カーナビのデータ更新 2022.1
スバルのパナソニックの純正品カーナビには、最初の数年間は、定期的な更新データの提供サービスがあって、地図や情報の鮮度が維持でき、助かったが、車載器での作業とパソコンでの作業があり、難しい手順ではないが、定期的に行わねばならず、データの最新化作業自体から解放されるオンラインのカーナビシステムはないものかと思っていた。 スマホの各種地図サービスにもカーナビ機能があり、都市部の通信圏内でのルート確認程度の利用なら実用できる水準にあると思うが、移動通信の安定性は、地域差、速度差が大きいので、通信圏のオンラインと、通信圏外のオフラインアプリ機能を組み合わせたカーナビがあるといいのにと思ったりしていた。 スズキの最新の純正品のカーナビについて、ソフトウェアと地図データの更新版が提供されていることを昨年、利用者からのネットへの書き込みで知り、更新してみた。 最新の純正品なので、さぞかし使い易い仕掛けになっているのではと期待していたが、手作業手順の煩わしさは増していた。自動車メーカーは、何事においてもメンテナンスの重要性を忘れずに、開発、運用していると思っていたが、カーナビについては、そうでもない気がしてきた。 手順の案内、更新データのリリース案内をホームページでさがしたが、見つけられず、google検索で探し出す始末で、ホームページのメニューからはたどりつけない人が多いと思う。「購入サポート」の「四輪アクセサリーカタログ」のメニューに「スズキの新しいメモリーナビゲーション」の説明とサポート情報へのリンクがあり、そこから、「スマートフォン連携ナビゲーション」コーナーにたどり着き、その中の「各種サービス」として、解説と更新の入り口が設けてあった。 すでに購入済みのユーザーが、「販売をお考えの方」とのメニューの中から、メンテナンス情報を見つけるのは、なんとも未整理で供給者都合の印象がした。「オーナーの方へ」のメニューには掲載されていない。 案内の存在自体がわかりにくかったが、更新作業も、以下のような手順で、パソコンでの解凍操作とエクスプローラーでの配置操作が必要で、一般のユーザーにとっては、ディーラーでの点検時にサービスしてもらう方がいいようなレベルの作業ではないかと思う。 1 車載器で車載器の情報をUSBメモリーに書き込み 2 パソコンで、スズキのホームページ内の更新メニューを使って、1をアップロード 以下、更新のメニューの指示に従いながらの作業となる 3 ソフトウエアのダウンロード(500メガバイト) 4 地図データのダウンロード(8.5ギガバイト) リリース頻度を上げて減量できないものか?Windows の大規模updateより多い。 5 更新キーのダウンロード(1キロバイト) 6 3と4は、Zipの圧縮されたファイルなので、パソコンで解凍。解凍は一般的操作? 解凍後は、3は、491メガバイト、4は、12.2ギガバイト。 7 USBメモリーを空にして、その中に6で解凍されたフォルダーの中から、 指示された二つのフォルダーと5のファイルを複写。 USBメモリーには、指定のもの以外は格納せず、名前は変えず、指定された配置でと。 8 車載器にUSBメモリーをセットして、カーナビの設定メニューの本体情報を ソフトウェア、地図データの順番に更新。途中、再起動数度。 最初にエンジン切るなのメッセージ。30分ほどアイドリングした。今時、こういう仕掛けでいいの。 所要時間がたっぷりかかった。ウンザリ。(ダウンロード時間:光回線で100Mbpsなら20分位、UQmobileで20Mbpsだと1時間位で済みそうだが、dondoneの3Mbpsだと6時間。解凍:4分(intelcorei5,SSD)。USBへのコピー時間:15分(USB3.0)。車載ソフト更新:5分。車載地図更新:20分。) バックグランドで自動更新してくれるメンテが楽な「スマートカーナビ」アプリができないものかしらん。必要な地図に絞る機能が有れば通信量も節減できるだろうに。