|
カテゴリ:ネット
(明日の日記から逆行して続いています)
ネットゲームで中学生が詐欺を働く、などと書くと、多くのお父さん お母さんは「だからネットゲームなんかやっちゃダメ」とおっしゃる ことでしょう。 PCを取り上げたり、監視したりするのは、ある意味お手軽ではあり ます。とりあえずはゲームから遠ざけることになるでしょう。 でも、今の時代、インターネットに触れずに成長することは不可能です。 友だちの家からゲームに接続してくる中学生・高校生はたくさん います。ネットカフェから接続してくる若者もたくさんいます。 親が強く禁止すれば、隠れて遊ぶようになるだけですよね。 ネットゲームは、面白すぎるんです(汗)どうしようもありません。 かつて、すっかりこのゲームにはまって、家事も放り出してゲーム ばかりしていたから、よくわかるのです。 ネットゲームそれ自体は、危険なものでも反社会的なものでもない、 と私は思っています。 ネットゲームの世界を通して、いろいろな若者と知り合いました。 「今度、横浜に行くんだ」というと、「じゃあ集まろう」といって 何人かがオフ会に集まってくれました。 とても大人っぽい口調の女性が高校生だとわかったり、かわいらしい 顔文字でしゃべっていたのが中年のサラリーマンお父さんだったり。 生意気な大学生だと思っていたのが、中学生だったのには驚きました。 集まった場所が居酒屋だったので、ちょっとあせったのですが、 高校生の女の子が「じゃ、あなたも私といっしょにジュースね」と 言って、お姉さんらしく相手してくれました。 オフ会に出てくる人たちは、比較的「まとも」です。自分の本当の 顔や名前を出せるということは、自分をいつわらずにゲームを楽しん でいる証拠ですから。 そういう人たちとの関係は、私にとって宝物です。年齢にも性別にも 職業にも関係なく(塾の教師だと言ったらビックリされましたが) ひとつの趣味で集まった仲間です。 その後、英語のテストの相談を受けたり、結婚の相談を受けたりする こともあるし、受験情報を教えてもらったりもします。 わたしたちは、これから、実社会と表裏一体となって発達していく ネット社会と、上手に付き合い、自分をコントロールし、決して 虚構の世界におぼれてしまわない生き方を、自分たちで作っていか なければいけない世代です。 お手本はありません。 目をそむけるのは何の解決にもなりません。 手探りで進むしかないと思うのです。 (前日の日記につづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年12月13日 03時43分14秒
コメント(0) | コメントを書く
[ネット] カテゴリの最新記事
|
|