わが子の成績が３ヵ月で上がる！

[塾長王日記] カテゴリの記事

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• 実戦問題の連続で逆転合格へ

  受験生は今の時期は徹底的に実戦問題を解くことが効果的だ。中でも有効なのは過去の入試問題だろうけれどそれに近いレベルで形式が同じような問題であれば十分に良い。やはり「実戦」の連続が１番力がつくと感じる。この状態に仕上げるために地道な基礎固めを秋に入る直前までやってきたのだが、それが十分に身についている塾生はこれからの伸びが大きい。つまり、“逆転合格”が可能だ。すべては本番の一発勝負なのだ。そこにピークを持っていけるかどうか。それに尽きる。それまでの学校のテストや模擬試験はすべて“確認”テストなのだから。

  2008.12.20

• 塾の財産

  最近のテストで成績が上がっている塾生が続出している。本来は塾なのだから毎回そういう話ばっかりでもいいと思うのだが、今回は特に良い結果が出ているのでとても嬉しい。塾長としてはやっぱり塾生の成績が上がったときが「責任を果たした！」という気になれるのでこの瞬間が至福のときである。成績が上がった生徒には“原因”がある。この原因を追究して研究して記録に残して「法則化」する。この繰り返しが好結果を連発する秘訣だと思う。成績が上がる学習法もこの蓄積から生まれるものだ。つまりこのデータ分析の記録の蓄積がそこの塾の財産となるわけだ。

  2008.12.17

• 中学受験（鎌倉学園）

  北斗塾は宮崎県宮崎市の県庁近くに総合本部が存在するけれど今年も他県の私立中学を受験する生徒がいる。今年は神奈川県の鎌倉学園だ。ここの問題はなかなか難しい問題で良問だと言える。しかしこの問題は一朝一夕では解けるようにはならない。基礎学力が充実していた上で豊富な問題演習量が必要となるだろう。そこで大量の指導時間を取らなければいけないわけだが、受験をするうちの塾生の場合はいろいろな事情が重なって理想的な学習時間が確保できないまま受験を迎えそうな気配だ。試験は来年の２月だからまだ５０日間はある。この短期間でやれることは…絞り込みだ。では、どのように絞り込むか？

  2008.12.10

• 全統センター試験プレテスト

  今年も大学受験センター試験前に行われる恒例の予備校の河合塾が主催する「全統センター試験プレテスト」があり、塾生や予備校生の自己採点の結果を見た。毎年医学部の1番を出してきたが今年はそうはいかないような気配だ。それに関しては残念だ。といってもまだ正式な結果は出ていないが。毎年このテストがあると年末が来たんだなと自覚する。塾では学習をやればやるほど塾生の弱点が次から次へと浮き彫りになるから追い込みにはいいのだが、反面なかなか理想どおりに点数が取れない分野や単元が出てきてあせる受験生も出てくるので、精神的ケアに時間を取ることが多くなってくる。勝負は最後の最後でいろんなことが起きるから油断もできないし、余裕をかますわけにもいかない。それでも１番この時期がやりがいがある。仕上げの時期が１番の達成感を感じるからだ。やはり積み重ねが大事だと毎年ながら痛感する。

  2008.12.09

• 「公約」達成に向けて

  現在、私は週に１回だけある高校にコンサルティングに出かける。そこの高校の特進クラスの特別指導の中身についての打ち合わせで行く。先月からかなり順調にこのプロジェクトは進んでいる。「このプロジェクト」とは？それはその高校から東大合格者を多数輩出するためのプロジェクトだ。このプロジェクトを５ヵ年計画で進めていくという契約を結んだのだ。先々月にこの契約を結んだ。その後、当然ながら北斗塾の指導ノウハウをその高校の先生に惜しげもなく披露している。だってコンサルティング契約を結んだから。今まで外部に詳細を漏らさずにやってきた北斗塾の指導ノウハウ。開示するには勇気も必要だったが、実際に見学しに来た高校の先生方からは「理想の指導法」だと褒めていただいた。こういうやり方があったのか、と。正直言って、この言葉を聞いた時に嬉しくてたまらなかった。やはり認められることは嬉しいことだ。ある学習塾の塾長が考案した学習法や指導法がベテランの高校の先生たちに実際に「理想」と言ってもらえたのだから。そりゃあ、コンサルティングにも力が入ります！（笑）そりゃあ、そこの学校から東大合格者をどんどん出してあげたいと思いますよ！（笑）当初は東大合格に有効な学習法や指導法があるのか懐疑的だった先方も、私の説明で納得できてくれて今では一緒に東大合格プロジェクトを推進している。この事実が嬉しい。おそらく５年もかからない。３年でかなり宮崎県の高校としてはそこの高校は知名度が上がることになると思う。東大合格とはそれほどまでに地方の高校にとってはブランドが上がることなのだ。そうなったら私の「公約」も達成できることになるだろうと思う。

  2008.12.05

• ヤフーに登録申請

  ２年越しでやっとヤフーに登録申請できた。といっても、本当に登録申請なので正式に登録できるかどうかはわからない。それでも非常にうれしい。北斗塾のホームページは前からできていたが、正式に塾生を全国から募集するのは今回が初めてのことになるのでわくわくもする。これからは「自宅にいながらにして塾の指導を受けられる」そういう時代の幕開けなのかもしれない。そのメリットとデメリットは何なのか？やっていけばわかるだろうと思うが、今は新しく塾生になるであろう生徒たちののメリットしか思い浮かばない。北斗塾の「遠隔サポート」個別指導で日本の受験界の常識をひっくり返したいと思う。

  2008.12.04

• いよいよクライマックスへ！

  １２月に入った。受験勉強もいよいよこれからクライマックスだ。この時期にやることは本番さながらに過去問を解いたりすることが有効だ。でもそれ以外にも有効な学習法がある。それは…。わが子の「弱点部分の穴埋め作業」だ。できないところをできるように仕上げておかないと本番でその弱点部分が出れば不合格になる可能性が高まるというものだ。だから、やらねばならない。補強を。受験生は…全員。

  2008.12.01

• お盆休みがあと１日で終わる

  世間的にはいつまでがお盆休みなのかよく知らないが、私のお盆休みは日曜日までだ。しかし、日曜日には大学受験生のために河合塾主催の全統マーク模試を実施しなくてはいけない。それでうちの塾の担当者は１日早く休みを切り上げて試験監督をしなくてはならない。ご苦労様だと思う。毎年毎年、こういったことをずっと自分がやってきたが今年度からは本当に塾の中は分業制が進んで今までと比べると本当に多くの時間を塾長業に使えるようになって助かっている。従業員が大幅に増えてその分だけ経営者としての勉強がものすごい量になり、自分でもびっくりしている、という反作用が起きていはいるけれど…。世の中の経営者はみな凄い努力をしているのだなとふと思ったりもするが、そんな悠長なことを言っている時間もなく次から次へとやることが山積しているのでどんどんと今日も自宅で仕事をする。本当に休まる日がないなぁと思うが、これも自分が選んだ人生の選択だから、しょうがないかな…。

  2008.08.16

• 大学受験対策

  今月のセンター試験後から高校２年生の塾生には毎日受験用の特訓を開始している。はっきり言って今からやってもあと一年間しかない。今後、４月や５月、あるいは夏ごろ秋ごろにどこかの塾に入る生徒も大勢いるとは思うが、正直言って早く始めないと本当に間に合わなくなるよ、と言いたい。今回もセンター試験を終えてみて新たにいろいろと気づくことがあった。だからこそ、この経験は次の受験生である高校２年生に活かさなければいけない。予備校生が上にいるおかげでうちの学習塾部門の塾生は多大な恩恵を受けている。さまざまな教材とデータが残っているからだ。学習塾と予備校を同時に経営する大変さはあるが、やはり予備校生用に準備した莫大な教材や資料を在塾している高校生全員にそのまま活かせるのは大きい。ひいてはその恩恵は中学生の指導方法に活かされ、なおかつ小学生の指導へと活かされる。中学受験の塾生（＝小学生）と大学受験の塾生（＝高校生）がいるおかげで数年前に気づいたことがある。たとえば、それは大学入試の問題を意識して中学受験の問題が作成されていること。たったこれだけのことだが小学生の中学受験指導の研究と大学受験指導の研究とが進んだ結果やっと数年前に私が気づいた事実だ。であれば、小学生のうちからやるべき課題も見えてくる。将来難関大学や医学部を受験しそうな塾生にはあれこれとすべきことがある。今のうちから。それは公立の小学校ではなかなか時間の関係上できないことではあるが、学習塾ならそれができる。実はこういったことは都会の大手塾で日夜問題研究をしているようなところで、なおかつ小学生から高校生までの塾生を抱えているところならば周知の事実だと言える。私の塾がある宮崎県でも、一部の大手塾で研究熱心なところはその事実に気づいているようだが、ほとんどの塾の指導者は気づいていないのではないかと思う。なぜそんなことをいえるかと言うと、中学受験や高校受験に特化している学習塾ばかりだからだ。それでは「小学生→中学生→（高校受験）」のラインは見えても「中学生→高校生→（大学受験）」のラインの根底にある“流れ”が見えにくいのだ。“流れ”の根底で何が行われているのか？それが理解できなければ小学生や中学生の指導に反映するはずがない。せいぜい目の前の「受験」対策に終始するだけだ。それでは今すぐには気づかないが、いずれ大学受験のときに思い知らされる結果が待っている。この恐ろしい事実にほとんどの親御さんたちは気づいていない。当たり前だ。指導している塾の先生も気づいていないことがほとんどなのだから。だから宮崎県の大学受験生のセンター試験の結果は日本でもワーストに近いのである。結果にはきちんとした「理由」があるのだ。それと医学部受験の難しさ。これは予備校を経営して初めて実感する世界観がある。１浪のみならず、２浪、３浪、４浪の世界は私もまったく知らなかった世界だ。医学部受験は明らかに別次元の世界である。ただ一つはっきり言えることは、入試によく出るところだけ押さえて合格者数を多数確保しようとする指導が大手と言われる塾でよく実行されているようだが、「大学受験」の合格を意識すればいろいろと受験指導以外にやることもある。受験勉強さえすればそれですべてOKではないのだ。やはり地方の学習塾のレベルが上がらなければその地域の進学の実績も上がらないのではと思う。もちろん学習塾だけでなく公立や私立の学校の先生方の指導レベルも上がらなければいけないのは言うまでもない。もしも宮崎県の学力レベルを本気で押し上げようとするならば、やはりわが県の知事である東国原知事の言うとおり教育も「県民一体の総力戦」の意識が必要なようだ。

  2008.01.24

• 国立大附属中合格

  私の塾の生徒が宮崎大学附属中学に合格した。定員60名の中に入った。たった１人だけの受験であったが見事な合格だったと思う。もともと入塾してきたときの成績からすれば驚異的な成績の上昇だった。一番の原因は熱心なお母さんやお父さんの存在だろう。受験生だという意識が高くなかった子どもがよくぞ１年くらいで受験生の顔になったものだ。特にお母さんの情熱が凄かった。本当に敬服する。おそらく学校でもこの合格はびっくりされているだろうと思う。

  2008.01.22

• 大学入試センター試験（２日目）

  今日も「引率」するために試験会場にやってきた。塾生達が試験中の間は控え室にて仕事の雑用をしようかと思っていたが、何と私が高校３年生の当時の担任に偶然に出くわすことになった。「あっ、先生！お久しぶりです！」「おお～、久しぶり～！今日はどうしたの？引率か何か？」このあとは昔話で楽しいひと時を過ごした。担任だった先生も今や「教頭」先生である。月日が流れるのは早いものだ。ところで今回はある高校の先生に話しかけてみた。「センター試験の国語の対策はどうしていますか？」返答は次のようなものだった。●センター試験の対策は本番の1ヵ月前から過去問をやる。●２次試験の学力があればセンター試験の国語は解けるのだから特別にセンター対策をする必要はない。●２次対策といっても今の生徒は「ものを知らない」から高度な内容を指導することはできない。こういったものだった。もちろんこの意見は真実を突いているし現場の高校教諭の意見として尊重できるとは思う。しかし、私の意見は違う。センター試験の国語は対策指導をしなければ高得点はとれないものだ。現に２次用の国語対策とセンター対策では指導内容が異なる。前者は「無から有を生じる」作業能力が求められる。まあ、「無」と言っても問題文にはかかれていることがほとんどだけれど。後者は「５つの選択肢」から間違った表現をしている選択肢４つを見抜き正解の一つを選ぶ。これには効果的な指導方法がある。企業秘密だから公表はできないけれど。現に自己採点をした私の塾生は「現代文」が満点だったり９割の得点率だったりする。これはそうなるべく指導をしたからだ。ちなみにこの塾生達は理系の生徒である。文系の生徒ではない。「国語を解くにはセンスがいる。指導ではどうにもならない部分があるんですよ」私と話したその高校教諭はそう話した。これに同意する方も大多数いるだろう。しかし、センスでしか解けないのならなぜ書店には多くの現代文の参考書があるのだろうか？センスでしか国語が解けないのならそもそも学校の国語の授業は「基本問題」だけやればいいのであって、「２次試験対策」のような高度な受験指導をするのは意味がないのでは？なぜ「理系」である私の塾生に「満点」が出るのだろうか？指導者の熟練度や研究度によって生徒達の未来が大きく変わるのだということをもっと指導者は真剣に考えるべきだと思うのだが、これを読んでいる皆さんはどう思いますか？

  2008.01.20

• 大学入試センター試験（１日目）

  実は今日初めてセンター試験の会場に「引率」という立場で行ってみた。独特の雰囲気で懐かしい反面、引率している予備校生の精神面でのケアに留意した。待ち時間は長くやるべきことを私は黙々と控え室でしていたのだが、なかなか興味深い会話が聞こえてきておもしろかった。簡単に言えばそれは、生徒を引率してきている高校の先生達の会話の中身だ。生徒達が試験のために教室に行っている間の内輪の話なのでシークレットな内容もあるみたいなのでここで公表できるものは…、今回の試験の内容だけにしてみたい。私は基本的に試験問題を当日ではなく翌日に解答と共に見るようにしているので今現在の時点では私の意見ではなく試験会場の控え室にいた高校の先生の話だ。おそらく的は外れてはいないと思う。まず、今回の世界史の試験問題は教科書の範囲外の内容が出ていたらしい。これについてそこの高校の先生は「このような問題を出されるとうちの生徒には厳しいなぁ」と言っていた。センター試験なのに教科書を超える内容は本来は出そうにないのだが今年は出たということか？　それがいいのか悪いのかは意見が分かれるところだろうと思う。それから英語の第３問の配点が高くなっていたので（これは私が自ら確認したが）、時間配分の練習をさせていた自分の生徒には戸惑うことになっただろうと思った。やはり傾向が変わって問題の量が変わり、配点も高くなったり低くなったりがあるので今後は問題の配点を確認させるようにしなければいけないと思った次第。通常は「問題のレベルをみて解けそうな問題から手をつける」という指導をする先生は多いと思う。これは私も同じ意見だ。が、英語のように形式が決まっていてその順番ごとにタイムを計り訓練していた場合、配点が変わったりすれば根本的にかける時間も変化しなければいけないので、来年からはそういったことも指導しなければいけないなということだ。それと国語は第一問の評論がわりと易しめで、小説が難しかったかもとはうちの塾生の意見。まあ、これは実際そうなのかどうかは生徒によって変わるだろうとは思うので、あくまでもその生徒個人の学力の問題だとは思う。いずれにしても今回初めて会場に受験生ではない身分で参加したが、毎年行くのもいろいろな気づきがあるのでいいかもなと思った次第。

  2008.01.19

• ９月の時期に…

  連休がくるたびに思うんですよね。「生徒が怠けなければいいな…」と。とは言ってもふだんから忙しくしている生徒であれば、こういった時が親子のコミュニケーションをしっかり取れるいい機会だから…とも思ってしまうので、いちがいに勉強ばかりをしっかりとやってほしいと思うわけではないんですよね。さて、９月の時期は７～８月に頑張っていた生徒ほど気が抜けたような状態になるのがあたりまえです。だから、わが子が体育大会の準備で忙しくして勉強がはかどらなくてもある程度はしかたがないと私は思っています。それに９月はそういう時期だと認識して私は年間計画を立てています。毎年のことですが、「うちの子は夏期講習が終わってからは気が抜けているようでどうしたらいいでしょうか？」と心配して相談をしてくる保護者の方がいますが、あまり心配しなくても大丈夫なんですけれどね。一年間の中にはリズムというものがあるのです。マラソンといっしょです。ずっとスパートをかければ最高記録がでるわけではないのです。短距離走ではないのですから。受験勉強は長距離走のプランが効果大なのです。１０月に入ったら目の色を変えて勉強をしだす生徒は多いです。毎年の現象です。

  2007.09.17

• ３週間ぶりの休日

  久しぶりに日記を書きます。ある人から、「塾長は東国原知事と同じくらいに忙しいんじゃないのですか？」と言われた。「あはは、まさか、知事ほどは忙しくないですよ…」と答えた。…一応。実際はすごく忙しい。今日の休みも３週間ぶりだったが、その前の休みは…？え～と、いつだったかな、ゴールデンウィークだったかな。フィットネスの会員で毎月会費を一万円払っているけれど、１ヶ月に１度くらいしか行けない。「これではいかんぞ！（行かんぞ！？）」ということでまずは体力をつけようと決心しました。明日から頑張れたらいいな。

  2007.07.08

• スタートライン

  昨日は朝から恩人の社長と面談。こちらの社長のご好意で今現在のビルに予備校をオープンできたから。オープン後の初挨拶をすませた。「どうね、去年は１人だけの生徒だけだったらしいけど、今年は？」「はい、今年は８人集まって１人やめて７人のスタートです」「７人！ ははは…。そうかぁ」「今日は東京から来る生徒がいるのでその生徒を空港に迎えに行くんですよ」「ほう、東京から？ １人で来るのその生徒さんは？」「はい。女の子なんですけど…。住むところを今日は一緒に探してあげようかと思っています」「きみはそんなことまでするの？」「いや、今回は特別というか、やはり１人で来る子が心配ですから…。東京から宮崎の予備校に来るわけですから不安のほうが大きいでしょうし」「ふ～ん、普通は宮崎から東京の予備校に行くっていう話ならわかるけど、その逆っていうのはなかなか珍しいというか…。いや、そんなケースはほとんどないんじゃないの？」「そうですね、私も初耳ですけれど（笑）」ということで社長と別れてその後は空港でその子とご対面。「初めまして、どう、宮崎は？（笑）」「初めまして。いや～、暑いですね（笑）」それからは物件巡りやったり予備校に戻って業者の人と打ち合わせたり。また物件巡りして、また予備校に戻って別の業者の人と打ち合わせ。で、また物件巡りして…。「今日を塾も予備校も休みにしておいて本当に良かったな…」夕方に２人でホットドッグを食べてそれが夕食になった。その後にやっと良さそうな物件が見つかってそれが午後８時だった。それからその生徒をホテルの前まで送って別れた。「今日は本当にありがとうございました。これから一年よろしくお願いします」というメールが私の携帯に来た。良かったね、スタートラインに立てそうで…。人によってはやはり経済的にだったり地理的にだったりで、同じ条件で学習することが許されなかったりするわけだけれども、スタートにつければもう後は自分次第だよね。あとは「やるしかない」。それだけだから。

  2007.05.03

• 北斗塾道場2006の結末は？

  いろいろあった一年間。結果はコチラ。

  2007.03.09

• 810点の重み

  ある知り合いから質問があった。「センター試験で８１０点ってすごいんですか？」そうか、と私も思った。知らない人は知らないから。「９００点満点で８１０点ですよ」「それはすごいですね、９割ってことですか」「そうです、９割とれば国立大学医学部は合格可能性はほとんどＡ判定ですよ。そして、東大も医学部にあたる理科３類を除けば東大の各学部への合格可能性はとても高いんですよ」「えっ、東大に合格できる点数ですか！」「…。まあ、センター試験の点数だけではなくて、２次試験というものがあってそれとの合計点数で合否は決まるんですけれどね」と、いうわけで、知る人ぞ知る、わかる人はわかる。センター試験で８１０点を取る重み。私の予備校はまもなくスタートする。来年、８１０点を目指す人が入ることのできる予備校が。「８１０点を目指す！」と堂々と宣言できる国内唯一の予備校が。

  2007.02.28

• 新聞社からの取材

  今日は午前中に新聞社からの取材がある。今日といっても現在は夜中なので朝になったらというわけだ。主に聞かれる内容は今度オープンする予備校のことになる。北斗塾が新たに宮崎駅の近くにオープンするからだ。この予備校（学習塾）の目標は２つあって、１．来年度のセンター試験で８１０点（９００点満点）を取る生徒を育てること。２．来年度のセンター試験で今年度の点数よりも生徒全員の点数を１５０点アップさせること。この目標については２年連続でいずれかを達成しているので、今度募集する高卒生（浪人生）も当然ながらこれをやってもらう予定だ。これは必ずやってもらわないといけない。なぜなら達成できなければ翌年から「宣言」できなくなるから。最近は全国から問い合わせだけは来るようになった。実際に今度の募集で入ってくるかどうかは別だけれども。去年は「そんな夢のようなことを言って入塾させようとしている」と電話で問い合わせしてきた親御さんの何人かに言われたが、これが本当かどうかは２年連続で証明した。今度入ってくる生徒はそういう意味で去年や一昨年の生徒よりは安心感があるだろう。ただし、やり始めたら決して楽はできない一年間になるけれど。だから定員（最大６０名）にならなくてもかまわない。１０名だってかまわない。覚悟を決めた生徒しか相手しないし、覚悟を決めた生徒しか入塾できない。真剣勝負とはそういうこと。塾（予備校）の売り上げ目標が優先することはない。私の塾の生徒ならば知っていることだが。

  2007.02.26

• ジャッジメント・デイ（審判の日）

  小学生のお子さんがいる親御さん。「子どもの将来のことを考えた末に中学受験を決めました」中学生のお子さんがいる親御さん。「子どもの将来のことを考えた末に進学目的の高校受験を決めました」高校生のお子さんがいる親御さん。「子どもの将来のことを考えた末に一流大学の受験を決めました」私が知っている限り、ほとんどの親御さんたちは頑張っている。毎日の生活をしていくために頑張っている。そして何よりもかわいいわが子のために一生懸命だ。子育ては簡単ではない。喜びもあるが苦労も本当に多い。親の心は子どもにダイレクトに伝わるものではない。子どもが中学生になると、手塩にかけて育てきたわが子から、「この、くそババアが！」「このくそジジイ！」などと言われた経験がある親御さんも多いだろう。「お母さんに私の何がわかるのよ！」「親父、俺にいろいろ口出しするな！」わが子が高校生になるとこういうことを言われたりもする。親の心、子知らず。いつの時代もそうだったのかもしれない。そうではあっても…、かわいいわが子である。中学受験、高校受験、大学受験。小学６年生の親御さんは中学受験で頭がいっぱい。中学３年生の親御さんは高校受験で頭がいっぱい。高校３年生、あるいは高卒生（浪人生）の親御さんは、今日行われている大学入試（いわゆる２次試験）で頭がいっぱい。祈るような気持ちでいっぱいだろう。胃がきりきりと痛んでいるのを耐えている親御さんもいるだろう。わが子たちは今のこの瞬間に必死で試験問題を解いている。今までの何年間もの苦労は…。そう、すべてはこの日のためだったのだ。すべては今日のこの日のためだった。今日、今、この瞬間に目の前にある試験問題を解答するために、何百時間も何千時間も勉強し、何百問も何千問も問題を解いてきた。何年も何年もこの日のために頑張ってきた。わが子は頑張ってきたのだ。そして、親御さんたちは…。学習塾には送り迎えをしたり、自分の贅沢はいっさい我慢して、わが子の教育費を必死で捻出し、月謝が期日までに払えなければ、学習塾の先生に電話で、「すみません、もう少し待ってください…」と何度も謝り、大学受験にわが子が失敗すれば、予備校に何百万円という多額のお金を支払い、ずっとわが子を応援し続けてきたのである。ずっとわが子を応援し続けてきたのだ。「ジャッジメント・デイ（審判の日）」今日がその審判の日である。小学１年生から高校３年生までの年月は１２年間。浪人しているならば１３年間、またはそれ以上。努力が報われるのか報われないのか。今日のこの日が「最大の運命の日」なのだ。これを読んでいるあなたのお子さんにも、この日がいずれやってくる。必ずやってくる。そして私の塾生たちも全国各地で今受験している。私の塾のたった１人の浪人生の女の子も今受験している。

  2007.02.25

• 勉強のやり方（後編）

  私が彼に見せた「あるもの」とは？「あっ…。これは、す、すごいですね…」「そう思う？ どんなところが？」「だって、これだと一瞬で全部が…、いや…」「『全部』だって？」「いえ、全部でもあり、詳細な部分もだ…」「なるほどストレートにキャッチするね、君も」「いえ、そんな。そうか、こうやって勉強はやるんだ…」「うんうん、いいね～（笑）」「先生がこのやり方を考え出したんですか？」「まあね。でもここまでくるのに長い年月がかかっているからね」「すごい、完全にこれは企業秘密じゃないですか」「そうだよ」「いいんですか、僕にこんなもの見せてくれて？」「うん、君はこういうやり方で今後は勉強するといいよ」「はい、そうします。ところで、ここに書いてあるこれは…？」「ああ、それね。それは…」「あっ、これは『忘却曲線』だ。人間の記憶の！」「うん、さすがよく知っているな～」「す、すごい。これならこの通りにやればいいわけだ…」「一人じゃここまではできないだろ？」「はい、まず無理ですね。そうか、そうか…。なるほど…」こういったやり取りでその青年いろいろとさわりを教えてあげた。何の「さわり」かって？それが「自立型個別学習」の真髄にあたる部分。宮崎県トップを生み出した学習方法の真髄。

  2007.02.22

• 勉強のやり方（前編）

  今日はある青年と話をした。その青年は現在は某私立大学の学生である。非常に優秀そうなその学生の話をよく聞いてみると、今年度（平成18年４月）から大学に入学したらしい。年齢は24歳…。「今まで何をしていたの？」聞けば高校３年生のときに国立大学の医学部を受験したとのこと。それも難関大学といわれる非常に難しい大学の医学部だ。「それで…？」結果は不合格だったらしい。それから５年間を予備校に通って目標をもってがんばっていたそうだ。「ご、５年間！！！？？？」私は浪人をしたことがないので自分の体験として実感するわけではないが、相当に精神的に追い込まれるのが浪人生の宿命である。私も今現在、自塾に１人だけ浪人生がいるのでどれだけ精神的に不安定なのかはこの一年間で「もうわかったから！」と思うほど実感しているところだ。（その様子はコチラ）で、５年間がんばったその学生は自分の親からの勧めもあって、昨年度受験して合格していた私立大学に入学することになったという。「僕は夢をあきらめていませんから！」「というと？」「はい。大学卒業後にすぐに志望大学に入学できるようにこれからもずっと受験勉強を続けていくのです」「えっ、本当に？」「はい。必ずやり遂げます。信念を貫き通します」くわしく今までの状況を聞いてみると、小学生のときは模擬試験を受ければ１番。６年生のときの大手学習塾の模擬試験では３回続けて１番。「本当に！？ きみはすごいじゃないか！」「えっ、あ、ありがとうございます」「（この子に何があったのか…？）」そこで私は彼と３時間くらいいろいろと話した。「いったいどこで歯車が狂ったのか」「なぜ歯車が狂ったのか」３時間ほど話をして私は納得がいった。「なるほどな…」そこで私はあるものを彼に見せた。それを見た彼の反応は…。（後編に続く）

  2007.02.19

• 激務

  毎年のことだが、この時期になると、「今は受験間近で毎日大変でしょうね」と、よく言われたものだ。しかし、当の私はどちらかというと、「（別に今に限らず年中大変なのが塾ですよ）」と毎度心の中で思っていたものだ。つまり個別指導している学習塾は日々がデータの更新であって、データが変われば指導の中身が変わるのだ。だから受験シーズンになると突然仕事の中身が大変になるということはないのだ。いや、待てよ…。日々変わるのは私の塾のスタイルだからかもしれない。通常の集団塾の学習塾は年間カリキュラムが決まっており、それをこなしていくことをマニュアル化し、義務づけているものだ。これは大手の学習塾ならほぼ間違いない。で、個別指導をうたっている学習塾であっても、講師が学生ならばカリキュラムが一応は生徒の学力別に決められていることが普通だ。最初に学力診断テストを行うのはそのためだから。これはフランチャイズ展開している学習塾ならほぼ間違いない。はっきり言うと、日々の学習内容が生徒のデータやその日の体調などで「変化」して対応するような変化自在の指導をする塾は全国にも数は少ないはずだ。なぜかというと、そんなことをすると、「ものすごく大変」だからだ。だから通常の学習塾ではそんな運営上、馬鹿な仕組みで生徒を指導しているはずはない。というか…、できないはずだ。ある方法を使わない限りは。しかし、生徒の学力やその日の調子で指導内容が基本レベルにも応用レベルにも発展レベルにも入試レベルにも「変化」できるとすれば、その学習塾はそうとう凄いと思う。だって、普通はそんなことは出来ないのだから。だって、それは理想の指導なのだから。普通は「不可能」…だけれど。

  2007.02.13

• 目指せ学年トップ！

  最近の塾内の様子は以前にも増して緊張感が漂ってきた。なぜか？それは私が生徒一人ひとりにラストスパートをかけさせ始めたからだ。もうすぐ中間テストがある。２学期制になってからは以前は２学期期末テストといっていたテストが今や２学期中間テストになった。（ちなみに以前あった学年末テストは２学期期末テストに変更になっている）これに向けてがんばらせていくためにあるツールを作ったのだ。われながら傑作だと思う。その名も「カウントダウンチェック表」！！！ネーミング的には生徒受けするものだ。（歌番組の「カウントダウンＴＶ」に似ているため）が、実際はこのツールを使うと個人個人のテストまでの追い込み状況を私が正確に把握できるために、生徒全員が一人残らず細部にわたってチェックされる。まったく手抜きできないのだ。私としては久々のヒット作である。（チョー気持ちいい～）（笑）相当成績が上がると思うが、これの結果についてはまた後日この場にて発表してみたいと思う。（お知らせ）おかげさまで私の自信作の「真伝の巻」が、みなさまにも安心して販売提携依頼ができるようになりました。協力してくれる方はぜひご登録してください。皆様とご縁ができることを楽しみにしております。北斗塾　塾長　　一木康広コチラから！

  2006.11.19

• 自分観察

  「自分のことは自分が一番よくわかっている」そう思っている人は多いと思う。しかし、実際は私は必ずしもそうだとは思わない。確かに何もかも自分の心の内を自分以外の人に話していないのならば、他人に自分の考えや気持ちが分かるはずがないと思うのも無理はない。でも、観察する視点を変えてみれば違った面が見えるもの。私の塾生で真面目に勉強に取り組んでいるある生徒の話。聞いてみると、よく母親から「お前はダメだ、いい高校にはいけない」と言われるらしい。「そんなことを言う親がいるのか？」そのように思うほど私はうぶではない。そういうことを平気で言う親は結構いる。子供には暗示がかかる。「私は頭が悪いのだ」と。自信もなくなる。「がんばってもどうせ無理に決まっている」と。しかし、私の目から見て大丈夫だと思う生徒のほうが圧倒的に多い。これこそが事実だ。大人になっていない子どもが自己の内面を見つめて、冷静に判断することは難しいとは思う。だからこそ、親の出番であり先生の出番なのだ。「お父さん、お母さん」へあなたはお子さんの可能性を見つけてあげて、それを信じてあげることができますか？　

  2006.09.15

• 僕たちの戦争

  現代の成年と戦争時の成年がタイムスリップして入れ替わるというドラマらしい。単純にストーリー的におもしろそうだ。やはり注目すべきところは内面の心理状態だよね。今の若者と昔の若者の精神構造が違うという風に演じるのか、それとも変わらないというふうに演じるのか…。原作があるのかないのか知らないが、監督（プロデューサー？）がそのあたりをどう表現させるのか興味がある。もちろん役者の力量で伝わるもののイメージは変わるとは思うけれど。たくさん子どもを指導してきた私の経験から言えば、今も昔も深層心理の部分で若者は変わらないと思う。どんなに「ニート」や「フリーター」が世の中に増えていたとしても、だ。表層的な部分では時代環境に影響されるから違ったように見えるとは思うけれど。さて、どうだろうか？

  2006.09.01

• お盆が過ぎてから

  実は毎年少し気になっていることがある。それはお盆が過ぎてから調子のいい生徒と悪い生徒がいるからだ。密かにそういった違いが生じる理由は「墓参り」にあるのではないかと思っている。先祖供養は積極的にやったほうがいいのかもしれないが、私はそれほど熱心にはやっていない。一つには仏壇が私の家にないという理由もある。そんな状況ではあるけれども、墓参りくらいはきちんとするし、それ以外にも多少なりとも供養になるような行為は年に一度くらいはする。しかし年に一回しかない盆の墓参りさえもしないというのはどうかと思う。単純な夏バテもあるだろうが、体調の悪さははたしてそれだけが原因だろうか？先祖への感謝の気持ちが薄い、つまり墓参りという行為に表れないほど先祖をほったらかしというようでは、その子孫は運に恵まれにくいだろうと思うのだ。それではきっと自分の親に対しての感謝の気持ちも薄いのではと思う。先生に対しても先輩に対してもそうなりがちであろう。社会人になったら目上だらけの世界でのスタートなのだからなおさら問題だと思う。別に科学的根拠はないのだが、毎年お盆を過ぎて調子のいい生徒と悪い生徒を見ると何かあるのだろうと思う。

  2006.08.18

• ワールドカップ（日本対オーストラリア戦　後編）

  サッカーの技術に関して素人の私が注目するとすれば、それはオーストラリアの「ヒディンク監督」の采配である。ずばりそれは選手起用に出るはずだと予想していた。実際は戦型などのフォーメーションや選手の配置などといったサッカーの知識があればわかるような部分に実は「戦略」の一部分、つまり「戦術」が見え隠れするのだが、それが素人の私にはわからない。でも選手起用、すなわち、選手交替のタイミングと、その後の選手の働きに注目して、監督の力量を測ることはできる。１．「人材活用」と「人材配置」がうまいか？２．試合の流れを自陣に変える選手交替ができるか？３．選手交替後にその選手が活躍するか？日本を応援するのはあたりまえだが、名将と言われるヒディンク監督の采配が、いったいどれほどのものなのか？それが楽しみで観戦したのだ。で、結果は…日本が１－０のまま前半戦を折り返し、後半戦に突入。４５分の後半戦の３９分まで１点のリード。しかしここで痛恨のミスが出て点をとられ、１－１．守りに入っていた日本は一気に勢いが消え、あっという間に相手に勝ち越しの２点目をとられる。さらに日本が焦ってしまったところを逆に勢いにのったオーストラリアが決定的な３点目を奪取。前回大会で韓国をベスト４に導いたヒディンク監督。今回の日本戦での３得点はすべてが、後半戦に交替した選手が挙げたものだ。すべてはヒディンク監督の采配によるものだ。オーストラリアが過去にワールドカップに出場したのはたったの一度。１９７４年だけ。そのときは１ゴールを挙げることすら、できないで負けたチームだったのだ。今回の日本戦では、Ｗ杯の初ゴールどころか３得点。アジアチャンピオンの日本にＷ杯という大一番での、衝撃的な逆転勝利。暑い戦いの中では後半戦が勝負の決め手になる。おそらくは予想どおりなのだろう。交替した選手のトップスピードに、体力消耗が激しい日本の選手は対応できなかった。おそらくはそれも計算どおりなのだろう。指導者の采配により負けてはならない大事な試合の結果が左右された試合だった。同じ指導者の立場として戦慄を覚えると同時に、指導者の判断ミスで勝敗が変わることを再認識した。

  2006.06.14

• ワールドカップ（日本対オーストラリア戦）　前編

  私はサッカーの熱狂的なファンではない。だからふだんのＴＶでサッカー番組や試合を観ることは一切無い。塾の授業終了後の会話。「塾長、今日ののワールドカップ観るんですか？」「おお、観るぞ！」「やっぱ観るんですか」「観るぞ。今日のオーストラリア戦に勝てば次のクロアチア戦も勝つだろうな」「そうですか！」「ブラジルには負けるだろうけどね。レベルがまったく違うから」「わかりました。じゃあ、さよならっ！」その塾生はサッカーをやっている高校生だ。私はサッカーの知識はあまりない素人だ。しかし今回のワールドカップのあおり番組を少しだけ観たのでいくらかの知識はある。ずばりオーストラリアは日本よりも上だ。日本が勝つ可能性は低いだろうと判断した。それだけに…、勝てばサプライズである。気持ちは日本に勝ってもらいたい。あたりまえだ。でも勝敗は思いだけでは通用しない。なぜ素人の私が日本よりもオーストラリアの方が上だと思ったのか？それは「監督」である。日本の監督のジーコが偉大な選手であったのは私も知っているが、だからといってオーストラリアの監督よりも指導力が上だという保証はない。私が見たところ、オーストラリアのの監督は「勝ち運」を持っている。このような指導者に率いられたチームというのは「運」が味方することが多い。そして、決戦。日本を応援しながら私が見たかったものは…。（後編に続く）

  2006.06.13

• タイタニック

  ＮＨＫでタイタニックを観た。久しぶりに観たが、やはりすばらしい映画だ。ゴールデンウイークはさまざまな作業を進めることに時間を費やすつもりなので、行楽地に遊びに行こうとかは考えていない。が、久しぶりのタイタニックには感動した。わざわざ時間を投資したかいがあった。それと、やはりというか何と言うか、観るのも２回目になると気づくことが前回とは違う。その原因の一つには自分の成長があると思っている。前回に観たときよりも年月がたっている分だけいろいろなことに気づけるようになったということだ。社会経験や人生経験を積めば、ものの見方や考え方は自然と変わっていく。一回目の印象はというと、「恋愛物語なんだな…」「船が沈没するときはあんな感じなのか」「成金の世界に住んでいる人たちはすごいな」「助かろうとする人々の鬼気迫る行動はすごいな…」というような感想だった。しかし、今回観て一番の感想は、「船長の判断ミスで大勢の乗客を死なせてしまった」という点が強烈に印象に残った。船長＝塾長と置き換えると、事の重大さが自分のこととして実感できる…。映画はそれを観る人のさまざまな体験や知識と融合して、いろいろな感動や感想をもたらすのでとても楽しいと思うし、また大いに人生勉強にもなるな、と再認識した次第。

  2006.04.30

• 予備校

  先日から私の仕事は朝出勤に変更になった。今までは夕方、もしくは夜出勤だったが朝からになったのだ。出勤といっても教室に登場するという意味だ。朝からいろいろと毎日作業をしているので、仕事場が朝から深夜まですべて教室になった。朝から出勤になった訳は、大学受験生を迎え入れたからなのだが…。まあ来春の入試がすごく楽しみだ。大手予備校では絶対にできない指導方法でやるので、受験に関しては、「圧勝」できると思う。ところで、先日ひょんなことから次のような情報が私の元に来た。その内容はこれ。───────────────────────────────────　◆子育てに悩みを抱えるあなたに、元気と勇気が湧いてくるお知らせ◆『世界バリバリ★バリュー』出演記念～飯田よう子さん特別講演会のご案内～───────────────────────────────────■１人での子育てに、悩んでいるお母さん■子どもの不登校・成績不振に、悩みを抱えているお母さん■仕事と子育ての両立に、悩んでいるお母さんそんなあなたにぜひ聞いて頂きたいお話があります。人気テレビ番組『世界バリバリ★バリュー』にも出演された、あの「飯田よう子さん」と直接お話できる特別講演会の詳細はこちら【先着18名】⇒ こちらから ───────────────────────────────────いろいろと調べてみたけれど良さそうなので紹介しようと思う。やはり、「いい情報」であれば私だって紹介する主義なので。

  2006.04.12

• 春期講習

  今年の春期講習はかなり充実した。おそらく私の今まで経験してきた講習の中で、もっとも充実した講習になったと思う。何を基準に「充実した」と言えるのか？それは私の個人的な満足感ではなくて、塾生の学習の量だ。正直なところ私の塾は毎年６日間程度の講習期間なので、その内容といえば平日の内容とそれほど変わらない。「日数分だけ学習が進む」というものが春期講習の実態だったが、今年は８日間という期間設定もあったせいか、思った以上にうちの塾生は復習が進んだ。さらに新高校１年生は予習が進んだ。もともと私の塾は年中が、春期講習、夏期講習、冬期講習である。理由は「個別指導」だからだ。塾生のできないところを補強するのは年中行事。　春や夏や冬になってから特別に「復習」します！　学校が休みなので特別に「復習」します！というものではない。そういう考えは私にはまったくない。春夏冬の季節は当然関係ない。学校が休みかどうかも関係ない。塾生の保護者のかたは学習塾には常に、「うちの子の成績を上げてください」という想いで月謝を払っているのだから、毎回の塾の指導内容は常に弱点補強の指導内容と、受験レベルへの学力向上にならなければ意味が無い。だから「個別指導」が保護者の要望に応えられる。集団授業では個別指導には勝てない。これが事実。入試の過去問に取り組ませて弱点部分のデータを収集。なぜできなかったかを分析して対策をたてる。補強用に何段階もレベル分けされた問題を、その生徒の学力に応じて、順番に階段を上がるように解いていかせる。そしてその結果もデータに記録。脳科学の知識を応用して、復習回数と復習日時を設定。着実にそれを実行する。そして成果を検証する。また計画を立てる。目標を達成する。入試に合格する。このサイクルを高速でこなす。今回の私の塾ではこれが各生徒ともかなりできた。「充実度」はそこから私が感じたもの。今年は例年以上に良いスタートができた。

  2006.04.03

• 最高の教育レベル

  昨日ようやく東京出張から宮崎へと帰ってきました。東京では研修と打ち合わせが行われたのです。私が今回東京に行ったことによりとうとうプロジェクトが動き出すことになります。そのプロジェクトとは？それは一昨年に私が文芸社から全国出版した自著である、「わが子の成績が３ヵ月で上がる！」のＰ６１に述べていたものです。４～５年くらいはかかる、と私は述べていますが、まさかそれより早いペースで計画通りに進行するとは思ってもみませんでした。やはり、「言葉に残す」ということが大事なのですね。実感しました。とりあえず、今年受験生になる高校３年生はラッキーだと言えます。（私の塾の塾生に限りますけれど）あるいは今春に志望校に合格できなかったかもしれないけれど、運良く私の目の前に現れた大学受験浪人生。来年のこの時期に多くの信じられないような結果を塾業界の関係者のみならず、世間の方の多くが知ることになるでしょう。

  2006.03.25

• 県庁の星（感想編・後編）

  （前編より）ということで私が即実行しようとしたことは「映画鑑賞」である。先日私の塾を卒塾した高校３年生を全員連れて食事に行く約束をしていたので、さっそく連絡した。「今から集合！」それで集まった３年生を全員連れて映画館へ。「えっ、今から映画観るんですか塾長？ お金持ってきていないですよ」「『県庁の星』ですか？ あんまり観たくはないような…」「『県庁の星』ですか？！ 観たかったんですよー」「ご飯どうするんですか？ 昼飯は～？」などなどいろいろと言われながら強引に映画鑑賞へ。「代金は俺が全部払うから心配するな！」ということで大量の食料（全員分）を買い込み、いざ映画館内へ！数時間後、映画を観終わって感想を聞くと、「いや、観て本当に良かったです」「つまらない映画かと思いましたが本当に良かったです」「おもしろかった～」「これが君たちへの最後の俺からのメッセージだよ」と言いながら帰りの車の中でいろいろと話をした。映画の内容をそのまま教材にして、世の中がどういう仕組みでまわっているのかということと、人生についてのこと、そしてこれからの大学生生活はいかにして過ごすべきなのかということをたくさん話した。みながそれぞれ思うところがあったと思う。「県庁の星」は教材としても立派なものだった。制作者や出演者の方たちには感謝したい。卒塾していく塾生にはこれからの人生で大いに努力して自分の夢をつかむとともに、社会に役立つ立派な大人になってほしい。大学に合格した塾生に私が望むものはそれだ。受験に合格させるためだけに勉強させたわけではない。受験に合格させるためだけに指導してきたわけではない。勉強とは、自分の人生をつくっていく基礎力であり、他人を幸せにし、社会を発展させていく原動力となるものなのだから。

  2006.03.17

• 県庁の星（感想編・前編）

  先日私は映画「県庁の星」を観に行った。あまり映画を観ない私がわざわざ観に行った理由は一つ。織田裕二の存在感を感じたかったからだ。ここで説明しておくと私の彼に対しての認識は、「踊る大捜査線」に出てた人…、という程度である。もちろんファンというわけではない。なぜ今回は彼に興味を持ったかというと、この映画のテーマがあまりにも日常的なものなのに対して現在大ヒット中という報道に疑問を感じたからだ。映画オンチな私から言えば、映画とは「非日常的」なものでしょ？という観念があった。だから日常的なテーマを扱った「県庁の星」がヒットしていることに不思議な気がしてならなかった。それで、私の感想はというと、「こんな素晴らしい作品だったとは」というものだった。まあ、一言では表せないけれどとにかく感動した。そこで私にはある考えが閃いた。（後編に続く）

  2006.03.16

• 確定申告

  私は学習塾を経営しています。塾長であり経営者でもあります。確定申告というものが事業者にはありまして、締め切りは３月１５日です。私はすべての入試が終わってから申告に行きます。国立大学前期試験は２月下旬。県立高校入学試験は３月上旬。国立大学後期試験は３月中旬。私の確定申告はその後です。今までもそうでしたが常に自分のことは後回しにしています。確定申告は、自分の一年間の商売の成績（損益計算書）と自分の財産の状態（貸借対照表）の二つをベースに、決算書として、税金の額を決定するものです。つまり、子どもが、「学習の成績」(テスト)や「学力の状態」(通信簿)で親にチェックされるのと同じように、大人である私も、「商売の成績」（損益計算書）や「財産の状態」（貸借対照表）で国にチェックされているのです。ま～ったく、同じ。（笑）だから私は学習塾という「道場」で、塾生とともに自分も実力をつけていかなければならないのです。だから常々私は塾生に言っています。「俺ときみは『運命共同体』なんだよ」と。

  2006.03.12

• 「黄金の章」開幕

  ようこそ、このページへ。北斗の塾長です。今日から３日間がゴールデンタイム。私が勝手にそのように決めました。それは私にとってもこのページに奇跡的に来れた人にとってもです。人生には「節目」というものがあるのです。節目に良き人との出会いがある人は幸運の道を、節目に悪き人との出会いがある人は不運の道を、進んでいくのが人生というものです。このページを今日から３日以内にご覧になった人（もしくはそのお子さん）の中から数年後、もしくは来年の春に東大に合格する人が出ると私は思っています。それを成し遂げるのはもちろん凄まじい努力の積み重ねをこれからする生徒本人の能力によるところが大きいのですが、私もその生徒の可能性を、「最大限伸ばせる学習方法」と「最大限伸ばせる学習指導」により、目標達成することをお約束します。ドラゴン桜はマンガの世界に存在しますが、北斗塾は現実の世界に実在しているのです。北斗塾　塾長より「ご父母の皆様」と「お子さん」へ

  2006.03.07

• 実績

  以前は何となく見ていたが、最近は特に関心を持って見るようになっているのが予備校の実績だ。それは自分が予備校をする準備を始めているから気になりだしたといったところか。いろいろと調べてみると必ずしも正確な数字を出していないのが「予備校の実績」というものらしい。それこそさまざまな方法で合格者の実数を水増ししているとも聞く。そのいろいろな方法をここで書くことは出来ないが、やはり注意したほうが良さそうだ。（私だってその現場を見たり実際に私自身が調査したわけではないのだから断言してはいけないことだと思う）結局は実績よりも「無料体験授業」を利用してみれば自分に合った予備校かどうかは分かるというものだろう。実績よりも自分の体験。それで判断したほうが得策である。安全だ。実績とは他人の結果であり、自分とは関係ないこと。自分は自分。ところで、私が知る限り私の地元の学習塾はそういったことをしていないと思われる。では、なぜ予備校はそのようなことができるのかと疑問に思ったが、一つには全国的な展開をしているから地方などではその真偽がはかれないことが挙げられる。地元の学習塾はウソを発表してもすぐに真偽がばれてしまう。これでは信用問題だ。だからというわけではないが正確に実績を発表しているように思われる。ライブドアは「風説の流布」で旧経営陣が容疑者として逮捕されているが、そのことを考えると上場会社でないところはいろいろとグレーなことをやっているのが世の中の実相なのかもしれない。

  2006.03.06

• 最終調整

  今日は日曜日だが、私はまたしてもお仕事だ。高校入試が７日、８日とあるために今日も受験対策である。昨日受験生（中学３年生）に最終的な指示を出した。その内容は…、入試に出る部分についてだ。国語、社会、数学、理科、英語のそれぞれ出る内容とその対策のために何をどうチェックするのかということを伝えた。正直なところ自分が言ったとおりになる確率は通常は８０％以上だが今回はもっと上の数字になるだろうと思う。そのぐらい把握できている。「じゃあ最初からそこだけやればいいじゃないか？」と思われるかもしれない。何年も前はそれで良いと思っていたが、今はまったくそうは思わない。高校受験は「通過点」だ。３年後に大学受験がある生徒は絶対にそうなのである。だから安易に、「テストに出るところだけ塾長に聞いてそこさえやればラクラク合格！」などという悪い意味での成功体験はさせたくないのだ。このような甘い考えを入試という場で体験させるとその後の人生に悪影響を及ぼす。たとえば「さぼっていても最後は何とかなる」とか「大学入試のときも直前に塾長の言ったところだけを勉強すればいい」とか「１～２年のときはサボっていても３年になってから頑張ればまた合格するはずだ」とか、である。実際にそのように思わせてしまった生徒は何人もいる。これは私の反省点としてここ数年は自戒している。安易な方法を教えることは長期的な意味での人間教育に悪影響を及ぼす！それが私の思いである。しかし、一方では合格させなければ意味が無い。塾の使命はそこだ。親御さんからはそのためだけに塾に大事なお子さんを預けてもらっているといっても過言ではない。そこに私の葛藤があり、と同時に責任も存在する。それで日ごろから徐々に弱点対策を個別に指導しながら、直前の追い込みで逆転合格できるように基礎力をつけさせる問題を延々と何度もさせたりしている。これは合格最低点を突破させる方法だ。そして入試直前にピンポイントで最終調整するにはかなりの個別データと入試データを私が把握していなければいけない。そのために私の塾では個別指導という手法をとっているわけだ。集団授業ではこれはできない。まず不可能。入試では最低点であろうがなんだろうが合格は合格である。入試は合格さえすればいい。私の塾では高校に入ればその後１００番以上成績が上がるのがあたりまえになっている。（もちろん塾に通い続けた生徒のことだが…）だから合格さえすればいい。その後は伸びる。心配はない。３年後の大学入試こそが「本番」。これからある高校入試は「通過点」。塾生には自力で勝ち残ってほしい。次のステージが待っているのだから。

  2006.03.05

• 卒業式

  今日は高校では卒業式だ。それぞれの生徒たちは感慨深いものがあるだろう。３年間学んだ場所だ。いろいろなことがあっただろう。私の塾生も昨日挨拶代わりに塾にやってきた。大学入試は終わっているから本当に遊びに来たといった感じだ。思い起こせば３年前。高校入試で逆転で合格した塾生、余裕で合格した塾生。私も感慨深い。３年なんてあっという間のように感じられる。それで人生が大きく左右される。高校の３年間は特にそうだろう。「人生においてもっとも未来を左右する３年間は？」そう質問されたら私は真っ先にこの高校の３年間と答えるだろう。

  2006.03.01

• 県庁の星

  　日本のマネーメーキングスターの１番手は織田裕二（３８）。「踊る大捜査線」の２作で稼ぎ出した興収はなんと２７４億円。かつての映画スターでさえ太刀打ちできないビッグな男である。　その織田の最新作が２５日公開の「県庁の星」である。県庁のキャリアを演じる織田が民間企業との人事交流の研修でスーパーに派遣される。そこで出会うのが、柴咲コウが演じる高校中退のパートの店員。２人はまったく考え方が異なり、出だしから衝突してドタバタ劇を展開する。　織田は圧倒的な存在感がある」（映画評論家）という声もある。　配給会社は興収予想は出していない。果たしてこの一見、地味なテーマで織田は何十億円を叩き出すのか。（ゲンダイネットより引用）織田裕二って、すごいんだね。知らなかった。この「県庁の星」は今日私の塾生も友達と観に行くと言っていたので感想が楽しみだ。私は今日も日曜特訓会なのでお仕事である。高校受験生がいるのだからやらなければならない。ところで先日ある書店で立ち話をしていたときのこと。テレビで延々とビデオが繰り返し放映されていた。そのときのビデオの内容が「県庁の星」。つまりそれはプロモーション用のビデオが何度も何度も繰り返し流されていたってこと。で、その近くで知り合いとずっと立ち話をしていたのだが、何度も何度も同じ映像とセリフが音声として私の目や耳に入ってくるためにいつの間にかプロモーションビデオの内容が全部頭に入ってしまった。「お願いしますっ、お願いしますっ」（織田裕二）のセリフが印象的だ。あらためて思った。「映像」と「音声」の繰り返しは頭に強烈に記憶として残る、と。やはり、この学習方法は有効だ。

  2006.02.26

• プレゼント

  今日、というか、さっきのこと。やっとメルマガ（号外版）を発行した。私のメルマガは不定期発行なのでいつ発行してもいいのだが、今回は号外を発行したのだ。「なぜ号外なのか？」それはプレゼントを読者の皆さんにするためだ。「何のプレゼント？」じつは私の作品である「～真伝の巻～」の第１章である。これは定価２６，２５０円で販売中のマニュアル書の第１章なのだけれど、なかなか私が忙しくて発行しなくてもあきらめずにメルマガを待ち続けてくれた読者への特別プレゼントなのだ。つまりは、そういった読者への感謝の極秘プレゼント。（のはずだったが…）よく調べてみたら…、バックナンバーで見れば誰でも手に入るじゃないですかっ！「おお～、極秘でも何でもないぞ（汗）」…、まあ仕方がない。バックナンバーは見れなくなる予定だったけれど今のところは閲覧禁止にできない条件になっているので、たまたま見た人はラッキーですね。

  2006.02.25

• 指導

  私は今日ある場所に行きました。どこへ行ったかは秘密ですが、専門家の方にいろいろと分からないことを聞くために時間をやっと取って出かけたのです。「あの～、ちょっとわからないことがありまして…」「はい、何ですか？」「実はですね、………」「はあ～、それですか。それは……ですよ。わかりますか？」「ええ、まあ。ところで……はどうすればいいのでしょうか？」「あのねぇ、○○と○○がおかしいですよ。わかりませんか？」「あ、ど、どこですか？」「○○○ですよ。あのね、本当にわからないんですか、そのようなこと？」「…」「よく考えてくださいよ、いいですか、それはですね………」「わかりました、ありがとうございました。もういいです」そういうわけで私はその場から去ったわけです。「いったい何だろうか、あの応対は！」当初、私は真剣にそう思いました。ふつふつと怒りがこみ上げてきました。でもすぐに思ったのです。「あ～、なるほど、ありがたいな」、と。感謝の気持ちが湧いてきました。私は塾長です。誰からも普段は文句を言われません。私は先生です。常に教える立場で人（生徒や従業員）に接しています。久々に他人からボロクソ言われて強く心に感じたのです。「専門家（＝先生）は絶対にこのような教え方を素人（＝生徒）にしてはならないのだ」、と。いい勉強になりました。そういう意味でその専門家の方には感謝の気持ちが持てたのです。言い方ひとつで本当に教えられるほうはあっという間に気分が悪くなり、素直になれなくなるものです。やはり指導者は専門家である前に相手の気持ちを配慮できるように人格を常日頃から磨かなければなりませんね。貴重な体験でした。

  2006.02.23

• 国語力

  今日（日曜日）も私の塾ではテスト対策特訓をした。中学２年生の子が２人いたのだが１人は数学を、１人は国語に３時間程度時間をかけて学習した。中学３年生の子たちは入試問題の過去問に変則的に取り組ませた。（変則的にの詳細はまた後日）中学２年生の子たちはそれぞれ数学と国語というふうに別々の教科を学習していたのだが、指導していて感じたのが「国語力」である。そりゃあそうだよ、という話になるが国語の力が低ければ国語は当然のことながら他の教科にもしわ寄せがくるものだ。だから本当に一番大切な教科は国語だといえる。それも小学生の時の国語が特に受験の基礎力をつけるのに大事だと思う。国語力の不足は大学入試まで尾を引く。（だって、国語力の不足のせいで数学の問題が解けないってことはザラにあるからね。社会や理科もそうだし…）その次に大事な教科は算数であろう。やはり、「読み」「書き」「そろばん」が基本ということ。これは江戸時代から変わらない真実。小学生の先生であっても塾の先生であっても家庭教師の先生であっても、この２教科を指導するときには特に慎重にそして正確に指導しないといけない。「国語は感覚とか感性で解くものだ」などと教えるのは不適切であると思う。国語は物語や小説などは感情移入しながら読むという作業が必要だが、説明文（いわゆる論説文や評論文）はきちんとした論法によって著者は文章の構成をしているわけだから読み解くにはきちんとした技法（テクニック）がいる。これは感覚や感性の問題ではない。説明文を解くには論理力の養成が不可欠なのだが私が現在これはすばらしい教材だと思うものに「論理エンジン（読解・作文トレーニング）」という教材がある。興味がある親御さんは購入するといいと思う。（必ずしも子どもの学年の内容からやる必要はない。あくまでも学力に応じて開始することが大事。だいたい前学年の分からやるとうまくいくことが多いはずだ）論理エンジン（読解・作文トレーニング）とは？ところで国語力を養成するためには？私自身の意見としては国語辞書を引く習慣をつけること、漢字の練習をする際に意味を調べた上で毎日練習すること。そして国語の読み声、つまり音読は小学生時に十分に練習させて習慣化させておきたいものだと思う。できれば小説や物語などの読書の習慣もほしいところ。それで中学国語においては国文法の指導に工夫をすれば国語が嫌いになることはほとんどないようだ。あとは入試問題特有の設問や問題形式に慣れさせてしまえば中学受験も難しいものではない。高校受験もまたしかり。

  2006.02.19

• 書き込み

  たくさんのコメントを書き込みしてもらいました。ありがとうございます、ｋａｋｏさん。というか○○さん。（笑）私の塾の生徒のお母さんです。すてきなお母さんです。オーラが出まくっているお母さんです。（笑）いつも楽しくお母さんの話はお子さんたちから聞いています。だから結構私は家庭での母と子の会話の内容を知っています。（微笑）こんなにひとつひとつの書き込みがたくさんだったのは初めてです。じつは私は塾講師として雇われていたとき（アルバイトでしか雇われていたことはありませんが）は、塾生を指導するときはいつもその生徒に真剣に向かい合っていました。が、それだけでした。塾長になってからは責任者として保護者（ほとんどがお母さん）の方と最初に面談してもらってから入塾してもらうので、生徒を指導しているときには時々お母さんの顔が浮かんでくるのです。だいたい子どもに何か大事なことを指導しなければならないときに限ってですけれど。問題解法の指導の時には今だ一度もそのような状態になったことはありません。でも、大事な、その子に伝えなければいけないと思うような人生論（大げさか？）みたいな話のときに限ってお母さん方の顔が目の前に浮かんでくるんですね。まるで「私の代わりに塾長先生、よろしくお願いします」と言わんばかりです。そんな時はいつも私はスイッチが入ります。そんな時はいつも保護者になったつもりで一生懸命に教えます。話します。だからよく感じるのは、「親がやっぱり子どもを守護しているんだな」と言うことです。親御さんとの面談に私が時間をかける意味はあるんです。顔を覚えないと肝心なときに顔が浮かんでこないからです。（笑）

  2006.02.19

• 連鎖

  今日の塾の時間中のこと。中学２年生の女の子に数学の問題を解かせながらいろいろな話をする。その子が解こうとして考えるけれどもレベル的にやや難解なために問題が解けないでいるときに話した内容。「これこれをこうやると解けるわけなんだけれど、この方法を覚えておいたほうがいいよ。なぜならこの考え方を使う問題が○○大学の入試問題に出題されていて、おととい浪人生の子に指導したポイントがこれなんだよ」「えっ、この問題が大学の入試問題に出てるんですか？」「いや、そんなわけないよ。今解いたこの問題の難しく感じた点はここのこの発想にあったわけでしょ？　この問題では解けなかったけど次に似たような問題が出たときには解けることが大事。そしておととい浪人生の先輩に教えたのはまさにここの部分なんだよ」「つまりこの考え方を使って解く問題だったんですか？」「そうそう。だからその先輩にとって分からなかった部分とはまさにこの考え方のところ。もしもその先輩が中２の時にこのような難しい問題にチャレンジしてこの考え方をその当時にマスターしていれば、今現在質問してきた部分でひっかかることはないってわけだよ」「あ～、そうなんですか。大事なんですねぇ、これ」「うん、つまり小学生のときからレベルの高い問題まで一つも残らず全部マスターするようにきちんと学習していけば誰でも東大に行ける。なぜなら理解できない問題なんてのは出てこないからね」「へ～、そうなんですか！」「そうだよ。だからその学年学年の問題をすべて基本から応用問題まで全部解くようにすることが大事。そうすれば学年が上がってよりレベルが高い問題に取り組むときにつまずいて分からなくなる問題なんて出てこない。そのようにきちんとカリキュラムされているのさ」小学１年生の問題から高校３年生の問題まですべての問題に無駄なものはない。そう、すべては「連鎖」しているのだ。だから小学校の低学年のときからしっかりと学習することが大事。すでに小学校の低学年時の学習の習熟度から未来の大学受験の結果が左右されているのだ。中３になったら塾でも入って受験にそなえれば何とかなるという考えは極めて幼稚な考え方なんだよね。あるいは高校入試が終わったら開放的な気分になって勉強をさぼることも、大変な損失を生むってこと。後に。

  2006.02.17

• 決算

  １６日、東京・六本木で楽天の２００５年通期決算説明会が開かれ、グループ連結の売上高は前年比約１８５％増の１２９７億７０００万円、経常利益は同比約１３７％増の３６７億２０００万円と発表した。（スポーツ報知）ライブドアと楽天がプロ野球参入で争っていた頃は確か売上高は１８０億円だったと記憶する楽天の今回発表の売上高は１２９７億７０００万円。「すげーな、おい」という言葉しか出てこない。同じ経営者として考えるならばやはり自分はこの１０年以上を「経営者」というよりは「塾長」として過ごしてきていることが大半なんだよな…。つまり、塾としての業績拡大よりも塾生の成績アップの方ばっかりに意識を向けてきた１０年以上ということだ。成績アップの学習指導方法の研究ばっかりである。結局自信を持ってやってきたことといえば。これでは…、大学で朝から晩までずっと研究と実験ばかりしている研究者といっしょではないか！（あっ、研究者の人を批判じゃないですからね、念のため）（大学生時代に『俺は学校で研究ばっかりしているなんてことは絶対にしたくないし、またできる性格じゃないから大学院には絶対進まない！』って友達に豪語していましたからね…）自分は塾長でありながら同時に経営者なのだからもっと商売のレベルを上げなきゃいけないと言うことですよ、単純に。（苦笑）そこで、今後は経営者としての自分に磨きをかけなければいけないと肝に銘じてみる。「やはりホリエモンのように『稼ぐが勝ち』なのだ！」と。よ～し、やってやるよ、見てろよ～。「つまり、株主はお金を出して投資しているのだから親御さんが株主だな。私は塾長だから代表取締役で経営の責任者。この場合の経営とは生徒の学習指導にあたるわけだから、生徒の成績が会社で言うところの決算になって、この決算を良くすることで株主である親御さんに満足と言う名の配当を出して、経常利益は成績アップした番数として計上するのだな…」なるほど、ということは……、「１６日、宮崎・北斗塾の教室にて○○くんの学年末テスト成績報告会が開かれ、○○くんのお母さんに『今回テストの５教科連結の合計点数は前回比約１８５％増の４５６点、成績アップ番数は同比約１３７％増の５３番アップと報告した。（北斗塾塾長）』な～んて親御さんに成績報告（＝決算発表）するなんていうのもいいかもな」と空想してみる自分がいる。（結局は変わらない）

  2006.02.17

• チェック

  今日は１時間ほどかけて私の塾のある生徒の今回のテストの答案と問題のチェックをした。私自身がその生徒の間違っている個所をじっくりと記憶しなければならない。次回からの塾での指導に役立てるためだ。実はその生徒の弱点パターンはもう夏ごろからほとんど全部把握しているので今回の答案でもその部分の修復度合いとさらに新たな弱点パターンが出てきていないかどうかのチェックを行ったわけだ。結果として克服するのに十分まだ時間がかけられていないところの問題の正答率が50％に及んだ。裏を返せば50％分は克服しているようだが、如何せん、時間が経つとまた元に戻る傾向も把握しているので今後も引き続き十分な練習量が必要と判断。また、新たに弱点となる部分が２箇所発見できたのでそこも重点課題としておかなければまずいと認識。あとはこの分析を本人に分かりやすく話して、来週からの学習プランに「弱点克服課題」として明記させなければいけない。本人によくやる間違いのパターンをしっかりと認識させるためと克服用のレベル別プリントを部分別に作成して家庭学習の材料として活かさなければいけないからだ。こういった作業の繰り返しが実力練成には重要。

  2006.02.16

• ギター

  私の塾の中３の男の子が欲しいものがあるんですよと言ってきた。以前に話を聞いたときにＰＳＰが欲しいと言っていたことを思い出したので、「ＰＳＰだろ？　入試が終わって合格したらお母さんに交渉したら？」と言ったら、違うという。「ギターが欲しいんです」「ギター？」「はい、バンドみたいなことやってて…。で、欲しいギターがリサイクルショップにあるんですよ」「バンド？　今やってるのか？　受験前だぞ」「いや、今はさすがにやってませんけど、入試が終わったらまたやろうと思って」「う～ん、入試が終わったらだぞ」「いいのがあって昨日見にいったんです、中古ですけど」「いくらするの？」「18,000円くらいです」「ふ～ん、新品ならいくら？」「50,000円くらいです」「ほ～、そうなんだ」「明日も見に行こうかなと思って」「そんなに欲しいのかよ。だったらきちんと入試に合格してお母さんに頼めよ」「はい、それで今、受験勉強をがんばっているんです」「……。まあ、いいけどな。とにかくがんばれよ」欲しいものがあって毎日のように見に行っているらしいが、自分にも似たような経験があったなと思い出した。小学生のときに欲しかった自転車があって、よく学校帰りに自転車屋の前をわざわざ通ってウインドー越しに見てたな～、と。当時は親がどうしても自転車を買ってくれなくて（余裕がなかったんだと思うが）、母親の自転車に乗って遊びに行くとよく友達にバカにされたりしたな、と。そりゃそうだろう、ママチャリなわけだからね。今となっては、なつかしい思い出だけれど。その生徒にはぜひとも入試に合格してから、お母さんにねだって買ってもらいたいと思った次第。

  2006.02.15

• 夢のように…

  先日の夜、塾生のお母さんから電話があった。子どもの教育に熱心なお母さんなのでテストのときに電話があることは今までにも数回あった。その日もお子さんのテストの日だった。「お話があるのですが、塾長さんと電話できるのは何時でしょうか？」ということだったので塾の終了する10時半頃に電話しようと思ったけれど、たまたま時間がとれたので早めに電話した。「こんばんは。どうしましたか？」「こんばんは、お世話になっています。あのう、うちの○○なんですけども、今日学校で試験がありまして…」「はい、そうですね。試験ができなかったんですか？」「いえ、あのですね…、本人が言うことには、苦手な理科のテストの最中に夢を見てるようだったと言ってまして…」「はぁ？？　ゆ、夢ですか？　それはどういうことになっちゃったんですか？　（あイタ～、今回はがっちり連休中も塾で勉強させすぎたから、テスト中に寝たかな、もしかして…）」「それが…、夢を見ているように問題がスラスラと解けたと言っておりまして（笑）」「えっ、夢を見ているかのように問題が解けた！？　な、な～んだ、お母さんそれなら良かったじゃないですか！　びっくりしましたよ。（よ、良かった～、それなら）」この後もしばらく会話が続いた。「夢を見ているように問題が解けた」こんな表現は15年以上塾の先生やっていて初めて聞いたセリフなのですごく印象に残った。インパクトある表現だな…。まあ、嬉しいですけどね。正直。

  2006.02.15

• 母親の影響力

  今日は私の塾の隣の隣の隣の方がお子さんを連れて塾の無料体験に来た。お子さんが体験授業を受けている間は私とお母さんとでお話をした。実は私は中学１年生なら週に５教科指導ならば最低でも塾の指導時間は６時間は必要だという確信を持っている。これはここ何年かずっと意識して計測してきているのでほぼ間違いない。つまりこの指導時間を下回るとひずみが生じるのだ。もちろんこの法則が100％の子どもに当てはまることはないだろう。それは子どもによって学力に差があるからだし、性格もいろいろだからだ。しかし大部分の子どもに当てはまるという確信が私にあるというだけのこと。さて、熱心にここの部分をお母さんにお伝えしていたのだが、ある程度の問題数をこなしたその子の答案を見て私はピンと来た。そして３つの質問をお子さんにしてチェック終了。その質問内容とは？企業秘密です。（笑）そして私からお母さんにひと言。「いやあお母さんすばらしいですね」「え？　何のことです？」「ねえ、きみ、お母さんはきみにずっと○○○をやってくれたでしょう、今まで」「あっ、はい。そうです」「うんうんわかるよ、お母さん100点ですよ、お母さんは母親として」「は、はぁ、そうですか。そんなこと初めて言われました。（笑）　ねぇ、聞いた？　お母さん100点だって。（笑）」「うん。（笑）」「え～と、あの…、これならば週4.5時間で５教科の指導はＯＫだと思いますよ私は」「えぇ？？　そうなんですか？」「そうです。週６時間は必要ないですね。なぜならこの答案から分かることは○○の○○○なんですよ。ここだけでもう分かります」「へぇ～、そうなんですか」「でもって、お母さんがこの子に○○○をしてきたこともわかるんですよ」「あはは、そうなんですか、そんなことまで分かるんですか。（笑）」「私の直感が正しければ近い将来この子の成績は○○番になる可能性が高いですね」「ええっ、本当ですか？！　すごい」「はい、なると思いますよ、かなりの確率で。だからその番数を目標に設定して今後は勉強をがんばればいいでしょう。そして家での勉強時間は○○時間です。これを守ってください」これが今日の面談のやりとりの一部である。それにしても…。やはり、母親の影響力は子どもにとってはかなり大きいと言わざるを得ない。私も経験を十分積んできたから一瞬でこういうことはわかるように今ではなったが、つくづく子どもは母親次第だと思う。そう、母親が小学生の子どもにしっかりとやっておかなければいけないことは決まっているのだから。…、でもやっていないお母さんたちは多いですけどね。

  2006.02.14

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