東野圭吾の「パラレルワールド・ラブストーリー」
敦賀崇史は大学院に通う電車と並行して動く電車に乗っている女性に恋をした。1年後、親友から彼女を紹介されて驚く崇史。その女性は、電車で恋をした女性だった。親友の幸せを祈らねばならない立場なのに、素直に応援できない。それどころか、彼女への思いは強くなっていく一方だった。その一年後、崇史はその女性と同棲中である。一年前の記憶があいまいだが、彼の記憶の中では、彼女は親友の恋人ではなく、もともと自分の恋人…という記憶。彼は自分の記憶のあいまいさに戸惑っていく。今が夢なのか、過去の記憶が書き換えられているのか…。一年後、姿を消した親友はどこに行ってしまったのか…。彼が真相を探ろうとすると、周囲の人が次々に姿を消していく。今まで読んだ東野圭吾さんの小説とは違うけど、すっごく、先が気になって、一気に読みました。先が気になりすぎて、途中でとりあえずラストを読みたくなるという衝動と戦いました (^_^;)