トルコ・スーパーリーグ優勝チームの決定、今年1~4月の不動産手続件数、零細企業主・家内工業主協会会長の17日からの規制に関する要望とその雑感、トルコにおける新型コロナウイルス患者発生の431日目の状況
今日(15日)は、シェケル・バイラム(砂糖祭)、ラマザン・バイラムの3日目(最終日)でした。そのため、経済面では殆ど記事は出ていませんでした。強いて上げるとすると今年1~4月に不動産登記(売買)に関する記事と、17日以降の営業制限撤廃を希望するという零細企業主・家内工業主協会会長の声明に関する記事が出ていましたので、今日はこれらの記事を紹介します。 今日出ていた記事で、トルコ人にとって最重要?と思われるのは、2020~2021年のサッカー・スーパーリーグ(1部)の優勝チーム決定に関する記事でした。前節まで、81点でベシクタシュとガラタサライの2チームが並び、1点差でフェナルバフチェが続いていました。今日の試合で、ベシクタシュ(2-1)もガラタサライ(3-1)も両チームとも勝利しましたが、得失点差(ゴール差、+45と+44)でベシクタシュの優勝が決まりました。ベシクタシュの優勝は3年ぶり16回目とのことです。これ以外では、「黒ダイヤ」と呼ばれているトリュフのトルコの販売額が2020年には2億2,000万リラ(生産量は約60トン)になったという記事、トルコの酢漬け野菜(ピクルス)の輸出が今年1~4月に対前年同期で14%増の8,853万ドル (2020年は対前年比で23%増の、史上最高額となる2億2,700万ドル) になり、また、輸出先は輸出額順でドイツ、オランダ、アメリカとなったという記事が出ていました。 出ていない記事では、昨日も紹介したセダット・ぺケルというマフィアのボスの発言を巡る政治家の発言に関するテレビニュースやソーシャルメディアによる情報がいろいろと出ていました。AKPやMHPは基本的には「反社会集団のボスの何の証拠もない発言に関して、検察官は捜査の必要なし」との立場ですが、元国会議長、元法務大臣で、今も大統領特別諮問委員会委員を務めているジェミル・チチェッキ氏は、「検察官による捜査の必要あり」と発言し、党内でも意見が割れています。同じ大統領特別諮問委員会委員であったビュレント・アルンチ氏は、アルバイラク元国庫・財務大臣の経済政策を批判した後、オスマン・カバラ氏(ゲズィ講演抗議行動に関連して訴追)やサラハッティン・デミルタシュ氏(元HDP共同党主、コバーニ-暴動事件の首謀者として訴追)の未決拘束を、欧州裁判所の判決に従ってやめるよう求めていましたが、大統領から強い非難を受けて委員辞任しました(離党はしていません)。ソイル内務大臣については、まだ噂の域を出ていませんが、ペキジャン前商務大臣は「夫が会長で、自分も役員をしている会社が(事実上は市場価格よりも高く)消毒剤を入札抜きで商務省に売った」ということ自体は認めており、この2人の弾劾裁判を行かどうかを審議する特別委員会を国会に設置するかどうかに関して、AKP及びMHPの対応が注目されます。基本的には反対に回って、提案は否決されることになると思われますが、党内ですんなりと否決でまとまるのか、それとも一部で造反が出るのかが注目されます。この点に関しては、今日のテレビニュースで、2018年の大統領選挙の際、アリ・ババジャン元副首相・外務大臣(現民主躍進(DEVA)党党首)がエルドーアン大統領の推薦書に署名していた一方で、ギュル前大統領の擁立に加担していたこと、及びダヴトゥオール元首相・外務大臣も離党して新党(未来党党首)を結党したことを、エルドーアン大統領が「裏切りだ」と強く非難する発言を行ったと報じていました。ある意味で、党の方針に従わない国会議員が出ないように引き締めを行っているとも取れる状況だと思われます。 今日、アナトリア通信(AA)に出ていた記事の見出しは下のとおりです(今日はこの中から1と2について紹介します)。1 今年1~4月にトルコ全土で85万1,612件の不動産が売却された2 TESK(トルコ零細企業主・家内工業主協会)会長は、月曜日に全ての事業所が営業できることを期待していると発表3 ベシクタシュが優勝4 「黒いダイヤ」トリュフにおけるトルコ目標は10億ドルの輸出を行うこと5 今年1~4月にトルコは8,800万ドル分の酢漬けを輸出した 5月15日(最初の患者確認から431日目)付け「トルコの日々のコロナウイルス統計」から、新型コロナウイルス(KOVID-19)の感染状況を紹介します(なお、保健省から発表される統計には、明確な矛盾が明らかになっているため、必要最小限度の紹介にとどめています)。今日の検査件数: 20万4,637件今日の感染者数: 1万1,472人今日の死者数: 236人今日の完治者数: 3万8,814人今日までの累計完治者数: 493万2,838人今日までの累計検査件数: 5,066万7,653件今日までの累計感染者数: 510万6,862人今日までの累計死者数: 4万4,537人重症患者数: 2,563人 残り1日で、新規感染者数が5千人を切るかどうかは微妙ですが、それでも新規感染者は大幅に減少し、重症患者数も死者数も、それなりに減ってはいます。ただ、たとえ数字が本当だとしても、大統領の発言どおりに「制限の緩和」が行われれば、再び増加に転じることは十分にあり得ると、複数の専門家が指摘しています(そういう専門家のコメントだけを放映している可能性は否定できませんが、、、、)。 励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村 【メール便発送可】 トルコ雑貨 トルコ タイル デザイン コンパクト 二面 ミラー価格:1780円(税込、送料別) (2020/10/11時点)トルコ製 ゴブラン織 生地 がまぐち ハンドバッグ un deux 全2種 さんかく/水 さんかく/黄価格:6091円(税込、送料無料) (2020/10/11時点)ゆうパケット発送!スカーフ 正方形/大判/母の日/女性用/コットン 【トルコ 雑貨】【トルコ お土産】価格:2545円(税込、送料別) (2020/10/11時点)ショルダーバッグ・スクエア/トルコ製ファブリック &合成皮革 幾何学モチーフ・レッド価格:3900円(税込、送料別) (2020/10/11時点) 今日、最初に紹介するAAの記事の見出しは「今年1~4月にトルコ全土で85万1,612件の不動産が売却された」です。今日(15日)付の記事です。抜粋して紹介します。 今年1~4月にトルコ全土で85万1,612件の不動産売却手続きが行われました。AA記者が不動産登記総局の責任者から得た情報によれば、3月には26万9,902件の不動産が売却されました。4月には、不動産売却手続きは3月と比べて19%減少して、21万6,604件となりました。そして、不動産登記手続料として15億5,443万リラの収入がありました。 今年1~4月にトルコ全土で85万1,612件の不動産売却手続きが行われ、そのうちの34万5,232件は住宅、15万4,868件は土地、24万6,370件は農地(畑)、4万47件は事務所・工場、残りはその他に分類されました。 今日、2つに紹介するAAの記事の見出しは「TESK(トルコ零細企業主・家内工業主協会)会長は、月曜日に全ての事業所が営業できることを期待していると発表」です。これも今日付の記事です。 トルコ零細企業主・家内工業主協会(TESK)会長は文書による発表で、4月29日19時から始まった完全ロックダウンの期間は17日(月)午前5時までとなっていることを指摘しました。零細企業主・家内工業主は更なる閉鎖に耐えることはできないことを指摘した同会長は次のように記述しました。「登録された(正当に活動を行っている)経済の中で活動する零細企業主・家内工業主は、5月17日(月)に新たな営業禁止が行われることなく、営業できることを期待している。そのために、速やかに、月曜日を待つことなく、営業再開に関する疑問を解消しなければならず、営業再開の条件を明示しなければならない。全産業が心配しながらの待機に、終止符を打たなければならない。不透明さのある待機状態は、零細企業主・家内工業主を不安にしている。」 感染症流行の最初の段階から零細企業が直面している困難を強調した同会長は、零細企業は過去3回のバイラム(管理者注:昨年のシェケル・バイラム(ラマザン・バイラム)とクルバン・バイラム、今年のシェケル・バイラム)及び、祝日や記念日など(の書き入れ時)に、十分な収入を得ることができなかったことを指摘しました。同会長は、「零細企業がこれ以上被害を受けることが内容にしなければならない。何ヶ月も閉鎖を余儀なくされ、営業ができなかったために非常に深刻な被害を受けている零細企業が一息つくことができるようにすべきである。」との表現を使いました。 ここからは一言解説・雑感です。これまで何度も紹介してきましたように、今回の「完全ロックダウン」でも「製造業、建設業及び農業」は基本的に生産活動に制限がありませんでしたが、一方で、サービス業は、そしてその多くが零細企業は、これまで何度も、何ヶ月も休業を余儀なくされていました。そして、「朝令暮改」のために、購入した食材を無駄にしたり、反対に営業の機会を失ったりしてきました。今回も「17日午前5時以降は『制限なし』のはずなのに、新たな規制は17日夕刻(又は夜)に発表する」という態度を批判しているものと思われます。最新の感染状況で最終判断するとしても、既に検討は終えているべきであり、「16日の新規感染者が●●人以下なら□□とし、それ以上なら××とする」など、事前に対策を発表すべきものと考えます。少なくとも、「17日の半日以上」について対応を発表しないのであれば、それ以前の段階にもどす、つまり「17日は、4月29日19時までと同じ規制とする」と暫定措置を発表すべきと思われます。昨日も紹介しましたが、エルドーアン大統領は「国民の許しを請う」とは発言していますが、「反省している様子」は全く窺えません。 トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けIPO初値予想ここからはブレスレッドです。トルコ|トルコタイル|トルコ陶器|トルコ雑貨|鍋敷き|なべしき|鍋しき|鍋布き|トリベット Trivet|花型タイル【大】73価格:1890円(税込、送料別) (2020/9/12時点)