というかカラスの話。
今日、仕事から帰ろうと思ったら18:25だったので、30分間の残業代を請求するべく、職場で5分粘っておりました。といっても待合室でボケーっとテレビ見てただけなんですがwカラスの駆除を請け負っている業者の特集。巣を持ったカラスは殺気立って大変危険。人間の住居のそばにカラスの巣ができてしまうと、そこを通り過ぎた人間に対して、カラスは見境無く攻撃してきます。それで頭パックリ切れちゃった人もいたりして。そういうわけで、カラスのヒナや卵を、巣ごと撤去してしまう業者さんが大活躍なわけです。テレビでは、業者さんが持っているビニール袋の中身をチェック。そこには回収されたカラスのヒナが! JAM :「うわー!かわいーいー!!」職場の皆様:「うわー!気持ち悪ーい!!」コメント、ほぼ同時タイミングでした。…非常に気まずいJAM。そ、そうか。世の中のあまり鳥に詳しくない皆様は、鳥のヒナって気持ち悪いのよね。だって見た目ササミみたいだし。または名古屋名物手羽先みたいな?なのに。鳥のヒナを見るとついつい「かわいい!」と言ってしまうJAM。パブロフの犬と同じようなもので、ある種クセですから仕方ないですが。鳥好きが体に染み込んでいるようです。そうそう、カラスと言えば。2001年2月21日JAMはものすごく変なカラスに出会いました。昔やってたWeb日記に残ってたのです。それをさっき思い出したので、ついでにブログにコピペしちゃいます。この先長いので、お暇な方だけお読みくださいませ。*************************************本日、久しぶりに電車に乗って原宿へ。いつも行く店までホテホテと歩いていたJAM。左手に古い食堂が見えてきた。目的の店はもうすぐだなぁと思っていたところ、古い食堂の立て看板前に、小さな黒いゴミ袋が置いてあるのに気がついた。「いくら小汚い食堂(←失礼)だからって、看板の前にゴミ袋はダメなんじゃないの?」すると、私の心中を察したのか、そのゴミ袋は”むくむくっ”と動いた。…つまり、ゴミ袋じゃなかったのである。でもだったらなんなのかがわからない。何?あの物体は何? 黒いかたまりにもっと近づいてみた。黒いかたまりから、ひょろんと三角形の尖ったものが出ていた。もっと近づいてみた。全体的にまん丸で、思ったより大きく、フサフサしていた。もっともっと近づいてみた。キラキラしたビーズのような、ちいさくてかわいい目が2つ。こっ、これは…。カラスだ。たぶん、ハシブトガラス。しかも、生きている。こんなまるまる太ったハシブトガラスを見たのは生まれて初めてである。ハシブトガラスったら、うちの近所のゴミ置き場をあさっている、シャープでキレのある姿の、するどい目つきの、黒光りするとがった大きいクチバシが特徴の、あのカラスしか想像できないが。目の前にいるカラスの大きさは、少なくともニワトリクラスである。見るからに重度の肥満。目はすっかり温和で、こちらに警戒心のかけらも見せない。重い体を動かすのもおっくう、といった感じで”ぼてっ。”と看板前に座りこんでいる。まるで黒い鏡餅だ。カラスの原型をとどめているのはクチバシと黒い羽根くらいである。これならゴミ袋と間違えられてもしかたあるまい。しかし、目の色と羽は見事なほどつややかで、「栄養ゆきとどきすぎちゃってますっ!」と、言葉に出ずとも理解可能。どうやらこのカラス、古い食堂の主から残飯をもらっているようなのである。残飯生活に甘んじて、ここに居ついてしまったようだ。店の人間がこのカラスを意図的に飼っているとも思えない。ケージもないし、足鎖なんかもされていなかった。つまり、このカラスは自主的にここにいるのだ。この人通りの多い原宿で、この鏡餅カラスに気づいているのはどう見てもJAM一人であった。黒いからみんな気づかないのだ。この天然記念物並の鏡餅カラスに。私だって、このなかなか動きそうにない鏡餅カラスが動いたのを、100分の1くらいの確率で目撃しなかったら、ゴミ袋と誤解したまま通りすぎたに違いない。同じおデブ同士として是非友好を深めたかったが、時間の都合もあったため、後ろ髪引かれる思いで私はその場を後にした。デジカメを持っていなかったことが心残りで仕方ない。写真を撮り、人間界のデブと鳥類界のデブ=未知との遭遇をじっくり堪能してみたかった。今度原宿に行くときは必ずデジカメを持参しよう、と、固く心に誓ったJAMなのであった。*************************************…懐かしい思ひ出の一つですな。