[海外生活]の記事一覧 | インター出身・帰国子女ワーキングママ日記IN SAITAMA!!

エスカルゴと私… My Pledge Never to Eat Escargot

まだ結婚前のお話です。私の父は大学教授なのですが、大昔から日本の大学が休みの間、南アの大学に行ってレクチャーしています。ドイツで働いていた頃、同じ町に駐在中の主人と出会いお付き合いし始めた頃、南アにいる父に招待され、二人で南アフリカに10日間の休暇をとり、行ってきました。二人が結婚する7年も前のお話です。それから6年ほど後、日本に移り住んでいた私たちですが、父に又誘われ、今度は私一人で南アフリカに日本から行ってまいりました。南アはまだその頃アパルハイト時代。あまり日本から行く観光客は多くありませんでした。南アはヨーロッパやアジアから沢山の移民が降り、父や私にとって文化的にはとても暮らしやすいところで、父も人種は問わず友人が沢山いました。食の文化もとても充実しており、フランス系、ポルトガル系、イタリア系、オランダ系、イギリス系などのヨーロッパの移民たちがそれぞれの国の食文化も取り入れ、とても良いものがありました。その頃車の修理工場を経営しているフランス系の移民の方と父がとても仲が良く、3人で夕飯を食べることに。とてもおいしいフランス系のレストランで父に「おいしいから絶対食べてほしい」と注文されたものが…　エスカルゴ！！！！！その場で「パパがエスカルゴを私に勧めるなんて！！」とショックを受けている私に二人はなぜと問い詰めた。お皿いっぱいのエスカルゴの前で、理由を話すのは食べてる方に申し訳ないので、食後のコーヒーを飲んでいるときに話しますと父とその友人に約束。コーヒーが出たときに、大昔小学校2年生の夏に父の勤め先の大学のキャンパスの芝生の上で干からびかけた小指の爪ほどの大きさのカタツムリを見つけ、元気にしっかりとした大きさになるまでペットとしてかっていたとこくはく。「話しかけるとどんなにカラカラな環境でも角を出してくれたカタツムリ君が可愛くて仕方が無かった。」そのカタツムリを秋になり逃がしてやった頃、フランスではカタツムリを食べると聞き、そのとき私は一生カタツムリは食べないと心に誓ったのだと説明しました。「こんなにおいしいのに、馬鹿な誓いをしたものだ！」とフランス人の父の友人に大笑いされました。人生、生きている中で絶対に曲げられないものはいくつもあります。たぶん私にとって、長い夏休み、一生懸命世話したカタツムリ君が離婚問題でもめている我が家の中で、心の支えになっていたのだともいます。私は一生この誓いは守りとおします、ハイ。Back when I was in the 2nd grade, I found a dehydrated tiny snail on the lawn of my father's university. I took him home and took care of it until it grew to have strong shell, and let it go in a small bush in the same campus. I was soo determined to save it, that I used to talk to it whenever I fed it. It remembered my voice, and whenever I talked to it, even though the surrounding would be very dry, the small snail will come out of his shell! It was a kind of maternal instinct, that attached me to this snail. Right after I let the snail loose, I found out that they eat snails in France. I pedged back then that I will never ever eat escargot in my life, for the sake of my pet snail！My father knew all this, but of course, he had forgotten all about it.When he invited me over for dinner with his French-South African friend back in Pretoria (I was 30 yld then still single), he insisted that I try this best escargot he's ever tasted! I could not have the heart to explain everything in front of the two gentlemen enjoying their delicacy of two plates full of escargots, so I said I will explain why during coffee.During coffe, I told my father not to ever offer me escargot again, as I have pledged that I will never eat the same species of my "best friend" from my 2nd grade days. "You don't know what you have missed for your silly pledge!" exclaimed the French fellow! "I know, but there is something you've got to stick to no matter what!"　If I had been raised on a farm, I'm sure I would have turned out to be a vegetarian!　　　　　

My Identity... 日本人おばさんの着ぐるみを着たとてもインターなキャリアママ

片親が外国人、両親の離婚のため、外国人の父と8歳の時から二人暮らし。日本ではインターナショナルスクールで学び、単独でイギリスに16歳で留学。カレッジ卒業後、ドイツの日本企業に就職。そこで仕事を教えてくれた先輩たちはみなドイツ人…ドイツで駐在員として同じ町に働いていた日本人の主人とであったことをきっかけに日本に帰ってくることになった。日本で勉強のために日系企業に就職。その後、やはり収入が良いドイツ系の会社に勤め、東京にいながらほとんど英語とドイツ語の生活を続けてきた。もうすぐ42歳！インター出身の仲間内の中では本来持っている気質はとても日本的なのがわかったが、かなりアメリカナイズしていたそのころの日本のインターナショナルスクールの環境であまりしっくりきていなかった。イギリスに留学し、とてもヨーロッパのペースが自分にあっていたのに気がつく。あれだけ長くイギリスにいながら一回もイギリス人の彼氏を作らなかった。学生時代はベルギーに彼氏がいたり、スイス人の彼氏とも婚約まではしたものの結局友達としては良いのだが、障害パートナーとしては私にとって結局同じ価値観を持っている日本人が一番と感じていた。東京の外資に勤めているときはほとんどストレスは感じなかったのだが、やはり埼玉県の小さな町にとどまる生活は同じ価値観を持つ仲間が無く、見かけはほとんど日本人なのに、やはり自分が育っていった環境が今子育てしている環境とあまりにも違うので、知ってて当然の事を知らず、子供に苦労をかけてばかりいる。無理をして日本的になろうとしてもどうしてもなりきれないのが本当にわかってきた。それなら最初から、自分でいて、それを回りに受け入れていただこうとようやく考えるようになった。埼玉のこの小さな町に、家を買い、骨を埋めるのだから、無理をしては仕方がない。最近ようやくそう考えられるようになってきた。

What do you do for your living? あなたは生活するためにどんな仕事をしているの?

海外で働いている時､よく普通の会話で耳にした表現。フッと東京のあるアメリカ系機器メーカーのアジア統轄オフィスの役員秘書をしていた時の上司を思い出しました。彼はインド系ブラジル人。以前いたフランス系の会社からヘッドハントされて日本に送られてきたマーケティングのすご腕の持ち主と聞いていた。最初は日本人の品質管理のディレクターについていたのですが､社内命令でブラジル人の上司の下で秘書をする事に。以前私もフランス系の会社にいた事も有り､仕事の相性はぴったりで､とても大切にしてくれた上司でした。その上司について2ヶ月たった頃彼のオフィスに呼ばれ､やめようと思っていると告白を受けた。君は生活のために働いてるのでしょ?と、聞かれ。そのとき旦那が大学生に戻り後2年残っていた事､1才の長男を保育園に預けていた私は、「ほとんどのの人はそうだと思います」と答えた。そこできっぱり､「僕は違う」と上司。一生働かなくてもお金も別荘も屋敷も余るぐらいある。ただいかに沢山の富を息子に残せるかがために働いているのだと。「ここのしごとは好かない」とかれ。「もう上にはお話になったのですか?」と私。もう話は進んでいる。ブラジルのオフィスのトップになる予定との事。生活のために働いている君が首にならないようにしないといけないので､確認したかった」と、彼なりに親権に心配をしている様子。その後結局その会社の社長秘書にされて､大変な思いをしたが､直ぐに首にならなかっただけ感謝している。秘書と上司は運命共同体。自分が引き抜かれると一緒にアシスタントも連れてゆく役員が多い中､「せっかく自分ととてもあう秘書が見つかったのに日本に置いていかなくてはいけないなんて」と、本当に感じてくださっていたのには感謝。結局その会社は1年後に別のアメリカの会社に買収され､東京オフィスはたたまれる事になったのだが．．．考えてみると､私は今まで勉強や､生活のために仕事をしていた事に気が付いた。自分にとって良い学びの場と考え､独身時代ドイツで働いた。けして楽しんでいなかったのだ。結婚してから最初の転職は､このブラジル人上司のいる会社にヘッドハントされて行った時のこと。理由はもっとチャレンジングなしごとをさせてもらい､それに伴うお給料アップが期待されたから。主人の学費やら､月13万かかっていた保育料をはらうために好きだった会社をやめてしまった。楽天のブログでであった海外で働いている女性たち､みんなとても生き生きと生活し､心から嬉しくなる。ところが私ときたら､思いっきり生活のために働いている。こんな私の後姿を見て育つ我が子たち...もっと余裕をもって毎日生きていけないと､ほんと､悪いお手本の社会人そのものだと気が付いた。まじめにがんばってさえいれば良いと思い､自己満で走り回っていた自分が情けなくなってきた。金銭的な余裕があり､仕事を選んでいたブラジル人の上司を最初は馬鹿なボンボンとしか見られなかったが､胸を張って「楽しみながらこの仕事をしている」と答えられる彼を心から素直にすごいとおもう今日この頃です。

楽天HPを始めて２ヶ月がすきました…

ほんと､色々な方々のHPに寄らせていただいたり､書き込みをいただいたり…世界が広がりますよね。自分が昔住んでいた国々で頑張っていらっしゃる日本の方々､日本でがんばっていらっしゃる外国の方々､子育てされている方々など､どこか自分とのつながりがあり､今を見つめたり､忘れかけていた昔を振り返るきっかけをたくさんいただいています｡色々と環境も変わり､家族も増え､家も購入したりと着々と年をつんで４０代の人生の新たなターニング・ポイントを迎えたのですが…一番長く住んでいるこの日本で自分の大切な部分にふたをして生きてしまっている事にも気が付きました｡今までは職場が完全に外国の環境だったのでそこで満たしていた部分が大きかったのですが､いざ､家での仕事､子供達のかかわりを考えるとこのままでは私の個性がまったく生かされていない暮らしに限界がきてしまうのは目に見えています｡体をこわしたりしては目も当てられません!もともとそうではないのですから１００％日本人の奥さん・ママになる事はむり！もう少し､自分らしい暮らし方をこれからはして行きたいです｡２６の時帰国して以来､年齢を回りに聞かれつづけ生きてきて､日本社会の年齢相応の状態にいつしかどっぷりと染まるよう自分で仕向けていた事も…私のヨーロッパでの親友達に再開する時、恥ずかしく無い歳の重ね方をしている女性でありたいです｡忙しさを理由に後回しにしていた自分の趣味…これから少し毎日の暮らしの中に組み込んでいきます｡周りから見ていれば今までとあまり変わりないワーキングママの生活のままだと思いますが…