華麗なるタクヤその2
昨日は極寒の一日で。ビデオに本に、と視覚を駆使で楽しい気分にしてました。バカのひとつおぼえ、のバードマンはお休み。ひめさん推奨の「007」を何年ぶりで見てみます。するとオープニングのタイトルに「We are SMAP」と入ってる。私はそれを見ただけでずっきんとやられてしまうのでした。 さて。先日記した華麗なるタクヤ。やっぱりどっと疲れてしまい、もの悲しくなるのは何故だろう。だから白い巨塔になぞらえて私の記憶を記したいです。今から30年ほども前になる。田宮二郎さんが演じる医師は本当に鬼気迫るものでした。そして役に入りすぎ、精神を病まれた田宮氏は最終回を撮り終えた直後にご自身で命を絶たれました。だから私たちが最終回を見たのはご本人が亡くなられた後でした。家にもビデオがありますがなかなか気軽には見られない。子供心に殺気だって異様なドラマだと思ってみてましたそしてそのあまりにも存在感の凄すぎた田宮氏は「白い影」にも「華麗なる・・」にもその両方に出演をされてました。だから私は山崎作品、というとどうしてもあえて「濃い」「くどい」田宮さんのおどろおどろしい演技を思い出し、だから時代が変わって私は大人になってよりによって私の好きな二人がそれを演じてくれるのが不思議です。だからやっぱり二人は本当に鏡の裏返しで。白い巨塔の医師に似せては中居の冷淡な演技を思い、木村の悲しい目線を思ってやっぱり二人が好きだなあと。そして私がイメージしてるあの田宮さんの演技の恐ろしい感覚が制作発表もまだというのに貴方の背後から来る様で何だかとっても怖いのでした。ライブDVDまであと40日。白い巨塔。砂の器。読んだ後にすがすがしい気分、などとは反対のとても苦しいキモチになる。誰も悪くない、でもああなってしまったのは運命だった。みんなが一生懸命だったけど運命や宿命は変えられなかった。そんな凄い話の中にダックテールの可愛い髪でタクヤは飛び込んで行くんだね。素直に頑張ってほしいです。早く貴方が見たいです。