先週の10月の消費者信頼感指数、9月に設立・閉鎖された企業数、先週の外貨準備高、アマスラ炭鉱事故で容疑者も辞任・解任もない状況への批判、国会議員の政党間以上活発化の可能性
今日(21日)もまだまだアマスラ炭鉱(バルトゥン県)爆発事故に関する情報が多い状態です。一方で、今日もAAでは意味のあると思われる記事がいくつか出ていましたので、今日も記事を中心に紹介します。 今日も“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”では、アマスラ炭鉱爆発事故が多く議論されていました。これ以外では、AKPに入党したチェレビー議員夫妻に対するエルドーアン大統領の発言問題や、ファクババ議員の善良党への移籍及びそれがもたらす問題などについて議論されていました。アマスラ炭鉱爆発事故に関しては、昨日も紹介しましたが、2つの論点、「運命か、不作為か」と「爆発が起こったメカニズムに関する真相究明で、証拠隠滅が図られたのかどうか」が中心でした。それに関連する問題として、次第に声が大きくなっているのは、「爆発が発生してから1週間が経過した。41人がどこの場所で亡くなったかも明らかになってきたが、未だに“容疑者に対する事情聴取”も行われていない。それどころか、誰も、辞任はおろか、解任、職務停止もなく、何事もなかったかのように、事故前と全く同じ状態が続いている」という批判です。エルドーアン大統領が「運命だ」と言っている以上、「責任を負うべき人もいないので、逮捕も解任もない」ということと思われ、世間がこの炭鉱事故を忘れるのと待っているだけではないかと想像されます。一方で、上でも少し紹介しましたが、亡くなった41人がどこで見つかったかを示す地図も作成されたということです。アマスラ炭鉱には、海面下300mと350mに、少なくとも2つの坑道があるそうですが、-300mの坑道で爆発が起こったと言われ、-350mの坑道では落盤もないそうですが、-350mの坑道でも多くの人が亡くなっているなど、死亡原因の究明が求められるとのことでした。「死亡原因」と言えば、41人は全て埋葬されたはずですが、このニュースを聞いて、「死亡原因を確定するための司法解剖はしっかり行われたのだろうか」と、気になしました。ファクババ議員の善良党への移籍は、“今後のトルコ政界の変化の兆し”と言われていますが、一方で、AKPからの大規模な離党は現時点では予想されていないとのことです(それでも、少数の国会議員は確実に他党(善良党かDEVA?)へ移籍することが噂されているそうです。)。これまでも何度か紹介しましたが、「再選の可能性の無い議員や、政権交代後に刑事責任を追及される可能性の高い党員が、“沈む船から真っ先に逃げ出すネズミ”のごとく、集団で逃げ出す可能性」も否定はできません。“巨大なダムも蟻の一穴から崩壊する”ことはありますので、今後約8ヶ月間、少なくとも選挙が行われるまでは、トルコ政界では何が起こるか分からない状態だと思います。更には、大統領選挙と国会議員選挙の結果によっては、選挙後に、“雪崩を打ったような大移動”も、あるかもしれません。 励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村 ゆうパケット発送!スカーフ 正方形/大判/母の日/女性用/コットン 【トルコ 雑貨】【トルコ お土産】価格:2545円(税込、送料別) (2020/10/11時点)ショルダーバッグ・スクエア/トルコ製ファブリック &合成皮革 幾何学モチーフ・レッド価格:3900円(税込、送料別) (2020/10/11時点)Dear Blossom(ディアブロッサム)シルバー 950 マネークリップ「唐草×ターコイズ」 SILVER 950、ターコイズ 【銀 トルコ石 スターリングシルバー メンズ レディース ユニセックス インディアン ネイティブ ジュエリー アクセサリー オルテガ 唐草】MC-004価格:19800円(税込、送料無料) (2020/10/11時点)【メール便発送可】 トルコ雑貨 トルコ タイル デザイン コンパクト 二面 ミラー価格:1780円(税込、送料別) (2020/10/11時点) 上でも紹介しましたが、今日はいくつか重要な記事が出ていました。経済記事もあれば、社会記事もありました。今日は経済記事を紹介します。ついでに、昨日紹介できなかった先週の外貨準備高の記事も紹介します。 今日最初に紹介するAA記事の見出しは、「トルコ中央銀行の外貨準備高は1,160億ドルとなり、今年最高水準となった」です。昨日(20)付の記事で、抜粋して紹介します。 TCMB(トルコ中央銀行)から行われた発表によれば、10月14日現在、TCMBの粗外貨準備高は先週から29億2,000万ドル増加して761億7,200万ドルとなりました。中央銀行の合計外貨準備高(通貨+金(Gold))は前週の1,139億7,600万ドルから20億5,000万ドル増加して、10月14日には1,160億2,600万ドルに増加しました。過去5週間の変化状況は次のとおりです。 金(Gold)準備 通貨準備 合計外貨準備高09月16日 399億1,400万 748億2,400万 1,147億3,800万09月23日 394億6,900万 713億3,500万 1,108億400万09月30日 389億9,600万 680億5,200万 1,070億4,800万10月07日 407億2,400万 732億5,200万 1,139億7,600万10月14日 398億5,500万 761億7,200万 1,160億2,600万 今日2つ目に紹介するAA記事の見出しは、「10月の消費者信頼感指数は5.3%上昇した」です。こちらは今日付の記事です。 10月の消費者信頼感指数は月間ベースで5.3%上昇して76.2ポイントとなりました。 トルコ統計庁(TUIK)は、10月の消費者信頼感指数統計を発表しました。TUIKとトルコ中央銀行(TCMB)の協力により実施されている「消費者傾向アンケート」の結果から計算される、季節調整後の消費者信頼感指数は、10月には、前月と比べて5.3%上昇しました。9月には72.4ポイントでしたが、10月には76.2ポイントに上昇しました。 過去12ヶ月間と比べた現在の経済状況指数は9月には71.4ポイントでしたが、10月には6.7%上昇して76.2ポイントになりました。現状の家計の経済状況予測指数は9月には53.0ポイントでしたが、10月には8.4%上昇して57.5ポイントとなりました。9月には71.4ポイントであった今後12ヶ月間に関する家計の経済状況指数は10月には6.7%上昇して76.2ポイントとなりました。9月には74.0ポイントであった今後12ヶ月間に関する一般経済状況指数は10月には5.3%上昇して77.9ポイントとなりました。今後12ヶ月間の耐久消費財支出検討指数は、9月には91.0ポイントでしたが、今月は2.3%上昇して93.1ポイントとなりました。 ここからは一言解説・雑感です。何度も紹介していますが、インフレ率から始まって、失業率に移り、そしてその後は各種の「信頼感指数」にまで、数値操作疑惑が広がっています。“ほとんど全ての項目が改善している”というのは、実感からずれていると思われます。 今日3つ目に紹介するAA記事の見出しは、「9月に設立された企業の数は6.8%増加した」です。これも今日付けの記事で、抜粋して紹介します。 トルコ商工会議所連合会(TOBB)は、9月の設立・閉鎖企業統計を発表しました。それによれば、9月に設立された企業の数は、9月と比べて6.8%増加して1万2,193社から1万3,023社となりました。同月に閉鎖された企業の数は16%増加して1,987社となりました。8月には1,713社でした。昨年と比べた場合は、設立された企業の数は27.9%、閉鎖された企業の数は25.8%、それぞれ増加しました。また、先月には外国との共同資本企業として1,928社が設立されましたが、その内の135社がロシアと、129社がイランとの合弁企業です。設立された外国との共同資本の企業の内、210社が株式会社、1,718社は有限会社として活動しています。 トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けIPO初値予想 今日はトルコ関係の書籍を紹介します。やはり歴史の理解が大切です。ちょっと厚いのですが、お勧めの1冊です。この本もお勧めです。