夏休みの過ごし方
今日は予備校の1学期の最終日。高2のテキストに、こういう整序問題があった。(doing, for, is, leisure, something, time, useful);this leisure the diligent man will obtain, but the lazy man never.(余暇とは有益なことをするためのものだ。余暇というのは、働き者には手に入るが、怠け者には決して手に入らないものだ。)答えは Leisure is time for doing something useful;ということで、特別どうという文でもなかったのだが、生徒から「怠け者の方が余暇はあるんじゃない?」という反論が出たので、ちょうど良いチャンスとばかり、夏休みの過ごし方について話した。偉そうに「訓示」をする振りをして、自分に言い聞かせているわけだが。「わたしは、自分が怠け者だから、よ~~~くわかるんだけど、怠け者っていうのは、いつも遊んでいるように見えるけど、実は心が重いのよね。しなくちゃいけないことがあるんだけれど、したくない。だから、後でしよう、明日にしよう、今度にしよう・・・って、延ばしてばかりいる。どうせしなくちゃいけないなら、さっさと終わらせてしまえば、あとは堂々と遊びに行けるのに、それができない。しかも、怠け者っていうのは、いつもいつも心の中で、言い訳を考えながら暮らしている。今は疲れているから後にするんだ、今覚えてもテストの前には忘れちゃうから直前にするんだ、お母さんの手伝いをさせられたから宿題ができなかったんだ・・・言い訳は無限にあるし、自分に言い聞かせればちょっとはごまかせる。でも、この言い訳を考えてる時間が、これまた無駄な時間なんだよね。だから、怠け者はいつも後ろめたい。気が重い。これって、楽しく遊んでいるっていうことにはならないよね。そういう意味では、この英文は正しいと思うよ。夏休みは、いつもよりも怠け心が強くなる時期だから、みんな、怠け心なんか蹴飛ばして、晴れ晴れと遊べる夏休みにしようね。」素直な高校生たちは、うなずきながら話を聞いて、「そうだ、今年の夏休みは、何でも早目早目にやるぞっ!」と言っていたけれど、その誓いが3日ともたないということを、怠け者の大先輩は、よくよく知っている。毎年誓って、一体いくつの夏休みを怠け暮らしてきたことか!!!ああ!!!それでも、今年こそはと、心に誓おう。するべきことは、先送りしない。そうすれば、楽しく遊べる明るい夏休みが来るんだ!!