はじめてのチュウ
まずはじめに。雨が続いて陽も照らなくてトマトが停滞していますが。代わりにピーマンが伸びて伸びて収穫するのが楽しみなのでした。さて先週。ヤマトのDVDが届きました。ゴローさんの刺客のDVDに続いて。友達にプレゼントでおねだりしてたのでありがたく頂いた私でしたが。以前もそうであった様に。収録されていないからこそ大事な現地でのあれこれが。映像を改めて見る事で自分の頭の記憶がぼこぼこ甦ってきています。収録が切れているその「後」のいろいろ。 マイクを通していない息使いや見送って伏した目のやり場。そしてタクヤの後ろで真っ白に顔がぼかされた私と友達は。今後こういう処理がされるのはいい事だなとつくづく思い。そのぼかされた顔で見てた逐一を、ひとつずつひとつずつ思い出して懐かしい気持ちで見てたのでした。ところで。記憶といえばタイムスリップ。日曜のJINのラストが今も引きずる感じでよかったです。離してしまった手。そのまま二度と会えない別れ。だけど150年を経て成就していたお互いの大事な大事な気持ち。うちはまさかの夫がかなりのぐずぐずでした。それは男のくせになのか男だからこそなのか判りませんけど。あいつらあんなに好きなのにキスもしてなかったんだぞと。次の日も次の日も。好きなのに。好きだったのに。キスもしてなかったキスもしてなかったと呪文の様なエンドレスで。そして自分の部屋で何かごそごそしてるみたいでしたが。鼻歌で聴こえてきたのが嘘みたいな「はじめてのチュウ」。一体どうしたんだ大人のいい男がドラマごときで受けたこの感傷は。だから。かつての。はじめてのチュウを。聴きたくなって引っ張り出して本当に久々に見ていました。スタンドカラーの内側ですくめたタクヤの首。マイクに近づいた唇に長いサイドの髪がかかる。見えそうで見えないその唇を背伸びして会場で見てた事。ああーそうだったそうだったの懐かしいあの時。いろんなレコーダーが増えた今となっては。ビデオデッキは2階に接続で大きい画面では見れないけども。めくった袖も前開きのジャケットも昨日の事みたいに思い出してました。