Camera di Aｌｌｏｒａ.

[芸術] カテゴリの記事

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• 院展

  今日は松坂屋美術館で開催中の「春の院展」を観にいってきました。このﾌﾞﾛｸﾞでも時々ふれている、高校の同窓生のT君が院展の同人で招待券を送ってくれたので、これは行かなきゃ。今日が最終日、日曜日とあって観客の多いこと。何人かの作家が自作を解説するといった企画もあって、解説中の絵の前は大混雑、まぁまぁ盛り上がって結構なことではあります。前にも書いたと思いますが、昨今の日本画の題材は多岐にわたって､ﾊﾞｰの店内やﾊﾟﾘの風景、ｱｸﾘﾙ絵具を使ったのでは思わせる女性像と多種多様。日本画と言うとどうも花鳥風月のｲﾒｰｼﾞがありますが、現代の日本画家たちはそんな世界を飛び越えてますね。個人的にはﾎﾞﾀﾆｶﾙｱｰﾄが好きなので、日本画もやはり花を題材にしたものに心惹かれました。ただ一点、花の絵ではないのですが、ﾊﾜｲの海岸と海を描いた作品がありこれは良かったですね。展覧会へ行くといつもお金の心配をせずともよいのなら、これを買うぞという作品を一点選ぶのですが、今回はこのﾊﾜｲの絵になりました。今晩あたりT君に電話して彼の絵の感想を伝えようと思っています。

  2018年04月22日

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• 院展

  久しぶりに美術展・院展に行ってきました。先日、勝川であった高校時代の友人の陶板画展で知ったのですが、松坂屋美術館での院展にも出品してるよと聞いていたので出かけた次第。だいぶ前から感じていたこと。日本画というと花鳥風月のｲﾒｰｼﾞがありますが、現代の日本画は日常の風景を描いたりと、題材がずいぶんと変わってきていますね。今回の院展も駅の風景や、飛行機の着陸時の風景等々。ﾃｰﾏがともかく現代的、絵の具を油絵のように盛り重ねたりといった表現方法など色々あって、今どきの作家さん達は旧来の日本画の枠に捉われず、かなり自由に描かれているように感じました。基本は岩絵具を使い線描ということなのでしょうが、それ以外は自由に心のおもむくままにといったところです。ここ1・2年美術館や博物館に行くことが少なかったのですが、たまには出かけて100号や150号といった作品を実際に観るのもやっぱりいいことです。眼福の時間が持てました。

  2017年12月01日

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• 名古屋ボストン美術館

  久しぶりに美術館へ。名古屋ﾎﾞｽﾄﾝ美術館で､17世紀から19世紀の西洋植物画の展覧会が開催中で､細密に描かれた植物画はけっこう好きなので､観に行ってきました。描かれたものだとばかり思っていましたが､いわゆる版画でした。ｴｯﾁﾝｸﾞやﾘﾄｸﾞﾗﾌの技法を使って､原画を描く人と彫版の人は別人で､日本の浮世絵と同じようなものですね。名古屋ﾎﾞｽﾄﾝ美術館はﾁｮｯﾄ変というと失礼ですが､ﾎﾞｽﾄﾝ美術館の分館とでも言ったらいいと思います。自前の収蔵品は一切なく企画ごとにﾎﾞｽﾄﾝから作品を運んで展示していて､そのせいか1回の展覧会の期間は割と長く､この植物画展も去年の12月から4月初めまでやっています。ですから他の美術館でも開催するといった､国内での巡回といった事はないようで､その意味では名古屋でしか観られないという値打ちはあるかもしれません。そんな事で今日は役所の用事とかではなく､自分の楽しみの為に少し時間が使えました。

  2010年02月28日

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  大ローマ展

  今日は久しぶりに美術館へ。愛知県美術館でやっている「大ﾛｰﾏ展」を観に行ってきました。ｲﾀﾘｱ好き･歴史好きの私としては､見逃せない展覧会ですから結構期待して行ったのですが､大ﾛｰﾏと謳ってある割には､作品数も少ないように思えました。大理石の大型の彫像も何点かありましたが､やはり現場で観ないことにはの感がありますね。極東の島国の一地方美術館の屋内で観るのと､ｲﾀﾘｱの実際の場所で観るのとでは・・・・・まぁそんな事を言っても詮無いことではありますが。展示作品はBC1世紀ごろの作品で､ﾛｰﾏ帝国の最盛期･ｱｳｸﾞｽﾄｩｽの時代の物が中心でした。BC1世紀というと我が日本は弥生式土器の時代､それを考えると彼我の差に愕然としてしまいますが､まぁ芸術作品はもとより､政治体制からｲﾝﾌﾗ整備･貨幣の発行･流通制度。何をとっても脱帽するしかありません。ずっと読み続けている､塩野七生さんの「ﾛｰﾏ人の物語」も文庫版で36巻目を読んでいるところですが､紀元後のﾛｰﾏ帝国が衰退に向かっている時期について書かれてます。今日の「大ﾛｰﾏ展」の全盛期と衰退期の時期のｽﾞﾚはありましたが､その本の補足にもなりました。　中は勿論撮影できませんので､受付嬢に頼んで入り口の様子だけ。写真でも分かるようにそんなに混んではいませんでした。

  2010年01月20日

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• ジミー大西展

  知人から三越で開催中の､ｼﾞﾐｰ大西の展覧会のﾁｹｯﾄをいただき観に行ってきました。土曜日のせいか観客がいっぱい。ﾁｹｯﾄ売り場も入り口も少しですが列が出来るほどでした。さて､ｼﾞﾐｰちゃん（ｺﾒﾃﾞｨｱﾝ時代を知ってる関西人ならｼﾞﾐｰちゃんと言うと思います）の作品。ご存知の方も多いと思いますが､ｶﾗﾌﾙでﾌｧﾝﾀｽﾃｨｯｸ､独自の世界が展開されていました。色の感じからｱｸﾘﾙ絵の具を多用していると思っていたのですが､意外と水彩･紙､油彩･ｷｬﾝﾊﾞｽの組み合わせが多かったです。輪郭をしっかりと描いてその中に色をおいていく､そういった面では線画であり日本画の伝統に則っているのかなとも感じましたし､何点かあった造形作品は､‘ﾆｷ･ﾄﾞ･ｻﾝﾌｧﾙ’を彷彿とさせるものがありました。ともかく多彩です。銀行のｷｬｯｼｭｶｰﾄﾞから巨大ﾀﾝｶｰのﾍﾟｲﾝﾄまでてがけ､食器･ﾉｰﾄ類･ｽｶｰﾌなどのﾌｧｯｼｮﾝ製品まで作品をﾓﾁｰﾌにした物の販売もしていました。三越の人に聞いたら､片岡鶴太郎さんの展覧会の時より人は多く､ｸﾞｯｽﾞもよく売れてるとの事で､三越としてはいい商売にもなってるようです。ｼﾞﾐｰちゃんも､すごいですね。これからもいい作品をどんどん制作してほしいものです＾＾

  2008年11月22日

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• 江戸の小袖展

  今日は久しぶりに展覧会なるものへ・・・午前中は点訳の校正（まだ点訳ﾎﾞﾗﾝﾃｨｱは続けています）に出かけて､午後からその足で名古屋市博物館で開催中の着物・江戸の小袖展を観に行きました。2.3年前からｱﾛﾊｼｬﾂをよく着るようになってるのですが､ｱﾛﾊの源流と言える和柄・着物地の物もこの春少し買って､着物の柄にも興味が湧いてきて､出かけた次第です。絵画とは違った､着物という枠の中での美意識。生地・柄・色・染めや織り絞りなどの技法。日本の伝統工芸というのはすごいなと実感し､眼福の極致でありました。どんなｼﾞｬﾝﾙであれ､良いもの美しいものに接するのは､心持の良くなるいいものです。

  2008年05月28日

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• 美術展へ

  久しぶりに絵を観てきました。（今年初の美術展行きになります）松坂屋名古屋本店の美術館で開催中の「川村記念美術館所蔵･巨匠と出会う名画展」です。印象派から現代美術そして日本画まで､やや総花的印象を受ける展覧会でした。ﾓﾈ、ﾙﾉﾜｰﾙ、ｼｬｶﾞｰﾙ､ﾐﾛ、日本画では橋本関雪､尾形光琳、ﾋﾞｯｸﾞﾈｰﾑばかりですね。関雪､光琳なんていうのは､なかなか本物を観る事は少ないので､いい機会でした。好みでいうと､この展覧会の中ではﾐﾛの作品が一番好きな作品で､あとﾃﾞｭﾌｨ､ﾎﾞﾅｰﾙも良かったです。　余り重い色調よりも明るい軽やかな作品が好きです。ついでに同じ松坂屋内の画廊の方にも回りまして､荻須高徳の作品も観てきましたが､こちらは画廊ということで､作品を当然販売してまして・・・・油絵で1200万から2200万､水彩の小品で500万ほど。版画の方はぐっとお求めやすくて50万とか80万・・・作品を観てる分にはいいですが､値段を見るのはなんだか疲れますな。「名画展」の方となると､もう一桁くらい高い作品ばかりなのでしょうが・・・自分の為のお土産に､ﾐﾛのがほしかったのですが､なかったので額入りの葉書大のｼｬｶﾞｰﾙのﾌﾟﾘﾝﾄ（お代は1000也）を買ってきました。

  2008年01月10日

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  ポップアート

  知人が近所で絵のｸﾞﾙｰﾌﾟ展をやっているので､ﾁﾗﾘ行ってみました。いわゆるﾎﾟｯﾌﾟｱｰﾄといってよいと思うのですが､ｷｬﾝﾊﾞｽにｱｸﾘﾙ絵の具を使った作品。ｱｸﾘﾙは蛍光塗料のような感もあり､ｱﾝﾃﾞｨｰ･ｳｵﾎｰﾙの作品を連想しました。もう一人の作家はﾋﾛ･ﾔﾏｶﾞﾀのような作品。ご本人達は他の作家にたとえられるのは､嫌がるだろうけど､わかりやすく説明しようと思うとそんな事になります。ﾎﾟｯﾌﾟｱｰﾄも悪くはないですが､好みでいうと伝統的な油絵のほうが好きかな・・・ここのところ文章を書く集中力がないので､はなはだ簡単ながら今日はここまで。アンディー・ウォホール　「Flowers,1970（red,yellow,orange on blue）」　サイズ1010*915mm★ヒロヤマガタ（山形博導）大判ポスター「パリ祭」版画用高級木製額縁付★

  2007年06月02日

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  若冲と江戸絵画

  愛知県美術館で開かれている「若冲と江戸絵画」展観に行ってきました。いやぁー　もー　絵を観ながら「すごいな！」という言葉を次々と発してしまいました。洋画･外国の画家の絵を観ることの方が多いのですが､この江戸期の画家たちの作品もたいしたものでした。中学･高校の時に美術の教科書で観たくらいで､なかなかｵﾘｼﾞﾅﾙの作品に接する事はないのですが､実物･本物を観るとｺﾋﾟｰ･印刷では分からない世界を感じる事が出来ます。この展覧会の表題にもなっている若冲の20点近い作品､特に彩色の作品は画面の隅々まで凛とした緊張感がみなぎっていました。また応挙の作品もありましたが､流石に応挙という感じで､墨一色でありながら静謐で奥深い世界ですし､抱一の作品も初めて目にしましたが､これも優しさを感じさせる良い作品でした。その他にも芦雪･規礼･其一などなど､ｷﾗ星のごとくです。江戸期の絵画は､狩野派といい淋派といい「すごい」です､絵に力を感じます。江戸という時代の空気も反映しているように思いますし､ﾖｰﾛｯﾊﾟ･ﾙﾈｻﾝｽの画家とも､いい勝負ではないかとさえ感じました。ただ惜しむらくは､この作品群､日本にはないのです。ｱﾒﾘｶ人ﾌﾟﾗｲｽ氏のｺﾚｸｼｮﾝでこの展覧会の為に借りているんですね､ﾌﾟﾗｲｽ氏の目が高いというか・・・でも下手に散逸するよりも､江戸絵画という括りで一つ所にまとめて､ｺﾚｸｼｮﾝ･管理されているというのも､絵にとってはいい事かもしれません。ということで「江戸絵画はすごい！」を､実感した一日でありました。目を見張る伊藤若冲の動植物絵

  2007年05月29日

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  シャガール展

  三重県立美術館で開かれている「ｼｬｶﾞｰﾙ展」へ行ってきました。近鉄急行で､名古屋から美術館のある三重県津市まで､１時間ちょっと。近いような遠いような微妙な距離ではあります。さて展覧会。ｼｬｶﾞｰﾙといえばﾋﾞｯｸﾞﾈｰﾑですから勿論知っていましたが､漠然とｽﾍﾟｲﾝ人かなと思っていたのですが､ﾍﾞﾗﾙｰｼ生まれのﾕﾀﾞﾔ人でした。ﾕﾀﾞﾔ人のｹﾞｯﾄｰに生まれ育ち､その影響か初期の作品は暗い色調が多く見られ､後に出てくる幻想的な部分もかいま見えました。長じてﾊﾟﾘに移った頃から､いわゆるｼｬｶﾞｰﾙらしさといってよい､幻想的な世界が広がっていき､色調も多少明るくなり､独特のﾗﾋﾟｽﾗｽﾞﾘのような青色を多用してるのですが､基本部分の暗さ（悲しみと言い換えてもいいかもしれません）は変わっていないように感じました。第二次世界大戦のﾋﾄﾗｰ台頭の時代での作家活動でしたから､ﾕﾀﾞﾔ人として時代の影響も大いに受けているといえます。２点ほど欲しいなという作品もありました､もちろん複製でしか買えませんが・・・ということで今日は眼福の日になりました。ｼｬｶﾞｰﾙのあとは「若冲」と「ﾀﾞﾘ」を観にいこうと思っています。シャガール『ブルーエンジェル』複製

  2007年05月22日

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• 日展

  今日は日展へ行ってみました､正確に言うと「日展･東海展」。東京の本展に出品され全国巡回に指定された作品と､東海三県からの出品作の日本画･洋画･彫刻･書･工芸の各分野からの計558点。点数が多いので間隔を取らずにﾀﾞｧｰｯﾄ並べてあり､若干観ずらい展示になっていました。作品は､こう言うと作者の方々に大変失礼ですが､まぁあんなものでしょう。日本画に感じた事ですが､ﾃｰﾏが非常に現代的だったということです。日常風景あり心象風景あり､一般に持っている日本画のｲﾒｰｼﾞ･ﾃｰﾏの花鳥風月から大いに飛躍してるなという印象を受けました。技法的にも油絵と間違えそうな厚塗りしたものもあったり‘今’の日本画ってこうなんだと認識を新たにしました。ｻｲｽﾞもやたら大きい物が多かったです。洋画の方が日本画よりもかえって､伝統的な部分を守っているのではと感じました。彫刻は人物像が多かったですが､今一つなじみがないし､書となると今二つ分からないし､工芸は陶磁器や染色作品が出品されていましたが､特に現代ｱｰﾄの陶磁器は､観てる自分が保守的なせいか､普通の生活用具としての茶碗とかの方がいいなと思いながら観ました。違うｼﾞｬﾝﾙと思わなければいけないのでしょうが､陶磁器といえばやっぱり茶道具をｲﾒｰｼﾞしてしまいます。平日だったのでそんなに混んでないと思っていたら､なんのなんの大盛況。よう混んでましてどちらかと言うと､高齢者が多かったように思います。高齢者はやっぱり暇なんですかね､まぁ僕も暇だと言う事なんですが・・・

  2007年02月15日

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  大エルミタール美術館展

  大ｴﾐﾙﾀｰｼﾞｭ美術館展を観てきました､名古屋市美術館でやっています。ﾋﾟｶｿやﾓﾈ､ﾙﾉﾜｰﾙ､ｺﾞｰｷﾞｬﾝといったﾋﾞｯｸﾞﾈｰﾑからｳﾞｪﾈﾂｨｱ派の比較的名前の知られていない､画家まで､ﾎﾞﾘｭｰﾑのある展覧会でした。1700年代・1800年代の作品は､宗教的なもの､あるいは肖像画､歴史的題材を扱っているものが見られ､基本的に暗い色調と明度の低さを感じましたが､1800年代も後半になると､例えばｺﾞｰｷﾞｬﾝ､ﾓﾈなどの作品に見られるように色も鮮やかになってきて､1900年代に入るといわゆる‘ｶﾗﾌﾙ’といっていい作品が見られました。個人的好みでいうと､18･9世紀のやや暗い色調の物も悪いとは思いませんが､明るい色調でたくさんの色を使っている方が好きです。ｱﾙﾍﾞｰﾙ･ﾏﾙｹという画家の「ﾏﾝﾄﾝの港」　初めて観た絵ですがこのような色使いが好きです。展覧会へ行くといつも展示作品の絵葉書を買ってきます。ﾊﾟﾘのﾙｰﾌﾞﾙとﾆｭｰﾖｰｸのﾒﾄﾛﾎﾟﾘﾀﾝ､そしてこのｻﾝﾌﾟﾄﾍﾟﾃﾙﾌﾞﾙｸﾞのｴﾐﾙﾀｰｼﾞｭが世界三大美術館といわれてますが､NYのﾒﾄﾛﾎﾟﾘﾀﾝだけ行った事があります。ｴﾐﾙﾀｰｼﾞｭ所蔵の作品もこれで観ましたが､ﾙｰﾌﾞﾙの作品だけはｵﾘｼﾞﾅﾙを観てないです。ﾙｰﾌﾞﾙも行きたいですね､そしてﾛﾝﾄﾞﾝの大英博物館､台北の故宮は行ったので北京の故宮博物館､美術館･博物館で行ってみたいのはこんなところでしょうか。ｲﾀﾘｱの美術館はそこそこ行ってるので､とりあえずはまあいいかな､もちろん行きたい事は行きたいですが・・・大ｴﾐﾙﾀｰｼﾞｭ美術館展3月4日までやっているので､お近くの方また名古屋に来る機会のある方､どうぞ観に行ってください。入館料は大人1300円とﾁﾄ高いですが､ちなみに僕と一緒に行くと二人まで介護者という事で､半額で入れますぞ！！！

  2007年01月26日

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• 日曜美術館30年展･補足

  京都で観たNHKの｢日曜美術館30年展」京都以外の地でも巡回展として開かれるようです。東京ではすでに終了し京都は2番目の開催地で、このあと広島･盛岡･長崎･静岡の各県立美術館で開催される予定です。広島　２/15～３/25　　盛岡　４/７～５/13長崎　５/26～７/１　　静岡　７/24～８/31詳しくはNHKﾌﾟﾛﾓｰｼｮﾝのHP､ｲﾍﾞﾝﾄ情報に載っていますので、行ってみようという方はどうぞそちらをご覧ください。静岡のときにもう一回観に行ってもいいかなと思っています。

  2007年01月17日

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• NHK日曜美術館30年展

  京都へ出かけて､すこし余った時間はどう過ごそうかと思っていたのですが､街の中心部と言ってよい、三条高倉に京都文化博物館があり、そこなら乗り物に乗らず泊まった四条烏丸のﾎﾃﾙから車椅子で行けるので行ってきました。ちょうどNHK教育の日曜日の美術番組｢日曜美術館」の30年展が開催されていて､これはﾗｯｷｰとばかりに観てきましたが予想以上の展覧会でした。過去30年の放送から選りすぐりの作品を一堂に集め、作品放送時の著名人の解説･作家本人のｱﾄﾘｴでの制作の様子などを､会場各所に何台かのﾓﾆﾀｰを置いて常時ながしてもいました。作品はｷﾗ星のごとくの作品群でﾋﾟｶｿ･ﾙﾉﾜｰﾙ･ﾙｵｰなどの海外の作家、そして日本の作家も鏑木清方･菱田春草らから岡本太郎に至るまで、絵画に限らず彫刻･陶芸･染色の作家の物も展示してありました。うれしかったのは秋野不矩さんや熊谷守一さんの作品もあったこと､そして何より田中一村さんの作品。画集などでは観た事がありましたがｵﾘｼﾞﾅﾙを観るのは初めてで、奄美大島で絵を描く事のみの孤高の生活を送った一村さんのその奄美の風物･植物の絵。花の花粉まで描きこんでありながらも大胆で､南の島の濃密な空気まで伝わってくるような､こちらの魂をふるわせてくれるような作品でした。　いやぁー見入ってしまいました。京都だけでの展覧なのでしょうか？　他の所、東京ででも名古屋でもまたNHKさんにやってほしいものです。田中一村（ﾀﾅｶ ｲｯｿﾝ）さんに関しては奄美ﾊﾟｰｸのHPから記念美術館のことなど検索できます、興味のある方はどうぞ。

  2007年01月17日

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• 浮世絵展

  「四大浮世絵師展」という展覧会が松坂屋名古屋本店内の美術館で開催中なので観に行ってきました。写楽･歌麿･北斎・広重のﾋﾞｯｸﾞﾈｰﾑ4人の作品を集めたもので、肉筆画20点版画160点と量的にも見ごたえがあり、学校の美術の時間や普段の生活でもよく目にする事が多い作品なので、そういった意味でも親しみをもって観ることができました。写楽の役者絵、江戸時代のﾌﾟﾛﾏｲﾄﾞ･ｱｲﾄﾞﾙのﾎﾟｽﾀｰといった感じでみんな見ていたんでしょうね。歌麿の美人画、着物の柄など細かいところまで丁寧に描きこんでるのがよくわかりました。北斎の風景画、富嶽三十六景などおなじみ。今更ここに書くまでもない構図の奇抜さ独特さ。広重の風景画、北斎の風景画より少し優しい感じを受けました。いずれにせよいわゆる日本画とはまた趣を異にした作品群で、江戸時代のﾎﾟｯﾌﾟｱｰﾄとでも言えばよいのかな等と考え、印刷物や本などで観ることの多い浮世絵も、ｵﾘｼﾞﾅﾙﾌﾟﾘﾝﾄといえる本物に接することで眼福になりました。ちなみにこの松坂屋美術館、今までは身障者も有料でしたが今回は身障者と介護者一人は無料でした、受付で尋ねるとこの9月から無料になったそうで良かことです。

  2006年11月21日

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• インスタレーション

  今日は久しぶりに名古屋市美術館へ行って､ｲﾝｽﾀﾚｰｼｮﾝの藤本由紀夫という人の作品展を見てきました。参加予定をしている車椅子ﾏﾗｿﾝの練習に白川公園まで行き､２kばかり車椅子で走ったあと､ついでに公園内にある美術館へ寄ったのですが・・・・・さてｲﾝｽﾀﾚｰｼｮﾝ。装置芸術とか呼ばれて場所や空間全体を作品として体験させようという芸術で､うーん既存の美術‘美’とはちょっと違いますね。鑑賞者が作品に触れたり､作品内を通りぬけたり､体感する芸術。面白いといえば面白いし､何だこれはといえば何だこれはになるし。見る側もｵｰﾌﾟﾝﾏｲﾝﾄﾞ･心を開いてかからないと理解できない世界。いや理解できなくても､しなくてもいいのです､何かを感じれば。非常に文章化しづらいことを説明しようとしてますが､出来たらｲﾝｽﾀﾚｰｼｮﾝを実際に観て下さい。ｲﾝｽﾀﾚｰｼｮﾝを観ていつも思う下世話なことが一つあります。友人にも一人このｲﾝｽﾀﾚｰｼｮﾝの作家がいるのですが「これで喰っていけるの？」とつい思ってしまうのです。名古屋市美術館の企画展として個展が開催される藤本氏くらいになると､これだけで生活が成り立っているのやもしれませんが､ﾓﾀﾞﾝｱｰﾄやｲﾝｽﾀﾚｰｼｮﾝをやってる人たちは､たいがい学校の先生であったり､何かしらのアルバイトをやってます。なかなかね､古今東西自分の作品だけで喰っていける芸術家は少ないようです。ということで芸術の話が下世話な話にずれてしまいましたが､美術館ってたまに(勿論しょっちゅうでも)行くのもいいものです。　心を遊ばすことが出来ます。

  2006年10月03日

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• ニキ・ド・サンファル展

  ﾆｷ･ﾄﾞ･ｻﾝﾌｧﾙという作家､寡聞にして知らなかったのですが､NHKのﾆｭｰｽでそのﾆｷの展覧会を名古屋市美術館でやっていることを知り､面白そうだったのでさっそく観に行ってきました。ﾆｷ･ﾄﾞ･ｻﾝﾌｧﾙ。平面作品もありますが､その意表をつく造形と大胆な原色の色使いの立体作品が彼女の真骨頂と思います。その天真爛漫さは美醜を越えて､大脳の旧皮質に直接語りかけてくるようで､前衛でありｱｳﾞｧﾝｷﾞｬﾙﾄﾞであり､観る者に幸福感を与え､また生命の根源的な力をも感じさせ､そしてその作品の奥底には一粒の涙が沈んでいるように感じました。ここしばらくの間に観た美術展のなかで一番面白くｴｷｻｲﾃｨﾝｸﾞな展覧会でした。超お薦めです　☆☆☆☆☆栃木県那須高原にﾆｷだけの作品を集めたﾆｷ美術館があり､そこからも作品が多数来てるようです､那須のﾆｷ美術館も行ってみたいですね。

  2006年07月26日

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• 写真展　東松照明

  愛知県美術館で開かれている､東松照明の写真展‘愛知曼荼羅’を観てきました。愛知県各地の1950年代の風景を中心にした､作品展です。東松氏の今回の展示作は基本的には､記録・ﾙﾎﾟといった性格の物になるのでしょうが､自己表現のために､ある状況を創作･演出して写真に撮る､そんな作品も何点かあり､風景･ﾎﾟｰﾄﾚｰﾄの中にも若干､作為が感じ取れるものもありました。また別にどうという事もない､誰でにでも撮れそうな､写真ｺﾝﾃｽﾄに出しても落ちるだろうなという作品もあり､東松氏が撮ったから作品とされているのか､歴史的資料の意味で作品として成り立っているのか､はたまた僕には分からない､写真の専門家から観ての良さがあるのか・・・色々考えました。いずれにせよ50年代の写真というのは僕の子ども時代でして､自分の記憶と重ね合わせながら観ることが出来､その意味で面白い展覧会でした。お近くの方は出かけてみてください､お勧めします。

  2006年06月14日

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  ルオー展

  久しぶりに美術の展覧会に行ってきました。ﾙｵｰ展です、名古屋市美術館で６月４日までやっています。家から近いので､いつものように車椅子をこいで行ってきました。さてﾙｵｰ氏の作品。　色使いが暗いというか重たい。どちらというと余り好きなﾀｲﾌﾟの絵ではありませんでしたが､なんたってﾙｵｰ氏ですからそれなりに､こちらに迫ってくる物・力は感じました。‘優しい女’という作品がありましたが､唐突ながら観世音菩薩のお顔のように見えました。優しく閉じられた瞳､ほほえんでいるように見える口許。口許は‘ﾓﾅﾘｻﾞ’の口許にも通じるものも感じました。一番印象に残った作品の感想でしたが､風景画にも一点好きなものがありました。名古屋での開催ですが､時間のある方､機会のある方はお出かけになったら如何でしょう。≪画集・作品集一覧≫ルオー作品集（カタログレゾネ）

  2006年05月24日

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• デ・キリコ展

  イタリアの形而上絵画の画家デ・キリコ（1888～1978）の展覧会、観に行ってきました。シュールリアリズムというか、ダリとも違う感じで現実を突き抜けた精神世界の心象風景、正に形而上絵画としか言いようのない独特の絵画世界でした。全作品から感じるのは‘静けさ’ほんとにシーンとし感じ。そして西洋絵画・油彩にしては線が目立つ描き方で、特に背景は建物の外観にせよ室内にせよ直線が際立って目に入ってきます。不思議な夢の世界の中を描いたような作品でした。デッサンも数多く展示してあり、ゴッホを観た時にも感じたことですが、一流の画家はやっぱりデッサン力がすごい。デ・キリコ展、11月20日まで松坂屋の名古屋本店でやってます。興味のある方はどうぞ。

  2005年11月04日

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• アンコールワット展

  今日は松坂屋名古屋本店で開かれている、アンコールワット展を観に行ってきた。アンコールワットで発見された仏頭や菩薩像、ヒンドゥーの女神・シヴア神・ガネーシャ等々バラエティーにとんだ彫像が展示してあった。素材はほとんどが砂岩で表面が少しざらっとした感じのものが多く、それがまた良い味わいになっているように見え、顔立ちも西アジア、アフガンあたりの出土品にみられるギリシアっぽい雰囲気はなく、東南アジアの顔という印象をうけた。車椅子の身では、アンコールワットのような遺跡に行くのはむつかしいが、身近なところでこのような展覧会あるというのは、とてもありがたいこと。眼福といおうか大変満足できる展覧会でありました。近くの方は観に行かれることをお勧めします。

  2005年09月15日

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• 片岡球子展

  先日友人から名古屋市美術館で開催中の片岡球子展の招待券をもらったので早速に行ってきた。初期のものから現在に至るまでの作品が展示してあり、今年１００歳の作家の年代に応じた作品が鑑賞できた。初期の作品からは「静かさ」が感じられ、年代を重ねるにつれ鮮やかな多くの色を使うようになって、日本画というジャンルを超えた色使い・イメージが画面上にあふれ、独特の世界が表現・提示されている。中村の好みでいうと富士山を描いたシリーズが特に良かった。一見の価値あり！片岡球子『めでたき富士』岩絵具方式複製画ここに画像の表示はできません、興味のある方はクリックして画像を観て下さい。

  2005年08月05日

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• ゴッホ展

  区役所へ行く用事が出来たのでついでという訳でもないけれど、区役所のほん近所にある愛知県美術館できのうから始まったゴッホ展へ行ってきた。さすがにゴッホ、初期の作品からその力が見て取れる。点描に影響を受けた作品、浮世絵への傾倒、黄色を多用した作品（例えば迫力さえ感じさせる「ひまわり」）そして自殺前のクネクネとしたタッチの作品。心を病んで３７歳で自殺してしまったという人生を知っているせいか、最後期の作品（「糸杉と星の見える道」など）は風景を描いているのだけれど、心の内の心象風景を描いているように観え重く緊張感をもってせまってくる。個人的に好きな作品は今回初めて観たのだが「グラジオラスとエゾギクをいけた花瓶」。すこし小ぶりの作品だが、花の赤と白・青を基調の背景、なぜか心ひかれるものがある。もう一点これは割と有名な作品「夜のカフェテラス」幻想的な感じもしてラピスのような青で描かれた夜空と白く浮かぶ星、カフエの黄色とそれをひきしめる青い門柱、いいですね。場所はパリの一角なんだろけど、なぜかこれを観るといつもヴェネツィアの小路が描かれているように観える。ゴッホ展、万博とリンクして９月２５日までやっている。万博等で名古屋へ来る機会のある方はゴッホ展へもどうぞ、お薦めします。

  2005年07月27日

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  展覧会に行こう

  この夏名古屋では万博が開かれているが、市内の美術館でもなかなかに充実した展覧会が開かれている。名古屋市美術館では「エルミタージュ美術館展」7/18まで愛知県美術館「ゴッホ展」は7/16～9/25あとこじんまりとした所では徳川美術館の「茶の湯名碗展」7/24までたまには日本文化の粋たる茶道の茶碗を眺め愛でるのもよかろうし、これにはちょっと行ってみたいと思っている。【送料無料】桐色紙箱揃茶道具・楽天シニア市場【抹茶】小倉山　30g缶入りたまには抹茶もいいものです。

  2005年07月03日

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