アメリカのスポーツ
このところサッカーの試合をテレビ観戦する機会が多いが、そのサッカーの試合を観ながらフト思ったこと。アメリカってオリンピックでもいつも大量のメダルを獲得していて、スポーツ大国に違いないだろうに、これだけ国際的なスポーツ、サッカーが余りさかんではないようなのは何故だろう。アメリカの三大スポーツといえば、野球にアメフトそしてバスケットだろう。そこで野球とサッカーを比べてみよう。サッカーは攻守入り乱れてボールを奪い合い相手ゴールをめざす、試合時間は45分ずつの前後半90分。攻撃してるかと思えば一瞬にして守勢になったりでめまぐるしい、時間的にも45分はプレイヤーも観客も緊張を維持して、プレイし観つづけなければならない持久力が要る。野球の場合はサッカーと違って攻撃側と守備側は完全に分かれる、そして各回の交代時にはプレイ中の緊張はいったんほぐれる。大体10分位で緊張と緩和のリズムが繰り返され、サッカーのように45分間ずっと緊張を強いられることはない。回の途中でも一つのアウトごと一球ごとに小さな緊張と緩和のリズムが繰り返される。この緊張と緩和のリズムが繰り返しある野球の方が、45分緊張を維持していなければいけないサッカーよりもアメリカの国民性に合致しているのではないだろうか。アメリカのスポーツは、陸上にしても短距離は圧倒的に強いがマラソンなどの長距離は有力選手はすくないようだし、持久力より瞬発力重視の競技のほうが強いようだ。観客にしても45分間ズーット集中しているよりも、試合の合い間にコーラを飲んだりホットドッグを食べたりして一服しながらの方がより楽しいということだろう。