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テーマ:ヨーロッパ旅行(4253)
カテゴリ:ベルリン旅行
ベルリンその他
Neue Nationalgalerie 旅行前の日記でも書いたとおり、旅行に行くたびに、夫が現代美術館に行きたいというのを私が後回しにしたり、運が悪かったりで、一度も連れて行ってあげなかったので、今回はこれを一番の優先事項にしてみた。 そして無事、ベルリンの現代美術館の中で最も大きい、ハンブルグ駅美術館に行って、存分に鑑賞させた。ちょっと高尚すぎるのか、私も夫もいまいちよくわからなかったが。 で、次はもうちょっとわかりやすい、ピカソとかダリとかの、古典的現代美術の美術館があるようなので、そっちに行ってみた。地下鉄駅からちょっと歩くんだけど、やっとたどり着いた。外にはオブジェもあってなかなか現代美術らしい。そしてHIROSHI SUGIMOTOという人の写真展があると知らせるポスターが入り口に張ってあった。 ふうん、そんな日本人の写真家がいるのか、まあ特別展示入場料を取るだろうから、払ってまでは見たくないかな、という気持ちで、中に入って入場券を買おうとしたら・・・ 受付のおばさんは英語がしゃべれないようで、ドイツ語で何か言って指差した張り紙には英語で 「通常展示はありません」 ええ~?? 写真展があるから? 他のスタッフが英語で答えるには、どうやらそうらしい。 な、なんだそりゃ??写真展って、特別展用の部屋でやるのかと思ったら、美術館丸ごと使うの???そんなのあり?一人の写真家の展示のために通常展示を片付けちゃったわけ? こういうことってどう感じればいいの?写真家が日本人だから誇らしい??それにしてもここまで来た労力は・・・ 結局写真にどうしても興味がもてそうでなかったので入らなかったけど、誇らしいよりは、恨めしいの方が先にたちます、スギモトさん・・・。(いやもちろんそこまでの扱いを受けてるんだから偉大な写真家に違いないですが) ハチ ベルリンでちょっとびっくりしたのは、ハチ。小さな細いハチが町中にはびこっているのだ。昼間だけで夜はどこかに消えてしまうんだけど。一番ぎょっとするのはパン屋のショーケースで、甘いパンやお菓子類にびっしり群がっていること。うげー、ハエみたいにウンコ触った足でとまってるわけじゃないのはわかるけど~。殺虫剤も使えないのもわかるけど~。なんとかして~! ごみもあさってるし! 夏だから食事もコーヒーももっぱら外の席に座ってたんだけど、これにも寄ってくる。食事にはもちろん、ビールにもジュースにもダイブせんばかり。外で食べてる人をよく観察したら飲み物にコースターでふたをしている。 しかし食事にはふたできないので手で追い払うしかない。一度二度とひっぱたいたら観念してちかづかないけど、数が多いから次から次へと他のが寄ってくる。昼食はいつもハチと戦いながらの食事に・・・。刺されないかと怖かったけど、刺された人はいないのかな。 イタリア人 イタリア人はむちゃくちゃ多かった。特に若い学生みたいな子達。そしてお年寄りの団体も多かった。とにかく町を歩くとすぐにイタリア語が耳に入ってくる。店に入っても、バスに乗っても・・・。外国旅行でも近場が好きなのね、イタリア人。しかもしゃべる内容が、いかにもイタリア人って感じで、口々に好き勝手なことしゃべってる。 対して日本の観光客はほとんど見なかった。 ウチの店のお客さんで、ドイツ人とイタリア人の両親を持つ人がベルリンでお店を持っている。私たちも行ってみた。この人のお店というのがイタリア風のバーで、お酒を飲むところだけど、イタリアと変わらないエスプレッソコーヒーとカプチーノも置いているのだ。 この人はしょっちゅうイタリアに買出しに来てて、いつもウチの店に食べにきてくれる人。地元のいろんな情報を教えてくれて、とても助かった。 彼はイタリアで育ったのに住むところをベルリンに決めた。ベルリンは物価も土地も安い。こんな大都会なのに、家の値段は田舎町のカンポバッソと変わらない、むしろちょっと安い。 イタリアの都会の家なんてこの2倍3倍でありながら、収入が上がるわけじゃないから、給料のほとんどがローンや家賃に取られるから、ベルリンのほうがよほど暮らしが楽。それに交通は整っていて便利だし、いろんな国のお客さんに会えるのがうれしい、と、とても満足そうだった。・・・わたしたちも言葉の問題さえなければベルリンに引っ越すのにな~! サービス いろんなお店で、店員さんとか、ウェイトレスさんは、イタリアよりも愛想が悪い感じがした。もしかして私たちが観光客だからとかいろんな要因が関係してるのかもしれないのだけど、呼んでも聞こえないふりとかが結構あった。旧共産圏だからってのもあるかな?? 宿泊 最初に泊まったのはEastSeven U2線Senefelder Platz駅 最寄り駅は、アレキサンダー広場から2駅と、街中だった。 部屋と共同シャワーはとてもきれいで、シャワー室は小さいけど親切設計、別れた小部屋に入るとまず脱衣スペースがあって、引き戸(カーテンだったかも、細かいとこは忘れた)のついたシャワーボックスに入る。日本では当然のことだけど、海外の安宿はなかなかそうはいかない。 あと、公園のように広い妙に贅沢な中庭があり、憩い室はその中庭に面している。 で、この宿、評価も高いんだけど、ちょっと狭い。家具はベッドとワードローブだけ。ベッドには小物おきがついてて便利なんだけど、水とかコーヒーとか食べ物を持ち込んだら床に置くしかなくて不便。いすの一つくらい置いてくれると便利さが全く違うのにね。そういえば東南アジア旅行でゲストハウス選びはそういうところもチェックしてたなぁとノスタルジーに浸る。 あと、ここは街中なんだけど、たしかに駅辺りはバーやクラブが多いけど、ちょっと食べ物屋が少ない。しかもホステルから50M以内は軽食屋やカフェみたいなものは何もない。 でもこの地下鉄線がまた観光スポットが多くてよく使う線で便利だったので、後半も続けてここに泊まろうかと予約延長をしに行ったら、「全室予約済み」。急いでネットで探しなおし。他の評価の高い宿も結構満室だったのであせったけど、なんとか見つかった。 次の宿はAmadeus Hostel U8線Voltastr駅 ここの利点は真向かいにトルコ人経営のimbissとアジア料理食堂があること。そしてまた50m歩けば「食い倒れ記録その3」で書いたカフェ兼パン屋、ケバブ店も2,3軒ある。 前の宿と比べて郊外だし、周辺もけしてにぎわっている感じではないのに、生活に便利なものがそろっているって事もある良い例。 あと部屋が広い上に小さなテーブルと椅子が二つ、しかもベッドサイドテーブル(いすだったかも)まである!窓も大きくて通気が良く快適だった。 ホステル向かいのトルコ人Imbissのレンズマメスープ。家族経営で非常に感じが良かった。 この宿は朝食も安く提供してるけど食べ放題なのでちょっと私たちには向かない(元以上をとろうとして食べ過ぎ(爆)、一食抜くことになって、いろんなものを試してみるという本来の目的が損なわれる)。 よくないのは泊まった部屋がシャワールームから遠かったこと。いちいちトイレに行くのに散歩気分だ。そしてずらーっと並んだ客室に対して女子トイレは一つ。しかも男子トイレより客室廊下に近いから、男子に使われている!ちょっと、女子トイレ使う男子!アンタ絶対イタリア人やろ!(爆) あとシャワールームが前の宿と比べてちょっと汚かった。それとシャワーと脱衣スペースの間にカーテンも間仕切りも何もないから、服をぬらさないようにかがんでシャワーしなければいけない。 それから受付+ロビー?カフェ?は客室のある入り口と別で、用事があるときはいちいち建物を出て受付のある入り口から入らなければいけないのが、ちょっと変だった。まあそんなに用事があったわけじゃないからいいけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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