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カテゴリ:そのた
日本というのは、本当に不思議な文化を持っているとつくづく思いますね。
古来のまつりごとを捨てることなく、外来の宗教を次々と受け入れて きました。その結果、神道で始まり仏教で終わる(一年も一生も)という 不思議な文化になっていますね。 そして、一年が終わるちょっと前、なぜか突然キリスト教の祭りを にぎやかに執り行うというしきたりがあります。クリスマスです。 実は「もののけ姫」の冒頭の部分を見て、「ああ、なるほど、だから 日本のクリスマスはこうなのか!」と、突然理解してしまった (と思っている)のです。 理屈はこうです。 1)日本人は古来から、得体の知れない恐ろしいものは、とりあえず まつりあげて「たたり」を避けようとしてきた (もののけ姫冒頭のアシタカのせりふ、ばばさま(?)のせりふ参照) 2)戦後の日本人にとって、アメリカ人は得体の知れない存在だった 3)ゆえに、アメリカ人の神をまつることで災厄を避けようとした 4)日本に来ていた米兵たちは、家族と離れて過ごす悲しいクリスマスを 忘れるために、酒を飲んで大騒ぎをしていた(ヤケクソだったのね) (このブログの昨日の日記参照) 5)それを見た日本人たちは、それが神をまつる儀式だなんだと勘違いして、 飲んで騒ぐクリスマスを真似した 6)もともと飲んで騒ぐのは好きだし、これで儲かる人たちも多かったので、 アメリカをもっと良く知るようになっても、クリスマスは存続した どうでしょうか? もちろん、わたしの勝手なヘリクツなんですが、あながち外れでもない 気がしています。 家族と過ごすはずの本来のクリスマスを、恋人と2人で過ごすものにした のは、みごとな発想の転換というか、商売上手な人がいたものだ、という 気がします。 もちろん、もともとがキリスト教に基づく習慣ではなく、日本古来の 宗教的伝統に基づく「厄ばらい」的お祭りなんですから、どんな形でも OKだし、反対するつもりはありません。 でも、これがクリスマスだと勘違いしていると、本当のクリスチャンには 時には失礼なことになりかねないので、そのことは知っていたほうがいいかな、 と考えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年11月29日 02時33分28秒
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