そういえば夢があった。
物書きの仕事がしたかったんですよ。高校生のときは、よく小説書いてました。だから進学するときは、国文科とか、文章に関われる学問を学びたかった。でも、当時の我が家は私が夢を追えるような環境じゃなかった。家にはすでに夢見る夢子ちゃんがいたんでね。我が家の夢見る夢子は、夢の見すぎで人生脱線。それを父や母や私はずっと見ていたので、「夢は夢のままで。追いかけちゃいけない」って、暗黙の了解ができあがっておりました。だから、国文科じゃなくって、社会福祉科なんて売れ路線のカタギを選んだわけです。で、そんな日々から10年は過ぎたつい先日。「ボイスアクター」って雑誌を読んでたんです。ええ、その名の通り、声優さんばっか載ってる雑誌ですよ。ええ。鳥海さんは載ってなかったけど、声優ファンになって間もない私にはいい勉強になるかなと思って(笑)。買って読んだんですが。その雑誌に載ってた声優さん10数人、皆さん共通して言ってることがありました。「毎日好きなこと(仕事)をやってるから、楽しい。」”好き”=”仕事”にすると、逃げ場が無くて大変って、よく聞きますが。それにしてもうらやましい生き方だ。もうすぐ三十路だけど、今からでもまだ間に合う?声優雑誌を読みながら。何故か。物書きの道を、また夢に見だしたJAMなのでした。