いつかどこかで

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• こっそりチョコを買う

  バレンタインが近づくと、こっそりと買い物に行ってチョコを隠しておくのが例年の楽しみだったりしたのですが、今年はどうやら、堂々と２人でいっしょに買いに行くことになったようです。夫は大のチョコ好きなので（たぶん私よりもよく食べる）、いっしょに買い物に行くと、知らない間にカゴにチョコが・・・ということが起こります。そこで、バレンタインは例年「質より量」と申しましょうか、「昔は山のようにチョコをもらったものだ」という、自慢話を信じたふりをして、ですね、いろんな種類の市販のチョコを福袋にして渡していました。スーパーで、コンビニで、「これは食べたことないだろう」というチョコをこっそり探して買いあさるのは、けっこう楽しいものでした。ところが、去年、ホワイトデーに、ある事件がおきました（笑）とあるケーキ屋さんで夫が買ってきてくれた生チョコが、むちゃくちゃおいしかったのです。こんな田舎町に、こんなにおいしいチョコがあったのね、と感激しました。その結果、consequently、今年のバレンタインには、あのケーキ屋さんのバレンタイン生チョコが食べたい！ということになったわけです。悩まないでいいのは助かるのですが、なんか、コッソリ買いに行く楽しみがなくなったのは、惜しいような気もします。

  2006年02月05日

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• お雑煮２種

  おせち料理と呼べるような料理はほとんど作りませんが、お雑煮だけは食べないと、やっぱりお正月という気がしません。我が家のお雑煮は、毎年２種類作ります。って、すごくカンタンなんで、あっという間にできますが（笑）京都府といっても、ここ京都北部では、必ずしも味噌味のお雑煮が主流というわけではないようで、夫の実家のお雑煮は、濃い目のこぶだしの吸い物に薄口醤油で味付け、ほうれん草をたっぷり入れ、軽く焼いたおもちと一緒に煮込んで、食べるときに山のようにかつおぶしを盛る、というもの。どこのお雑煮なのか、由来不明。わたしの実家のお雑煮は、かつおだしの吸い物にとりのささみ、大根、にんじん、ほうれん草。焼いたおもち（東京なので当然四角い切り餅）を椀に入れて上から汁をかける、というもの。ところが、大根の入った雑煮は嫌いだという夫に合わせて、ささみとほうれん草だけの具になってしまいました。それでも、両方のお味でお雑煮を２杯いただきます。お正月ですねぇ～～～あとはゴロゴロ（笑）したいところですが、年末、急な工事で予定が狂ったぶん、グッピーの水槽の水換えとか、ゴロゴロもしていられないお正月です。みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

  2006年01月03日

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• シュラ～スコ！

  久しぶりに東京に出たので、いとこたちを誘って、シュラスコ（ブラジル風バーベキュー）を食べに行きました。場所は、表参道の"バルバッコア"。女性軍はみな、サラダバー中心のバイキングランチを食べていたけれど、わたしはやっぱり「肉！」というわけで、シュラスコランチを。サラダもシュラスコもデザートも食べ放題ですのよ、ホホホダイエットの件は、後日再検討ってことで（笑）おいしかったのは、ペッパーステーキ、ピカーニャ、クッピン、チキンハート、それからパイナップル。そう、パイナップルを丸ごと串刺しにして焼いてあるんですよ。これが、肉の合間に絶妙なんです。おしゃべりに夢中になっていて、フェイジョアーダを食べそびれてしまいましたが、久しぶりのブラジル料理を楽しんできました。

  2005年11月03日

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• スパムライス！

  スパムライス・・・決して、ご飯が山のように送られてくるわけではありません（笑）昨日の日記にコメントをくださったlilihaさんの、とってもハワイアンなブログに、スパムで作る「おいしいハワイのお昼ご飯」が載っています。「簡単！ハワイの昼ごはん・スパムライス」おいしそうですね！アメリカ製でもブラジル製でも、ランチョンミートというのは日本人の舌には馴染まないようで、「美味しくない」という人が多いですね。香料になじみが無いからでしょうね。肉を食べる歴史が浅いということなんだと思います。lilihaさんご紹介の「スパムライス」なら、香辛料がうまく活かされて美味しく食べられると思います。

  2005年10月16日

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• 鮎を食べました(5)　教えたくないけど・・・

  さんざん「美味だ、最高だ」と書いておいて、一体どこでその鮎を食べたのか、書かないというのもどうかと思うので、こっそり（？）とお教えいたします。バーベキュースタイルで、自分で鮎を焼いて食べるというこの店は、和知の道の駅の中にあるのです。これだけ書いておけば、あとは検索してください。９月いっぱい営業しているとのことです。京都府北部を通るおついでのある方は、ぜひぜひぜひぜひ、立ち寄ってご賞味あれ。絶対に後悔することはありませぬ。通るついでと書きましたが、我が友人の一人は、大阪への出張の帰りに奈良の友人を訪ねるから、ついでに和知に寄って鮎を食べよう、などと、どこらへんがついでなんだか（笑）そんなとんでもない寄り道をしても、わざわざこの鮎が食べたいと、それだけの価値のある鮎でございます。

  2005年08月13日

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• 鮎を食べました(4)　めざせ完食！

  きのうの日記の証拠写真で、７匹食べたはずの鮎の頭が６個しかない、というつっこみが来る前に、補足させていただきます（笑）骨抜きにした鮎は、味付けなんか必要ありません。蓼酢も置いてはあるのですが、酢も醤油もなんもいりません。塩味だけで、ばくばくといただきます。鮎の内臓のほろ苦さと苔の香りが、そのまま調味料になるのです。しっぽも残してないでしょう？ぱりぱりと美味しくいただきます。そして、ここからがバーベキューならではのお楽しみ。骨を焼いて食べるのです。骨せんべい！　美味！というわけで、昨日の画像で足りない骨一匹は、まさにコンロで焼かれている最中だったのでございます。頭もこんがり焼けたら、歯とあごの硬いところを残して、頭も全部いただきます。残るのは串だけ・・・ということになれば完食ですね。今年は、お腹がいっぱいになったので、骨だけ全部いただいて、頭は５個残してしまいました。ごめんね。

  2005年08月12日

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• 鮎を食べました(3)　鮎は嫌いだったの

  鮎の名産地は、日本全国津々浦々、じゃなくて、里々流々（こんな言葉はありませんが）にありますよね。どの川の鮎も、それぞれ美味しいのだろうと思います。他人の土地を訪ねたら、自分の故郷の鮎を自慢してはいいけない、という話さえあるらしいので、ここで和知の鮎の自慢をとうとうとするのはいけないと思うのですが、何を隠そう、この鮎を食べるまでは鮎嫌いだったわたしにとって、やはり和知の鮎が一番なのです。そこらへん、さらりと見逃してやってください。夫の住む京都府北部を初めて訪ねたとき、「おいしい鮎を食べさせてあげる」と連れて行かれたのが和知でした。「・・・あの・・・わたし・・・鮎はあんまり・・・」と渋るわたしを無視（？）して、「とりあえず６匹！」と注文する彼。「わたし、たぶん、一匹しか食べられないと・・・・」「まあまあ、そんなこと言わんと（笑）」「・・・うん・・・」で、どうなったと思います？わたし一人で６匹食べました。おい、鮎嫌いだって言ってたのは誰だ！？というわけで、毎年、「今年は何匹食べるかな？」と楽しみにでかけるわけですが、今回は、わたしが７匹、夫は９匹でした。これが、証拠の写真です（笑）

  2005年08月11日

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• 鮎を食べました(2)　骨抜きにして食べるのだ！

  さてさて、焼きたての新鮮な鮎の食べ方でございます。ご存知ない方も多いようなので、解説させていただきます。何を今さら、と思われる方は、本日の日記は飛ばしてくださいね。まず、昨日の日記の写真のように、串に刺して焼いた鮎をお皿の上に乗せます。写真なんか撮っていると冷めますからやめましょうね（笑）鮎の頭から尾にかけて、寝かせた箸で身を押さえます。裏返して、同じように押さえます。さらに、腹を下にして、背中からも箸で軽く押さえます。これで、骨から身が離れました。身を押さえながら、静かに串を抜きます。尾をちぎります。箸で簡単に取れます。頭のすぐ後ろの部分に箸を入れて、身と頭を切り離します。（中骨はそのまま、切り離しません）これで準備が整いました。ここからが佳境でございますよ。右手の箸で鮎の身を押さえながら、左手で頭を持って、するりと引き抜きます。下の画像のように、見事に骨抜きになりましたらごかっさい！これは、活きた鮎を焼いてすぐならではの食べ方でございます。魚は苦手だという人が、これで鮎大好きになるという、奇跡の「骨抜き法」です（笑）

  2005年08月10日

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• 鮎を食べました(1)　今年の味は最高！

  毎年一度は食べに行きます。和知の鮎でございます。この鮎を食べると、「他の鮎は要らない」と思ってしまう、それくらい美味であります。今年も、遠方からこの鮎を食べたいと訪ねてきてくれた友人のおかげで、食べて参りました。京都府、由良川水系の鮎、特にこの和知の鮎は、ひじょ～～～～～～に美味であるということで有名です。ここは、活きている鮎を串にさして、自分でバーベキュースタイルで焼いて食べるという店。川の流れを眺めながらの最高のシチュエーションです。これが焼き上がり１匹目の鮎、一秒でも早く口に入れたいのをがまんして撮影。手がふるえていたかもしれません。いただきまぁ～～～～～～す！

  2005年08月09日

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• 味が判る人

  離乳食の瓶詰めがたくさん並んでいる売り場で、まだ小さい赤ちゃんを連れた新米お母さんに、少し大きい赤ちゃんを連れた先輩お母さんが話していた。「ああ、これ良く食べるわよ。最初はこれがお勧めかな。」「はい」（と、かごに入れる）「慣れてきたら、これね。」「はい」「あ、それから、他の食べ物をあげちゃだめよ。瓶詰めの離乳食食べなくなっちゃうから。」ええ？？？？？犬に決まったドッグフード以外を食べさせると、ドッグフードを食べなくなる、そういう話は聞いた事があります。でも、自分の子どもに、それはないんじゃないですか？と、思わず顔をじっと見てしまいました。そういえば、大学生の息子さんを持つお母さんが言ってました。「子どもにはおいしいものを食べさせようと、離乳食からいろいろ手をかけて育てたんですよ。でも、長男には、手をかけすぎたみたいで、もう味にうるさくてうるさくて。ちょっとインスタントで済ませようと思っても、食べてくれないんですよ。これじゃ、お嫁さんが困るだろうって、それが心配で・・・」自慢してるのか、グチなのか、なんだかよく判らないけど、そういう考え方もあるかもと、うなずいてしまいました。わたし自身は、あまり味にうるさい方ではないので、お腹いっぱいになれば、それでいいかな・・・料理は好きじゃないし・・・インスタントも冷凍ものも、全部ありでしょ、そういう考え方でした。この話をしたら、夫が言うんです。ちゃんと味が判るように育てるべきだと。夫はわたしとは違うんですね。まずいものを食べるくらいなら、食べない方がいいと思っているようで、とぉ～～～～～～～～～～っても、味にうるさいのです。まさしく「お嫁さんが困る」タイプ（笑）でも、おいしいものを食べたときには、人の１０倍も１００倍も幸福を感じるみたいで、たったひとつのおにぎりで、そこまで喜べるのかと、あきれるほど「おいしい、おいしい」と大騒ぎするんです。知人のギタリストが、素晴らしい「耳」を持った人で（と、言われていました。わたしにはよくわからない。）、ちょっとずれた音なんか聴かされると、「地獄のように苦しい」のだそうです。感覚の鋭い人は、凡人には解らない苦しみがあるんだな・・・と思ったのですが、その分、凡人には想像できない幸福も感じることができるんでしょう。どっちがしあわせなんだか、それはよく解らないのですが、何も感じない幸福よりは、たまに出会う本物を感じることができる幸福のほうが、やっぱりうらやましいかな、と思います。

  2005年05月26日

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• ソラマメ、わらび

  仕事の帰りに、いつもと違う道を通ったら、田んぼの脇に無人の野菜販売所をみつけた。もう昼過ぎだったので、空のざるがたくさん並んでいて、残っていたのは３つだけだったけれど、ソラマメの山が残っていた。いかにも自家用に作ったものが採れ過ぎたので・・・そんな感じのソラマメ。おいしそう～　ラッキー!!　と思って車を降りた。ひと山・・・あれ？値段が書いてない。「野菜の苗、３株で１００円」と大きく書いてあって、床に、ナス、トマト、トウモロコシ、ピーマンの苗が並んでいる。でも野菜の値段が書いてない。無人販売所の中をあちこち見回したら、お金を入れる箱の横に、小さく「１００円です」と書いてあった。ソラマメ、いつもスーパーで買うと、この半分で２００円はする。いいのかなぁ、でも、どれでも１００円なんだよね・・・と、１００円を箱に入れ、ビニール袋を一枚もらって、ニコニコと袋に入れた。いいでしょ？いいでしょ？田舎はいいでしょ？ちょっと若いソラマメは、とても柔らかく、最高の味だった。すごぉ～～～～～～～～くトクした気分。しあわせっ。帰宅してすぐ、思いついて、そのまま裏の土手でわらびを摘んだ。（まだ出てるんですよ、わらび）摘みたてのわらびは、あくも少ないので、そのままおひたし。かつおぶしと醤油で食べる。ああ、日本人でよかったな、と思ってしまう夕食。それにしても、日本人はあくの強い野菜、山菜をよく食べるよね、ひょっとして、少量のあくは薬になるのかな、などと言いながら。これで人間のあくを中和するとか？（笑）

  2005年05月10日

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• savage:どう猛な、凶暴な、未開な

  「動物の中で一番どう猛なのは人間だよ。　ジャガーでも、ピラニアでも、自分が食べるものしか殺さない。　食べもしないのに殺すのは、人間だけだからな。」　　　　　　　　　　　　　　　　　（あるブラジル人の老人の言葉）　　　　　　　どう猛：（英語）savage （ポルトガル語）selvagem南米ラプラタ河の上流に、ブラジル、ウルグアイ、パラグアイにまたがる大湿原パンタナールがあります。アマゾンのようなうっそうとしたジャングルではなく、ただただ広がる水と緑の原野です。ずいぶん昔のことですが、野鳥の研究をしている兄を案内して、このパンタナールを訪れました。世界のバードウォッチャーあこがれの鳥の楽園、そして、世界の釣り人があこがれる魚の宝庫、パンタナール。泊まったホテル（半分水上の小屋が並んでいる）に、ガイドというか運転手というか、仕事をしてるんだかなんだかわからない、一人の老人がいました。本名も、出身も、何もわからない。「でも、どうやら大学を出ているらしい」と噂される謎の人物です。こんな無口なガイドがいてもいいのか？というぐらい、いつも難しい顔をしているおじいさんでしたが、いつの間にかうちとけて、ぽつりぽつりと話をしてくれるようになりました。兄が鳥の写真を撮っている間、暇なもので、仕掛けを借りてドラードという魚を釣りました。５kgとか７kgとか、けっこう大きいドラードが３匹も釣れて（ビギナーズラック？）「これ以上は食べられないから、もう釣りはやめよう」と言った私にむかって、そのおじいさんが言ったのです。「動物の中で一番どう猛なのは人間だよ。　ジャガーでも、ピラニアでも、自分が食べるものしか殺さない。　食べもしないのに殺すのは、人間だけだからな。」毎日２０kgとか３０kgとか釣って、冷凍している釣り人たちを横目に、鳥を眺めるだけの私たちを、たぶん、ほめてくれたんだと思います。ドラード３匹は、当然食べきれる量ではないので、ホテルのコックさんに頼んで、その日の夕食に出してもらいました。「日本からおみえの、こちらのお客様からのプレゼントです。みなさま、ドラードのグリルをどうぞ」という支配人の言葉に、宿泊客から大きな拍手をもらいました。（いい気分でしたよ～）採って、食べる。捕って、食べる。人間も動物です。生きる基本ですよね。食べるために殺すのは、仕方ないと思う。でも、自然に向かって「ちょっとだけ下さいな」そう言って、食べる。そういう気持ちを忘れたくないと、あのおじいさんの顔と声を思い出して、思うのです。戦争については、言うまでもありませんよね。

  2005年04月24日

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• わらびを摘んできました

  まだ少しだけですが、わらびが顔を見せていたので、摘んできました。今夜のお味噌汁に入れる分だけ。家の裏の土手にわらびを見つけたら、向こうの川の堤にもたくさん出ているはず。散歩がてら、「今年のわらびはどうかなぁ～」と、見に行ってきました。スギナの群落の隣に、去年と同じ場所に、今年もありました。わらびは陽当りのいい斜面が好みのようで、夏場に草刈りをしてある川堤に生えています。去年の台風で、氾濫しそうになった川です。河原の様子はずいぶん変わっていましたが、川堤のわらびを見てほっとしました。単なる食い気ですが（笑）ブラジルにも「わらび」がありました。ミナス・ジェライス州（内陸の州）にバス旅行をしたときのこと。２世の女の子たちが「あっ、ワラビ、ワラビ！運転手さん、バスを停めて！」と叫びました。（ワラビ以外はポルトガル語です）一緒にバスを降りて土手に行って見たのですが、わらびとはほど遠い、おばけのようなシダ。人間の背丈ほどもあるシダの、先っぽを３０センチほど摘んでいるんです。親指ほどの太さ。（ええ～、こんなの食べられるのかなぁ）と思いながら、一緒に摘みました。帰宅して、ゆでてみたら、なんとなんと、本当にわらびなんです、味が。ブラジルでわらびを食べるなんて、思ってもいませんでした。ブラジルに移住した日本人は、日本の懐かしい味を求めて、いろいろな工夫していました。ハイビスカスの一種のつぼみを塩漬けにすると梅干の味がするので（歯ごたえは福神漬けみたいですが！）その花を「ウメ」と呼んでいました。田舎で「セリ」のおひたしをご馳走になって「ブラジルにもセリがあるんですね」と言ったら、ゆでる前のお化けのような葉っぱを見せてくれました。ギョッとするような大きなセリでした（笑）いろいろ試してみたんでしょうね。その勇気と努力に脱帽しました。日本語をあまり話さない２世の女の子たちにとっても、「わらび」はきっと、おばあちゃんの味として生きているんでしょう。次の世代へは伝わっていくのでしょうか。

  2005年04月22日

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• ピーマンがふたつ残ったのですが

  ピーマンの肉詰め（とりひき肉または牛ひき肉を詰めて焼くだけね）を作っった。たくさん作ってね、という夫のリクエストで、ピーマンを２袋買っていつもより多めに作った。そうしたらピーマンがふたつ、余りました。翌日、味噌汁の具をさがして冷蔵庫をあけたら、ピーマンがコロンと居るじゃないですか。まあ、ダメだろうなぁ、と思いつつ、ダメ元で聞いてみました。「ピーマンの味噌汁、どう？」「ええええええ、それだけは止めて！（笑）」だよねぇ、やっぱり、ダメって言われると思った。（苦笑）実は、ピーマンの味噌汁は、わたしの母の好物で、わたしにとってはおふくろの味なわけです。でも、誰に話しても、怪訝（けげん）な顔をされるか、「げっ」と言われるか・・・今まで、ただの一度として、「ああ、ピーマンの味噌汁、美味しいよね」と言った人はいません。もしも、もしも、ピーマンの味噌汁が好きだという方がいらっしゃいましたら、コメントくださぁ～～～い。同好会作りましょう（笑）=======おまけの英語・ポルトガル語コーナー====================ピーマンはフランス語の piment（ピマーン、唐辛子の意）から来ています。ポルトガル語では pimenta（ピメンタ）と言えば辛い唐辛子で、ピーマンは pimentao（ピメントン＝大きな唐辛子）と呼びます。英語ではピーマンはa bell pepper // a green pepper ですね。ピーマンの味噌汁なら、miso (bean paste) soup with green peppers でしょ、たぶん。

  2005年04月16日

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• 新作ラーメン秘話

  夫が朝起きて、夢を見たと言う。どこだかわからないラーメン屋で、わたしと二人、ラーメンを食べた夢だとか。それを聞いて、わたしは吹き出してしまった。食べることに目の無い夫は、食べる夢をよく見る。普通、食べる前に目が覚めそうな気がするのだが、ちゃんと食べてしまうらしい。いずれ歳をとったら、きっと、「ご飯はまだかぁ・・・ご飯はなに食べるん？」と１０分おきに聞きに来る、うるさいじいさんになるだろうと、自他ともに認めるほどなのだが、その夢の描写がまたあきれるほど細かい。「塩ラーメンを１杯ずつと、焼き餃子を３人前頼んだんだよ。」《二人でその量はちょっと・・・》「それにシュウマイも頼んであったんだけど、蒸すのに時間がかかっていて、夢の中では食べられなかったんだ。」と残念そうに言う。《この人、まだ夢の中にいるんじゃないの・・・》「それでね、それでね、その塩ラーメンが、ピリカラでおいしかったんだ。」《ええ～、夢の中で味なんかないでしょ・・・》「味はしないけど、おいしいっていうのは解るんだよ。じな♪も辛い辛いって言いながら、食べてたじゃないか。」《食べたじゃないかと言われましても、ねぇ・・・》そのラーメンは（ラーメン屋で食べたにもかかわらず）「サッポロ一番・塩ラーメン」の味で、上にニンニクねぎみじんが乗っていて、一味唐辛子を一振りして食べたのだという。その描写の具体的なこと、驚くばかりだ。作り方もだいたい想像できると言う。ついに翌日、このラーメンを再現することになった。ひとの夢をレシピに料理するなんて、生まれて初めての体験。＜材料＞二人前インスタントの＜サッポロ一番・塩ラーメン＞２袋ニンニク　一片長ネギの白いところ　１５センチゴマ油　大さじ１ぱいフライパンにゴマ油を熱し、みじん切りにしたニンニクとねぎをさっと炒める。塩ラーメンは、水を３０ｃｃ控えて濃い目に作り、できあがったラーメンにニンニクねぎみじんを乗せる。添付のゴマは、袋の上から胡椒のビンの底などで軽くつぶしておき、上にかける。一味唐辛子はお好みで。（わたしにはニンニクの辛味だけでじゅうぶんだった）さあて、お立会いお立会い！！おいしいかったんです、これが。うそじゃないって。正真正銘の「夢のラーメン」です。どうぞおためしあれ（笑）（タイトルにいつわりありでしたね、「ラーメン秘話」ではなくて「ラーメン笑話」でした。ごめんなさい）

  2005年02月14日

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• 大根おろしで年越しそば

  本日、寝坊して起きたら雪が積もっていました。やっと書き上げた最後の年賀状を、出しに行くのをためらっております。意気地なしです。テーマの「我が家の年越しそば」のご紹介です。住まいは京都府の北部ですが、この年越しそばは、夫の祖父の出身地、福井県のどこかのものではないかという話です。大根おろしを山のように、本当に山のようにすりおろしておきます。汁もろとも大き目のどんぶりに入れて、青ねぎ（九条ねぎがベスト）の小口切りを加え、醤油と、濃い目のこぶだし（なければ味の素）で味を調えて、混ぜてしまいます。（美しくありません）そばは釜揚げで、ゆでたものをザルで湯きりして、暖かいままどんぶりに入れます。１人前は少なめにしておかわりするほうがおいしいです。ここへ先ほどの大根おろしをドバっと乗せて、かつおぶしを山盛り乗せて、お好みで一味唐辛子を加えて食します。こんな年越しそばは見たことも聞いたこともなく、初めてのときはショックだったのですが、今や毎年これに決定しております。お酒を飲む人には特にお勧めです。この年越しそばをご存知のかたがいらっしゃいましたら、地方など教えていただけるとうれしいです。よろしく。みなさま、どうぞ心穏やかな新年をお迎えくださいませ。

  2004年12月31日

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• 夜食に、たまごとじラーメンはいかが？

  インスタントラーメンで、はまってる食べ方です。　　受験生の（もちろん自分ひとりでも）お夜食にどうでしょ。ちょっと驚きの作り方なんですが、ぜひぜひ試してみてくださいな。材　料：明星チャルメラしょうゆ味（これ以外は不可）たまご１（または２）作り方：指定より５０ｃｃ少ないお湯（４５０ｃｃ）を鍋に沸騰させ麺を入れる。少しほぐれたら、粉末スープを入れて混ぜる。（スープは最後に、という指示は無視するのです）しっかり沸騰したら、たまごを直接割り入れて、急いでおはしでガチャガチャとかき混ぜる。当然スープは濁りますが、気にせずに混ぜていると、たまごが固まってきます。スープの濁りがなくなってきたら、ハイできあがりです。濃い味付けがお好みなら、このまま。薄味好みなら、ここで５０ｃｃのお湯を足します。う～～ん、メーカーの人が聞いたら怒るかな？という感じの作り方ですが、ほんとにおいしいんですよ、これが。主人のおばあちゃんの考案だそうです。おばあちゃん、ありがと～～～　^^

  2004年12月05日

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