主人との出会…不思議な思い出(???)
こんな事を書くと変に思う方がいらっしゃるかもしれませんが、私と主人の運命を決めた出会いの事を書かせていただきます。ちょっと昔のお話になります。実は私の父は元白系ロシア人。戦争孤児として第2次世界大戦後に上海から神戸に帰る神戸の農家出身の若い日本兵が一緒に船に乗せてつれて帰ってきた身寄りの無い子供でした。父はその時7歳。上海でインターナショナルスクールに通っていたため、英語とロシア語が話せたとの事でした。戦後の混乱の中、その兵隊さんの体が不自由なおばさんの世話をしながら、通訳として働き、神戸のミッション系のインターナショナルスクールに通っていた父でした。そんな父に育てられながらも(両親が離婚したため)子供の時とても苦労をした人だと子供心に感じ、あまり子供の時の事は父には聞いてはいけないと感じ、暮らしていました。(そんな父も来年71歳でようやく定年…ゆっくりと子供達に昔話をしてもらおうと思っています。)さて、そんな私がドイツにある日本企業に就職が決まり、一人でドイツに渡り働き出し4年が過ぎた時の事。仕事の関係でひょんな事で主人と出会う事になりました。その時の私はスイス人の彼氏と別れて2年ほどたち、仕事の事で頭がいっぱいで恋愛にはまったく興味がありませんでした。旅行業界に勤めていた私はその街の日本企業の日本人は全てお客様だったため、おさそいがあっても角が残らぬようていちょうにお断りするよう心がけていました。そんなある日、会社の同僚と仕事の事でホテルのバーでお話していた時、主人が声をかけてきたのでした。軽いのりのお誘いにむかつきながらもまったく目を見ず、同僚に受け答えをしてもらっていたのですが、何かのひょうしでフット主人の目を見た瞬間、その時本当に一瞬だったのですが私と自分の目の前にいる彼(主人)がそれぞれ違う軍服を着ており、お互い見詰め合っている姿が浮かび遠い昔の絆を感じ「又この人に助けられるのか…私と同じ目をしているこの人に…」と不思議なことばが心に浮かび、それが不思議でお付き合いをはじめました。つきあいだしてしばらくして勇気をもって彼にこの話をしてみました。すると「そんな事もあるかもしれない、僕も初めて君の目を見たとき、同じ目をしているっとなつかしいようなふしぎなかんかくになった」と言うのです。それから間も無く映画を二人で見ていたとき、私の見た前世(?)の姿での私たちがそれぞれの着ていた軍服が映画にはっきりと出ており、どこの物かわかったのです。時代は日露戦争のロシア…私はロシア軍、主人は日本軍、私は通訳のような役柄でかなり重苦しい空気の中、向き合っている姿でした。もちろん二人とも男性の軍人でした。本当か思い過ごしかはわかりません。でもこの強い不思議な絆によって実は私たちは色々な困難を何の気なしに乗り越えてきているのも事実です。何かに引き寄せられ、夫婦になったのだなとお互い感じています。結構独身時代は感が強かった方だったのですが最近は汚れた心やら疲れやらでまったくだめですね(笑)皆さんは、こんな経験ありますか?