都立入試採点ミス問題その3
今回採点ミスが発覚した都立高校の多くが、ハッキリ言ってしまえば偏差値的に中位から下位のランクの高校ばかりです。もちろん、自校作成校でも新宿高校などで採点ミスが発覚しました。先日、新宿高校の全校集会では、高2・高3生からかなり厳しい質問が校長先生に飛んだそうです。しかし、全体として見ると、学力中位から下位の都立高校で採点ミスが多発しています。こうなると、先生方のモチベーションを疑わざるを得ません。果たして、採点者の先生方に生徒の一生を左右しているという自覚をあったのが疑問です。自校作成校の先生方は自分たちで作った問題ということもあり、採点が入念です。数学などは部分点を含め、1つ1つの答案をかなり細かく見ます。某自校作成校では、1人の答案を同時に5人の先生で採点しているのです(現場の先生から直に聞きました)。そのくらい入念な採点作業を行っています。これは先生方のモチベーションも大いに関係しています。自校作成校は、大学合格実績を出さないと進学重点校からはずされる危険性もありますし、そういう意味で先生方も必死です。何より校長先生が必死で(笑)、自校作成校の校長先生で教員生活を終えることができれば、その先には天下り先と素敵な老後が用意されています。給食委員会理事長の椅子、修学旅行委員会理事長の椅子、私立高校の理事長の椅子、各市町村教育委員会のry・・・エトセトラ・・・(というか、ここまで書いて大丈夫なのか・・・)というわけで、自校作成校の先生方は大変モチベーションが高いのです。一方でそうでない高校の先生方のモチベーションは高くありません。それどころか、ニュースになっていないだけで、各高校では実はいろいろな問題が起こっています。たとえば、ある学校の教頭先生の靴に●が入っていました。そこは生徒が入れない場所ですから、犯人は間違いなく教員です。たとえば、ある学校のトイレでは●●が行われていました。そこも生徒が絶対に入れない場所です。やはり犯人は教員です。たとえば、ある学校では先生同士で、な●り合いが行われました。(というか、ここまで書いて大丈夫なのか・・・)新学期が始まる前、ツイッターで「明日から新学期。嫌だな~」と呟いていた人のほとんどが生徒ではなく教員だったというデータもあります。とにかく、先生方は病んでいるのです(キッパリ)。とてもではないですが、日常の仕事が忙しすぎて、丁寧に入試の採点をしているとは思えないのです。※なお、都教委は、問題のあった教諭や、式典等で君が代を歌わない教師などは、養護学級に集めるという方針をとっています。養護学級で問題が起こりやすいのは、こうした背景もあるのです。(というか、ここまで書いて大丈夫なのか・・・)今年の都立入試は、理科の出題ミスから始まり、問題が続出しました。思えば、昨年、国分寺高校の国語で盗作が発覚したあたりから何かおかしな流れになっていた気がします。現場はすでに悲鳴を上げています。この状況下で適正かつ適切な入試が行われるとは到底思えません。今後は第3者機関のチェックも含め、精度の高い採点が行われることを望む次第です。(あとは私が誰かに背後から刺されないことを望むかぎりです)