『見切り発車』の新連載「おやじ先生と行くでやんす!」(仮題)をここから始めたいと思いやす。。(苦笑) (…会社の日報に「苦笑」と書いたら赤ペン入れられやした)*********************************************************************************** 「おやじ先生と行くでやんす!」(仮題) 第1話 「予感」 「その人」が嬉しそうな顔で、ゆっくりとエスカレーターを上ってきた時、 超スローモーション再生映像かと思うくらい、神々しくあっしの目に映りやした。 しかし半年振りに見るそのお姿は、肩から腰にかけて、腰から脚にかけて、 すっかり贅肉がそぎ落とされ、 病気との闘いの凄まじさを全身で物語っていやした。 しかし「その人」の右腕は・・・・、 あっしに向かって高く揚げられ、あっしと目が合うと、 安心してまた元の位置に戻されやした。 すぐさまあっしは「その人」のところに走り寄り、 抱きかかえるようにして ご挨拶することになりやした。 「その人」は当初、ここのお店のファンなのか、やたらと人なつっこく あちこちで店員さんに話し掛けてショッピングを楽しんでおらる様子でした。 あっしはこのお店の4階でパソコン販売のヘルパーとして 派遣でお仕事をさせて頂いておりやした。 派遣ですから、定期的に契約の更新と言うのがありやして たとえ長期契約といっても、3ヶ月ごとに手続きを踏まなければいけやせん。 ですから大事なお客さんとも、いつお会いできなくなるか分かりやせん。 こんな風に思うようになったのも「その人」がある日からまったく お顔を見せなくなってからだと思いやす。 「その人」とは毎回、新商品はもとより、 あらゆるPC関連商品の話題で花が咲き なんでも興味を持たれる方ですから、 かなり時間を割いて接客したものでやんす。 あっし、それでもなんとなく嬉しかったでやんすし、 この方はあっしと波長が同じような気がしやした。。 ウマが合う、と言いやすか、相性がイイ、と言いやすか、 話していて凄く楽しく、幸せな気分になれる。。。 人間同士のおつきあい。。こころを感じながら、 どこかで求め合っていたような。。 「その人」はそんなお方です。 見た目はいかついサングラスに帽子、 mp3プレーヤーを首に引っ掛けて、これから山登りでもしそうな格好で 元気ハツラツのおじーちゃんという感じでやんすが、 このおじいちゃん、元教師で校長先生だったらしいと他の人から聞き あっし、ますます興味を持ちやした。 そんな方が「そう言えば最近見えないなあ…。」と話題にのぼった時には すでに半年以上が経過していやした。 しかし『再会というものは「縁」を深くする』もので、 しかし『運命』であったのではと、しきりにあっしは思うのです。。 この時あっしは「その人」のひとつの質問からある種の予感を感じやした。 『ふなやさん、ボクはねえ、病気になってからちっとも根気が続かなくて 本を読むこともしんどくなって来たんですよ。』 『H社のPCに文章を読んでくれるソフトが入っていたと思うんだけど それは便利かね。役に立つものかね。』 何を言っているのか、最初は意味が分かりやせんでした。 しかしこの時に、「その人」の『何か』が動き始めていることだけは ……はっきりと感じたのです。 (…つづく) はい♪今日は「弥生」ちゃんも拍手してくれていやすね(笑)♪