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テーマ:英語のお勉強日記(8042)
カテゴリ:ことばのスナップ
多言語をあやつる multilingual な人たちは、
「英語とフランス語が混ざったりしないんですか?」 という問に、ニッコリ笑って 「いいえ、混ざったりしませんよ。」 と答える。 わたしも、英語とポルトガル語を使う multilingual の はしくれなので、ニッコリ笑ってこう答える。 「英語とポルトガル語が混ざることはありませんよ。 言ってみれば、全然違う音楽、例えば、ロックミュージック を演奏するのと、演歌を歌うのと、交互にやったからって 混ざることはないでしょ?」 なんて偉そうに言うわけです。 これは、しゃべっている範囲ではほとんど「真実」だと言えます。 身体のどこかにスイッチがあって、カチッと切り換わる感じです。 でもね、 白状すると、書くときにはけっこうゴチャゴチャになるんです。 たとえば、 (英語 - ポルトガル語) 日本 Japan - o Japao (ポルトガル語は定冠詞がある) 日本の Japanese - japones (ポルトガル語は小文字) 写真撮影 photography fotografia こういう細かい違いは、授業中でも、ときどき黒板に書きながら、 「あれ?ほんとにこうだっけ?」 と不安になったりするんです。 さらに、英語とポルトガル語は混ざらないけど、どうやら ポルトガル語とフランス語は混ざるみたいで、フランスで教育を 受けたブラジル人の友人は、ときどきフランス語で話しているのに 本人が気がつかないことがありました。 私の「???」という顔を見て、初めて「あら、ゴメン」と ポルトガル語に戻すんですよね。 これを見ても、ラテン系の言語たち(イタリア語、フランス語、 スペイン語、ポルトガル語、たぶんルーマニア語も)は、 混ざってしまうぐらい近いということではないでしょうか。 これは、関西弁でしゃべっている夫が、私と長時間話していると、 関東弁が混じって変なしゃべり方になるのと同じような感覚なの かな?と思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年02月08日 12時40分10秒
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