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2005.08.25
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カテゴリ:音楽紀行
ヘンデルの家の展示の中で、ふと目にとまったのがこの地図である。よくみるとブラウンシュヴァイクがマークがされていてその先には「1772 Judas Maccabäus」と書いてある。

「マカベウスのユダ」は旧約聖書外典(続編)のマカバイ記を題材としたオラトリオで、なかでも有名なのが「見よ、勇者は帰る(See the conquering Hero Comes)」のメロディーだ。スポーツ祭典の表彰式で流れるあの定番の曲である。賛美歌にもなっている。

さて、ブラウンシュヴァイクとこのオラトリオとどういう関係があるのか。それは、「マカベウスのユダ」が「イギリス以外」で初めて演奏されたのが1772年、ブラウンシュヴァイクということらしい。なんとも音楽史上に残りにくいエピソードではあるが、ブラウンシュヴァイク市民としては少しうれしい話である。

「マカベウスのユダ」は1747年ロンドンで初演されて以来、ヘンデルが生きている間54回演奏されている。そして1839年デュッセルドルフではメンデルスゾーン、1859年ワイマールではフランツ・リストによって演奏されている。

ところで、「見よ、勇者は帰る」は最初はこのオラトリオには含まれていなかったらしい。少なくとも初演ではこの曲は使われていないということである。すると、どこで初めて登場したのか。ひょっとしてブラウンシュヴァイクか?などと想像してみるのも楽しい気がする。

経過時間 1月 10日 6時間 19分経過
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浮いた煙草代 82ユーロ
延びた寿命 1日 10時間 20分





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Last updated  2005.08.25 05:53:45
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